ベーグルって何だかもそもそして喉が渇くイメージで、あんまり好きじゃないと思っていたんですが、でもクリームチーズは良く合うね美味しいね! サーモンとかアボカドとかも合うんだね! 口開くのが大変で若干顎が痛いけどね!*1
ベーグルで腹ごしらえしてマチネでした。上手側2列目、初めて上手側から観たのか。なかなか見通し良いお席でした。セットの関係で、角度的に見える・見えないが、席によって色々出てしまうので、なるべく色んな席から観たいですね。2階からも一度くらい観てみたかったなぁ。
昨日分の宿題をやり残してますが*2、本日マチネを先に。ちょこちょこ小さなハプニングがあった回でした。
- 今日観ていて何となく、和佳ちゃんは行人の、赤地襲撃計画も最初から知ってたのかなー、なんて思いました。もちろん、赤地という人間は行人も実際に襲撃するまで知らなかったし、赤地という男を知っていたわけじゃないけど…でも、入れあげてるキャバ嬢の別の男を、花火大会の夜に、ボート小屋の前で待ち伏せて襲う計画、は知ってたんじゃないかな、聞こえてたくらいで聞いてたんじゃないかなー…と。小屋の前で桃子に、最初に「ゆきちゃん見た?」って訊くのとか、何となく暗い表情とか、桃子と一緒に待っていようと云ってみるのとか…いや、東本さんとこに行きたくないだけかもしれないけどさ。
- ていうか和佳ちゃんは東本さんのこと、本当はそんなに好きでもない…んだろうね。和佳ちゃんは本当はどうしたかったのか、わからないんだなー。その辺考えるのを、放棄しちゃってる感じもする…。
- ゆきちゃんのビーサンの鼻緒はヘビ柄ですか? 何か変な柄…(笑)。
- 最初のハプニング。桃子が振り回す木刀を木刀で受ける行人、受けた木刀が折れて「折れちまったじゃねーか!」ってなるハズが…折れない(笑)。んっ?ってなって、ちょっと振ってみたりする未來さん、でも折れない。どーする!?と思ったら、桃子がもう一回叩いて、それで無事(?)折れました。よかったよかった(笑)。
- 木刀が気に入らない草太が、看板見つけてきた時のゆきちゃんの「なにそれ」が可愛いです。
- 道也と草太の「久留美は行人のオンナかどうか」談義(笑)を遮るゆきちゃんの「よぅし!」がすんごい裏返っていて可哀想で可愛かったですよ。
- ボート小屋の中でこちょこちょじたじたしてる3人が可愛いったらない。バカだ。
- ゆきちゃんのお尻絶好ポイントでした。
- 上手側の席だとボート小屋倒壊騒ぎが、下手側の席だと久留美と行人の舌戦が、メインに見えてくる不思議。今日は上手だったのでボート小屋チームでした。小屋立て直してる草太と道也とあと桃子を、「がんばれー☆」ってのんきに応援してる赤地もタマラン。
- 久留美ちゃんの巾着、転んで落とすやつ、金魚の形しててすんごい可愛い。あれほしい。
- そして久留美べそかき中の桃子の顔が秀逸過ぎる。うっぜえええええ、て顔してる(笑)。
- 赤地襲撃、飛び上がって空中で木刀振り下ろすゆきちゃん。すげぇ。
- でも着地が石段の上で、裸足で、ついでに若干滑り落ち気味で、足の裏大丈夫?と思った。が未來さんの足裏なら大丈夫だとも思った。足の皮が厚い。
- ゆきちゃんのお財布には2千円くらいしか入ってなさそうでした。
- あと草太の財布が何の拍子にか、舞台センター辺りにすっ飛んで落ちていて、ゆきちゃんが強奪*3する時に探して拾ってました。
- ていうか草太くん美人ですよね。
- 帽子飛ばしたゆきちゃん、髪がいつもよりぺたんこな感じがした。いつもぺたんこだったっけか。
- 自分が殺した死体(仮)の前で、幼なじみと云い争って、それでも花火は綺麗なんだろうな。
- 現れる永太郎さん。この人も…何考えてるのかわからないなぁココ。どの時点から見てたのかなぁ。赤地が息を吹き返したら途端に「行こう」って云うのとか…。
- 工場セット、凄いですね何度見ても。栗尾が機械のスイッチ切る音に合わせて、最後に全部のセットがドッキング(?)するのとか…かっこいーい。
- 栗尾と和佳ちゃんのシーン、栗尾の笑い方の気持ち悪さが格段に上がって来ているような。初日の栗尾はこんなに気持ち悪くなかった…!
- 「アフリカは国じゃないですよ」の栗尾とかたまんないですホント。社長や奥さんに触られた部分を嫌そうにそっと払うのとか…たまらない。
- が、納品帰りのゆきちゃんには全てを持って行かれてしまうのでした…ぎゃあああああ。がっごえええええええ。
- ほんだのおっさんも気になります。ゆきちゃん小さい頃から知ってるおじさんだよね…用水路に流されたのもう○こ踏んで泣いてたのもグレたのもきっと全部知ってるおじさんだよね…狭い下町、筒抜けだよね…。
- 社長の納品ステップが、スキップから何かサンバみたいな愉快なのに変わっていた(笑)。社長…腰…。
- メンチカツ結局食べられないんだよなーゆきちゃん。せめてメンチカツくらい食べさせてあげたかった…。
- 栗尾イジメ。「くっちっ! そっれっ! ぱっくっぱっくっぱっくっぱっくっ!」どっから出してんだよ声(笑)。
- 「くーりーおーさーーん!」も何かビブラートつかこぶし回ってて素っ頓狂な声で…ゆきちゃんの方がちょっと心配になるわ…。
- 「お前は中も外も気持ち悪いな…!」とねっとり栗尾を撫でるのが、何か、すいません、エロいです。
- 栗尾見てると無性にイライラしちゃう行人の気持ちも、わからなくもないです。鬱屈もイライラもぜーんぶ外に出ちゃう行人にとって、栗尾は苛立たしいのと同時に多分、無意識の部分で、怖いんじゃないか知らん。暴力ふるって力でねじ伏せて自分が優位なのを確かめないと怖いんじゃないか知らん。栗尾が行人を*4見下してるの、どっかで感じ取っちゃってるんだろうな。
- 作業台の椅子に座って、金属片にヤスリをかけるゆきちゃんが…くしゃみをした(笑)。ふっつーにへっくっしょん!ってくしゃみをした…。
- 栗尾くんは5000万の話も聞いてるんだね。
- 赤地の「大丈夫、これ絶対良い出会い! …イイ出会い☆」…たたたたまらーーん!! どうしてこの人をイイヒトだと思っちゃうんだよゆきちゃーん!!
- 「バカにされないクルマですカー!?」すっごい明るく云うのが…にくったらしいったら。
- 下手へスライドするセット、の間にヘリの音。こういうのが何か…ニクいなぁ。
- ビールとグラス持って出てくるお母さんが、仲直りのハンバーグ持ってくるパルコムダディとちょっとかぶって見えました…不器用なんだからもう…。ゆきちゃんの素直になれないぶきっちょさはお母さん譲りだ。
- 毎日1発殴らせろの和佳ちゃんが…ゆきちゃんの股間を…ガン見しておられる…(笑)。
- 今日はハートのパンツでした。
- 立ってもうっかり避けちゃうゆきちゃん、「ちょ! ま! もっかいやろ!?」とか云ってた(笑)。昨日は「こころのじゅんびが…!」とか云ってた。
- 和佳ちゃんはほんとに全部知ってるんだなぁ。行人が借金する為に経営権ほしがってるのとか、だから東本さんに婿に来られると困るのとか、この一ヶ月真面目に働いてたのもその為とか…。
- しかしここの風呂上がり*5ほこほこゆきちゃんは…可愛いなぁ。裾まくりとか可愛いなぁ。
- 後ろ側に床に突いた腕が、くの字にちょっと折れるのとか…何かぎゅんぎゅんします。
- 輝紀と行人のケンカ(というか)、神棚からお椀が降ってきた。激しい。そして兄ちゃんには絶対かなわない弟。
- 仰向けに倒れたまま、浴びせられた水を両手で拭う行人の、晒された額から横顔から喉までの美しいこと。
- 乱闘シーンでも天袋*6から箱類がやたら落ちまくっていました。凄かった、降り注いだ。
- 上手側の席だと、お父さんが行人をボッコボコにするのより、居間で小さくなって泣き崩れるお母さんとか、悔しそうな輝ちゃんとか、の方に気持ちが行きますね。物理的な距離が心理的な距離にも作用する…のがちょっと、自分で面白かった。
- 行人のことを、「ほんとはそんなに悪いヤツじゃない」「ただタイミングが悪かった」とかばう草太と道也に、「タイミング? そんな殴った感触ゼロなものの所為にしていいの? 空振りだよ、肩痛めるよ?」と云い放つ久留美。久留美ってどういう人なんだろう。
- この、合間に挟まれる独白というか、は、アレですよね。関係者それぞれが「始まりは何か」を語ってるんですよね。で、赤地と両親・兄はないの…どうしてかな。何かあるのかな。
- 桃子の「今漂白してる」ってセリフ、ともさかさんが噛んじゃった。
- 桃子の「逢いたいから、逢うだけ」って言葉が、それはもう嘘偽りない言葉だと思うんだけど、だからこそ永太郎さんには大きく誤解されてしまう言葉でもあって…心がすれ違ってしまう瞬間を目にする、ような気になる。
- テルウチに現れる行人。「あっつい…」て座って仰け反って呟く時、黄色い箱に頭がすっぽり入ってた。
- 頭の治療が本当に痛そうで痛そうで! ゆきちゃんと一緒にわたしも悶えてしまいそうです。痛いです。
- ゆきちゃんのハゲルーツ探り。これも…「始まりは何か」ですよね、ある意味…。
- ルーツ判明した後、ゆきちゃんが「俺よく生きてたな…」って云いながら、片手で後頭部を押さえて片手で指折り数えてたんですが、あれは…後頭部強打の回数を数えてたんですね(笑)。いっぱいぶつけたもんね…。
- 桃子が行人の靴をあそこに投げなければ…! 行人と一緒に座敷に放り込んでいれば…!と…どうしても、思ってしまう。だって靴さえ汚れてなければ、履いてそのまま出て行くつもりだったのにゆきちゃん…。
- 謝罪に来る兼坂社長と輝紀。血ぃ繋がってないのに親子だな…。
- 輝紀の脇に封筒をそーっと突っ込んで差し出すお父さん。に、輝紀が「わひゃひゃ!」って笑ってたの、初めて気がついた(笑)。前から笑ってたのかな? てるちゃんは脇が弱いんですね。
- お母さんも大変だった。ストーブタッチのタイミングが合わなくて、「冷たいいやあっつい!!」て触らないままに云うことになってしまった。しかもその後椅子から落ちかけてらした。危ない〜!
- 「始まり」を探すのに疲れて、「終わり」を考える行人に、「ちょっと先」のことだけを考えればいい、と諭す桃子。でも、桃子だって、「ちょっと先」のことだけを考えて、「その先」からは逃げてる。工場を閉めるとか、永太郎の実家の近くに引っ越すとか、何か…全部、とりあえず崩壊を先送りにする為に取り繕ってるようにしか見えないし…それはいいの? それでいいの?
- 右足の裏が見えるように膝の上に乗せて、お札を数える行人。親指が…ほんとに大きいわ…サダヲさんもびっくりするわ…マムシの頭のようだわ…。
- 桃子の「これは証拠だから」。わたしは、あのお金が全額揃ってあのままあることが、行人の潔白の証明になるのだから、1枚も使えない、渡せない、という意味で取っている…のですが。どうなんでしょうか。改めて、きちんと返しに行く前提で、絶対渡さない、んじゃないかと…思っておるのですが。
- …靴さえ汚れなければ。自分の分のお金だけポケットに突っ込んで、出て行くつもりだったのに…。そこにドライバーが落ちてなければ…。
- 桃子が蹴倒した一斗缶から、オイルがどくどく零れるのが、今日のお席からはちゃんと見えました。だから「お前何やってんだよ、自分で」って笑うんだねゆきちゃん。
- 「始めっから先なんてないのにね…ごめんねぇ無理云っちゃって」「あるよ」「ゆきちゃん」「あるって!」…二人とも、どっちにも、先なんて見えてなかったんだ。
- 桃子に「あんたもうダメだ」て云われたら、行人は、それは…全否定だよね…。
- 先なんてない、おんなじよ。ずーっとずーっとおんなじ。行人も、桃子も。いつの間にか狂って壊れてネジの抜け落ちた、小さな小さな世界。
- 「おんなじ」を変える為には、おんなじじゃなくする為には、おんなじから抜け出すには、こうするしか…なかったのかな…。少なくともこのふたりには、こうするしか、なかったのかな…。
- 桃子を殺した後の行人の冷静さが、妙にリアルで…そういうものなんだろうな、と思えてしまう。
- でも、死体を隠すとか、逃げるとかでなく、指紋とか付きっぱなしの凶器を捨てるわけでもなく、そのままお向かいに帰ってくるのは…正常な状態とは云えないのか。いや、その状況での「正常な状態」の反応がどれなのか、がわからないので何ともですが。
- テルウチと兼坂工業が入れ替わって少しの間、の、テルウチ側で立ち尽くす行人の後ろ姿が、今日はあんまり見えませんでした。すっごい綺麗なんだ…。
- そしてそんな行人でも、上着を脱いだ肩の白さは美しいんだ…。
- 鳴り響くイッツ・ア・スモール・ワールドが。たまらない気持ちになる。狂った小さな世界。狂っているのに、壊れているのに、抜け出せない小さな世界。
- 手を洗いながら、時折手のひらをじっと見つめて、また猛然と洗い出す。その汚れはもう落ちないよ。爪の間のグリスが落ちても、その手はもう、綺麗にはならないよ、ゆきちゃん。
- カテコ。田口さんは今日は忘れませんでした。
- やっぱり2回目カテコのハケ際に、上手袖の際で立ち止まり、ともさかさんと向き合って一瞬じぃっと見合ってから、ふたりでお辞儀。すんごい可愛い。わざとまじめくさった顔してる未來さんが可愛い。
- カテコで明るくなった舞台を見ていると、その小ささに泣けてくるんだ…と。こんな小さな世界ひとつ、守れないんだな…こんな小さな世界に閉じこめられて、抜け出せなくて、壊れていくんだな…。ほんと、やるせない。
セリフの全てに裏があって、意味があって、まだまだ全然くみ取れていないけど、少しずつ…わかるものがあったらいいです。引っかかる感触に気づければいいなぁ。