ミライ派野郎

森山未來とその周辺を果てしなく気持ち悪い感じに追いかける桐の日々散々。

「ネジと紙幣」ビール5杯目(昼)

 初のマチソワでした。いや…これマチソワはうん、ちょっと…辛いね…。重いね…。観るけどね…。
 マチネ後に、dさんといろいろお話できて楽しかったです。有意義でした。ほんとゆきちゃん…それ追っかけてもどうにもならないよ…捕まらないよ堂々巡りだよ…。
 
 
 

  • 桃子の「笑顔、笑顔、どうして笑顔!? どいつもこいつも不幸なくせに」と、ベンチに座った行人の「バレてんだよ、どいつもこいつもバレてないって面で歩いてっけど」が重なる。
  • うんこ話のゆきちゃんがいたたまれないしょっぱい顔してて可愛いです。
  • 久留美は行人のオンナかどうか談義をされている間もしょっぱいお顔のゆきちゃん。
  • 立て直した小屋がどうにも心配な感じでした(笑)。直っ…てる? 大丈夫?(笑)
  • 「信じて、くれるよね…?」て行人に迫る久留美が上目遣いで可愛かった(笑)。
  • 永太郎に「ケンカなんかして」と云われた瞬間、行人の表情が変わる。
  • ゆっくり立つ行人と、ゆっくり座る桃子の対比が良いです。
  • 花火大会から始める栄太郎…てことはやっぱり、赤地の件を知ってたっていうか疑ってたんですよね、あの時点で。
  • お互いにとって幸せな道の先が、良い出会いの末路が、アレか…と。冒頭から胸が塞がれる気分です。
  • 作業着、「兼坂部品」て胸に刺繍が入ってる! オレンジ色で!
  • 桃ちゃんちの作業着にはカタカナで「テルウチ」って入ってました。紺色で。
  • 納品ステップは愉快な方。
  • マイナスイオンを栗尾にぶっかけて、「からだにいいんだよ」とにっこりするゆきちゃんが…悪いのにすんごくかわゆいにっこりで…困る。
  • ゆきちゃん焦げ茶色のズボン、右膝に穴が2つくらい空いてました。
  • 下手の機械は「卓上ボール機」。上手のもボール盤ですよね。栗尾さん穴開けてるし。
  • 「バカにされないクルマですカ?」も、すんごい可愛い顔で栗尾を覗き込んで云うの…。
  • 赤地が黒板に残した「meet キル」の文字が…赤地と行人の関係性だけど、桃子と行人の関係性でもあるように見えて…殺し合いの出会いでもいい出会い? 桃子は行人のことを、ラストが殺し合いでも「いいヤツだったなぁ」て振り返る?
  • 野間口さんの左肘に絆創膏が…怪我もするよね…。
  • 5時になって部屋に上がったゆきちゃんが、畳の上で立ち止まって足の親指を気にしてた。何か踏んだ? 痛かった?
  • 兼坂家の居間、奥の壁に並ぶ棚の上手側、上に写真立てがふたつ並んでいます。どっちにも、白い犬の写真が。むくむくっとした和犬雑種白、みたいな子が。ゆきちゃんちで昔飼ってた犬でしょうか。もう死んじゃったのかな…でもきっと、用水路に流されたゆきちゃんをワンワン吠えながら見てたよね(笑)。てるちゃんも一緒に落ちたのを、泣きじゃくるももちゃんにリード捕まれて、吠えてたよね。
  • お父さんと和佳ちゃんのシーン中に、ああ今ゆきちゃんはお風呂入ってるのか…と思ったら何かどっかに行きそうでした。意識が。わたしも1日1発殴られるべきですか。
  • 額に入った感謝状は東京消防庁からの、防災の感謝状でした。2枚とも平成18年だったよーな(笑)。
  • 右踝内側にカサブタが。
  • 殴られかけて思わず避けちゃうゆきちゃん、「ごめん! ちょっともいっかい! 心の準備が!!」
  • 和佳ちゃんのファイティングポーズが可愛いです。殴られる方はたまったもんじゃないでしょうが(笑)。
  • つまみのスルメ*1が固そうで! ゆきちゃんがぶっちん!と噛み千切るのが、何か見てて心配になります…歯とか…いや未來さんの健やかそうな顎は何ともないでしょうが。
  • でも美味しそうです。
  • けっこう大きめの一切れをもぐもぐと口の中にしまって、土下座スタンバイしながらもまだもぐもぐしてたので、セリフに間に合って咀嚼嚥下できる!?とどきどきしてたら、すらっとセリフに入ったので、おお〜飲むの早いな〜!と感心したのですが。お母さんに遮られて、土下座もっかいしてからやんなっちゃって土下座解除した頃からまたもぐもぐし出した(笑)ので、どっかに隠してたんだな!と。頬袋か!
  • 「俺、これから…」て手のひらを段々に積み重ねるゆきちゃん。これから、何て云おうとしてたんだろうね?
  • ゆきちゃんの執拗なまでの手洗い、グリスで黒くなった指に対する嫌悪、てるちゃんにも桃子んちでも云う「くさい」、ああゆきちゃんこれまで全く工場の仕事に触れて来なかったんだなぁ…。
  • パンツはハートなし。
  • 下手側の棚にある「エーゼット」て何だろう(笑)。→オイル・グリス関係のメーカーさんのようです。ブレンド用の容器とかもあるようです。なるほろー!*2
  • 久留美は強いよね。あいつが悪い、て云い切ることの痛みを含めて受け止めて、あいつが悪いと断罪する。ほんとはいいヤツ、とか、あんなことするようには見えない、とか、タイミングとか廻り合わせとか、耳当たりのいい言葉でくるんで罪悪感を軽くしようとしたりしない。
  • 久留美ちゃんは行人の両親がちゃんと在宅なのを確認しに来てたんですねー。赤地がいるのも確認済みだったんですねー。
  • 「急激に腹減ってきたろ?」て云う赤地にゆきちゃんが「えぇ?」て低く答えるのを赤地が真似して「えぇ?って、俺の為にみたいな顔してっけど、お前自分の生活費取ってくるつもりだったんだろ?」みたいになるところ、赤地が真似しなかった。何かちょっと詰まってました。
  • 桃子の工場に現れる行人。「あっつい…」と仰け反って、両腕が軽く伸びするみたいに上がりかけた。
  • 治療が滲みるゆきちゃん、「もーちょっ、そのー! 何つーか!」…優しくして下さい、ですよね(笑)。
  • 脇から封筒突っ込まれるてるちゃん、「うっはっはっ!」だって(笑)。もうてるちゃんはイケメンで声が良くて仕事もできそうでケンカも強そうで優しくて正義感強くて背が高くて足も長くてしかもちょっと可愛いところもあって…。ゆきちゃんがんばれ。
  • 血が繋がらない父子でも似るし、夫婦も似るし。…ゆきちゃんは…お父さんと似てるところはなさそうで…。
  • ああもう永太郎さんがいらん事云わなければ、あの封筒が桃子の手に渡ることもなかったのに、そしたら少なくとも桃子は殺さずにすんだのに…!
  • …ていう、「始まり」を探してしまう芝居なんだな。でも、その始まりにはまた始まりがあって、そうしてどんどん結果からは離れていって…あの時ああじゃなければ、あの人がああしなければ、をどんどん辿ったら、行き着く先は「生まれてこなければよかった」になってしまう…。
  • 始まりを探す、って、誰かのせいにする、ことに…イコールではなくとも、近いですよね。今、こうなっているのは、自分がこうなるべく動いたから。自分の責任、自分の選択。…そう思えないのが行人の弱さ、甘さ、だったのかな…。
  • 桃子の封筒の「証拠」。昨日は、自分というよりは行人の、身の潔白の「証拠」として、手付かずで残しておかなきゃならないもの、と書いたんですが。今日は、永太郎が「桃子が行人に犯された」と云ったのか?と問う行人に桃子が答える、「云ったから…ここにコレがあるんでしょ?」というセリフに引っ掛かりました。てことは、永太郎が桃子に不貞の嫌疑をかけた「証拠」…とも取れるわけで…桃子がそんなことの証拠を、何に使うつもりなのかはわかりませんが。
  • ほんと、汚れた靴を見つけるまでは、どうやってもゆきちゃんに勝ち目はなかった…のになぁ。ゆきちゃんが桃子に勝てるわけがなかった、のになぁ。少なくとも、出て行くつもりになってたのになぁ…。
  • 靴の汚れを拭きながらの「取れねぇぞ、どうしてくれんだよ!」に叩きつけるように飛ぶ桃子の「早く履きなさいよ!!」、これで完全に沸点突破しちゃった…ような。
  • マイナスドライバーかな、それにしちゃ持ち手*3の根本が、木槌で叩くようになってるなー…なんて思っていたのですが、もしかしたら細めの鑿? なの? でも金属加工系の工場に鑿はあんまり落ちてない…よねぇ。やっぱり太めのドライバーなのかなぁ。それにしちゃ刃になってたような…。
  • 「なんにもないの。ずーっとずーっと、おんなじよ」…赤地にも同じこと云われてたなぁ…とぼんやり思いました。いくら待っても何にも出てこないの、何にも持ってなかったんだねぇ、って。
  • …ちょっと、100%栗尾さん、のくだりを思い出した…。
  • 「あんたもうダメだ」って、桃子にだけは云われたくなかったというか…桃子に云われたら、もう後はないというか…最後の砦だったのに。
  • 血と油にまみれて床を這いずり逃げる桃子を見下ろす行人の目が、透明で、何の表情もなくて、何も映していない空虚さで…怖い、けど、絶対的に美しかった。
  • 凶器を投げ捨てるでなく、工具箱の中にそっと置くのが…凄い。普通に戻してるのが何か、凄い。
  • ロッカーに返されてる行人があげた服たち、全部綺麗にたたみ直されてるんですよね…栗尾さん…。
  • 栗尾も赤地も、行人を全然見ていない。栗尾は「こっち見んな!」て云われてから目を上げないし、赤地も携帯探しに夢中で、血に染まってる行人には気づきもしない。誰も行人のことを見ない。
  • でも、兼坂部品の作業着羽織った行人の、白い白い首に、うっすらと掠れた血の指の痕が付いていて、すごく綺麗だった…。

*1:前はサキイカだったような

*2:ものすごくどうでもいい

*3:グリップが!