ミライ派野郎

森山未來とその周辺を果てしなく気持ち悪い感じに追いかける桐の日々散々。

雑誌掲載 クイック・ジャパン No.86

 未來さんへの直接のインタビューはないし、写真も撮り下ろしはないけれど、「未来は今」の特集が組まれているクイック・ジャパン、本日近場の本屋さんで見つけました。p8にウーファンさんと並んでの、ポスターなんかにもなったあの写真が1ページ、そしてp65から10ページに渡って、特集記事になっています。モノクロページで、差し込まれる写真は「未来は今」の場面写真だけど、これは…この記事を書いて下さった筆者の方に、この特集を企画した編集部に、掲載して下さったクイック・ジャパンに、感謝します。あまりこう、云う言葉がありません。読んで下さい、そしたらわかるから。
 「未来は今」の誌上上映、という感じでもあり、その合間にチーフディレクターと、番組のディレクターのインタビューというかコメントというか、言葉が挟まる形の記事になっています。実際の放送を見ていない人でも、かなり番組の雰囲気が伝わる作り。というか、この番組を説明している記事が、文章が、良いのです。下手したら、頭うわーってなりながら実際の映像を見るよりも、描かれている・捉えられている情景を正確に「見せて」くれているかもしれない、くらい。
 制作サイドによって語られる、番組への思いや迷い、葛藤、それでも「伝える」という意思。森山未來というひとりの、震災体験を持つ、でもそれに伴う痛みの記憶はなくて、それでも神戸を愛している青年の、三日間の心の揺れ動き。傍で見守り、カメラを回し続ける側から語られる彼の様子は、本人の口から語られる以上にもしかしたら、番組制作としての視線が冷静な分、ある意味冷酷なほど、赤裸々で剥き出しで生々しくて、読んでいて息苦しくなる。そうやって作られる「番組」というものが、ひどく恐ろしいものにも思えてくる。
 それでも、「伝える」ということに対する思いが本物であるのは、伝わってくるから、番組ひとつにあそこまで翻弄される未來さんの心も姿も、痛々しくて苦しいけど、それ以上にその翻弄ごと「伝えたい」という思いがあるのがわかるから、やっぱり、この「未来は今」という番組は、とても…大切です。来年のドラマも、戦々恐々としつつも期待しているので、どうか! どうか全国で同時に見られる形で放送して頂きたいです! 結局はそこか!
 冷静でありながら、とてもシンパシーを感じるテキストなのは、筆者の方も未來さんと同じような状況だったから、なのかな。この人だから、この記事になったんだ、ととても思います。その巡り合わせにも感謝したいな…。この文章を読めて良かった。
 最後に未來さんが、自分の言葉で締めくくったナレーションの、手書き原稿の写真が載っています。何度も書き直され、消されて足された鉛筆書きの見慣れた文字が、何だろう、宝物みたいに思える。最後の一言に、迷いが全くないのも。
 あとは全然関係ないことを(笑)。
 このね、表紙巻頭特集の「銀魂」、やたらと弟が「面白いから!」とオススメしてくれてたんですよ。で、この前会った時に、ボウイさんが出演している映画を焼いてもらったんだけど、その続きに「俺のセレクションを入れておいたから見ろ!」と。云われていたのを思い出しまして。そういや銀魂っつってたなーと、旅の支度などしながら流してみたのですよ。あ、アニメです。特集されてるのはマンガの方ですよね。
 そしたらば、弟セレクションは、雑菌が可視化して「風の谷のナウシカ」になる話と、禁煙が厳しくなって「ドラゴンボール」になる話と、延々とゲームの「モンスターハンター」で最後がドライバーな話と、あと開始5分でエンディングテロップが流れる話、という…え、銀魂っていつもこうなの? それとも弟セレクションがオカシイの??
 とりあえず面白かったんですが、弟の「面白い」判断基準がわかったようなわからないような、何でこのセレクション??という…おねえちゃんわかんないわ。パクり=オモシロなのか?
 ちなみにボウイさん出演の映画は「ハンガー」という吸血鬼もので、正直とても面白くなかったです。…いや、ある意味面白くはあった…かな? ある意味な?? でも、もっかい見るならハンガーじゃなくて弟セレクトの銀魂見ます(笑)。