ミライ派野郎

森山未來とその周辺を果てしなく気持ち悪い感じに追いかける桐の日々散々。

國松竜次ギターリサイタル@ティアラこうとう

 古い友人に呼び出されて、コンサートのお手伝いをしてきました。クラシックギターのリサイタルで、当日券販売とかチケットのモギリとか物販とか…普段、お客さん側でやってもらっていることを、やる側になってきましたよ。
 小さなホールなので、捌く人数も100人ないくらい、施設側の担当さんもすごく慣れていて、初心者でも何とか…大丈夫だった、かな? 特にトラブルもなく、無事終演を迎え、終演後にはロビーでサイン会もあり、貴重な経験をさせて頂きました。面白かった、そして大変さが少しだけわかった…。開演途中の客入れタイミングとか、進行がわかってないとドッキドキですね! 今回は1曲ごとに入れて大丈夫だったので、あと自由席だったから、拍手のタイミングで入ってもらって空いてる席に座ってもらったけれど、指定席だと席までの案内がまたあって…大変だ…! というかそこまでは素人お手伝いには無理です(笑)。
 演奏の方は、休憩を挟んだ前半・後半を友人と交代で聴くことができました。私は後半〜アンコール前まで。すんごく…美しかった! 左手はともかく右手、どうなってるのかさっぱり! 「アルハンブラの思い出」くらいしか、知っている曲はなかったけれど、そのアルハンブラにしたってトレモロどーなってんの!?という感じで…生アルハンブラは初めてだったので、ホール小さいし、せっかくだからと右手ガン見していたのですが…勘定が合わないよ! 指の数より音の数の方が多いよ! 目を凝らしても結局わかりませんでした…すごいなぁ。あと、小さな音がすごく綺麗で…大きく響かせる音はもちろん、綺麗なんですが、ピアニッシモの微かな2和音とかが…小さいけれど透き通ってて艶やかで丸くて、粒が揃っていて…琥珀の小さな玉がふわりと2粒浮かんでるみたいな音がするんですよ。飴色で暖かみのある極小の二粒。それが、空中で溶けるみたいに減衰していくのが、またたまらなくうっとりでした…。ホールの響きも良かったから余計に、でしょうね〜。ほんと、耳に甘露という感じでした。アンコールもたくさん、何曲もやって
らして、あれはファンはたまらないだろうなぁ! 大サービスでしたよ。ホールの扉開けるタイミングがわかりませんよ(笑)。
 終演後のサイン会も盛況でした。握手も写真もOKで、たくさん言葉も交わして、これまたファンにはたまらないよなぁ、と、嬉しそうにホールを後にするお客様にありがとうございましたと頭を下げつつ、ほんわりした気持ちになりましたよ。…うっ、羨ましくなんかないもん! へーきだもん!!(笑)
 また機会があったら、是非聴いてみたい音色でした。お手伝いも機会があればやりたいなぁ。次はもうちょっと上手くやれそうな気がする(笑)。

Ryuji Kunimatsu Official Website Info
 國松さんは京都弁が柔らかくて物腰優雅な雰囲気で、写真より格好良かったです。イケメンさんでした。