ミライ派野郎

森山未來とその周辺を果てしなく気持ち悪い感じに追いかける桐の日々散々。

エシレ・リベンジ

 前回、丸の内ブリックスクエアOPEN初日だか2日目だか、に行ってしまい、仕事後の18:00過ぎには売り物が何もない状態で閉店してしまっていたフランスの発酵バター屋さん「エシレ」、就業時間2時間で定時退社してしまった無駄に元気な状態だったので、あとせっかく都内まで出かけたのに2時間仕事して帰るのも何だかもったいない*1、というわけでリベンジしてみました。そろそろ、夕方でも多少何か残っていると聞いたので。名物のクロワッサンやケーキは午前中に完売らしいですがエシレ・メゾン デュ ブール。ブールというかぶぃゅーるというかbeurre。euの発音はウの形の口でイと云う、と学生時代に習ったのを懐かしく思い出しますÉCHIRÉ MAISON DU BEURRE。


フランスA.O.P伝統発酵バター「エシレ」
 台風だったし空いてるかなーと思いながら、突風吹きすさぶ丸の内をよたよた進み、キャス・キッドソンを覗きつつエシレに到着。強風の中、それでも数人の列がお店の外にありました。がすぐ入れたー。売り物は焼き菓子ちょっととバターのみ、クロワッサンやらケーキやらあとその他のお菓子*2はすでに完売。でもわたしの狙いはバターとポーション用のココット*3なのでとりあえず良いのです。
 お店も小さいので、あっという間に外に列が出来てしまうのは仕方ないのねー。ココットは白くてロゴ入りのが欲しかったんだけど、色付きのものしか残っていなかったので残念ながらパス。有塩バター*450gのポーションを、カゴ入りのにしてみました。あとフィナンシエとマドレーヌを買ってみましたよ。50gポーションのバターが500円ちょっと、焼き菓子はひとつ300円ちょっと、くらいかな。安くないです。ないですが、手の届く範囲内での贅沢というか…万世の上の方のすき焼きは手が届かない贅沢だからさ…。

 マドレーヌいっこ食べちゃった後なので、3個しか映っていません(笑)。
 焼き菓子は、「マドレーヌ」「フィナンシエ」と聞いて思い描くイメージより一段二段くらい、色黒です(笑)。こんがりしてるのー。でも、周りがカリッサクッと香ばしくて、中はしっとりもっちり、フィナンシエは絶妙にねっとり、でもしつこくなくて、味は甘めだけど口溶けが良くて…そしてバターの風味が! 美味しかった!
 そして本命のバター。ちょうどおうちにパスコのイングリッシュマフィンがあったので、フォークでばくばくと割り開いてトースト、両方の内側にバターを塗って頂きます。エシレのバターは発酵バターなので、雪印のバターに比べると色白でクリーミィです。バターナイフで掬うと、するんとほぐれて、固いんだけど、何だろう、粒子が細かい、組織が小さい感じ。ナイフで削るんじゃなくて、正に掬う感じです。で、溶けるとさらっさらなの! べとつき感ゼロなの! 金色の雫となって滴るの! パンに良く染み込んで…これはステキですよ。口に入れると、すぅっと消えて、鼻にふんわり抜けるバターの香りがたまらない。有塩を選んだので、ほのかな塩味も美味しい〜。トースト何枚でも行けてしまう。ていうかこのバターに見合うパンで食べたい。いやむしろアレだ、焼き芋にもりもり盛って食べたい。どんな贅沢な焼き芋だよそれ。50g何て焼き芋1本で完食だろうよ。たっかい芋だなぁ!
 幸い、サツマイモもないので、贅沢焼き芋にはならないと思います。パンに塗って食べるならそんなに大量に使わないので、しばらくちびちび堪能します。鼻に抜きまくります。むふー。

*1:仕事です

*2:何か色々あるらしいです。見たことないけど!

*3:バターを入れる陶器の器

*4:有塩と無塩があります