ミライ派野郎

森山未來とその周辺を果てしなく気持ち悪い感じに追いかける桐の日々散々。

雑誌掲載 演劇プルミエ

 新創刊の雑誌だし、扱いあるかなーと覗いた早売り本屋さんは優秀でした! ありがとうございまーす!!
 表紙にマークとWロジャーが。何か…未來さんは「未來さんだー」と思うんだけど、KさんとRyoheiさんはどうにも「ロジャーだ!」と先に思ってしまうのが面白いなぁ。Wロジャーに挟まれて、椅子に座った未來さん*1、綺麗な青のモヘアニットカーディガンに同じ色の靴下覗かせて、クロップドのパンツにごつい安全靴…可愛い! これ、立ち姿全身も見たかった…RENTブログのオフショットも立ち姿未來さん写ってなかったし。
 しかし凝ってますねこの本。お値段RENTパンフより高いし(笑)*2。表紙の紙がね、ざらっとしてて、その上にタイポがつやっと乗ってて地味にカックイイんだ…(笑)。トプステルクスタ的なアイドリィなきらびやかさはまるでないけど、堅い感じがこれはこれで好きですよ。表紙の写真もすごく好きですよ…偉そうに座ってるのたまらなく可愛いですよ。頭上に金の王冠が見えますよ(笑)*3。軽く手に表情があるのも、カーデのお袖がやっぱり手にかかってるのも、いいよいいよ! Wロジャー従えて*4威張ってるといいよ!!
 表紙から無駄にキャッキャしてしまいましたが*5、中身もレント大特集です。p6から24ページに渡って、いろんな角度からレントを徹底解剖という感じで! キャストインタビュー(未來・K・Ryohei)、舞台写真どっさり*6、稽古場レポ、プロデューサーインタビューに訳詞インタビューに振付インタビュー、RENTの歴史概要にオペラ「ラ・ボエーム」とのシーン比較、なんて企画まで。すごい読み応えたっぷりです…全部読んでたら2時間経ってた(笑)。
 舞台写真はゲネのものが中心なのかな? 辛源エンジェルのニューイヤーウィッグが違うやつだったり、SOLのJunearさんの衣装が違ってたり、マークの前髪が長くて左側で分けてたり、しています。1幕マフラーも茶色いや。
 稽古場はゴーイングKOBEの黄色いTシャツにACジャージパンツの未來さんがタオル首に巻いてがんばってます。色んな稽古場レポ見て思ってたんだけど、立ち稽古の時点でけっこう、靴は本番の履いてたりするんですよねー。足に慣らして、その靴での動きをちゃんと身体に入れておくんですね。メタマクの時もジャージにジュニアのショートブーツ履いてたような気がするよ未來さん。なので、ミミふたりとモーリーンはピンフールです。…疲れるだろうなぁ…わたしあのヒールじゃ歩くのもおぼつかないわ…。
 プロデューサーの小嶋さんインタビュー。実際の舞台を見る前は、制作側のインタビューなんかを読んでも何となく…ぴんと来なかったけど、今ならわかる。オリジナルプロダクションとは似てないけど、これは「RENT」だ、って云えるもの、頷けるもの! あと、未來さんのことを「舞台経験があるからみんなを引っ張ってくれてる」「マイクの付け方からみんなに教えてくれてる」なんて仰ってますよ…そっか未來以外、ヘッドマイクなんかあんまり付けたことないのか…特にメイン組…(笑)。そこ教えるのも逆に新鮮だったろうなぁ…。
 作詞家吉元さんインタビュー。今となってはもしかしたら、一番色々訊いてみたい方かも知れない(笑)*7。稽古場で、実際に役者が歌うのを確認しながらその場で手直し、なんて作業もされていたそうです。ほんと大変だろうなぁ、英語→日本語なんて、一番かけ離れてる言語じゃないか? そんな大変な作業を経て紡がれた言葉たちだからこそ、全部ちゃんと…知りたいんだけどな〜。で、面白いエピソードが、「タンゴ・モーリーン」の「フ○↑ッキン変!」はその場の未來さんのアイディアだったそうです(笑)。よくぞそのまま残して下さった! 変なのに!!(笑)原詩通りなんですけど、未來もよくそこでそれを持ってきたなぁ! 他にもいくつかそういうのがあるらしいんだけど、他ってどれだろうねー。万歳とかですかね(笑)。
 振付、辻本さんインタビューは、未來さん個人への言及はなかったけど*8、面白かったのはNYのストリートでバレエのバーレッスンやってたら、自分の動きが無意識のうちにとげとげしくなっていた、てお話。「ニューヨーカーだからね、しょうがない!」て感じかしら。レントの振付は、ベースに物語があるから、「暴走しないように」バランスを心がけて付けたそうですが、そう云われると…暴走しちゃってるのも見てみたくなってしまうんだ…(笑)。ぜひいつか、手加減なしの暴走しまくりなムーヴメントを森山未來にやらせてみては下さいませんかのぉ…。
 …で、好きなものは最後に食べる的になってしまいましたが未來さんインタビュー。やぁ、うっとおしいマーク髪も、須賀さんの手でエドガーライン分けにすればこんなにすっきり!(笑)とても力のある目をした、「良い面構え」という感じの写真です。ハサミのチャームのネックレスが可愛い〜! あとカーディガンがMILKBOYなのもニヤリです…かわゆパンク男子ブランド! 身頃半分がユニオンジャックになってるデザインのやつですねー可愛いなぁ*9。しっかし短丈パンツにごつい靴ってすんごい可愛いのに、全身ないのが本当にもったいないなぁ…。せっかくの長友スタイリングなのに! そして斜め顔ショット…にくがないな…。最初に顔からなくなっていくから仕方ないんだけど…。
 インタビュー、すごい良かった。文字数は決して多くないし、簡潔なんだけど、「マーク」という人間をしっかり把握してる感が伝わる内容で。ゲイでもなくHIVキャリアでもないマークの苦悩、というのはわかりやすいとっかかりの部分だけど、マークの表現手段が「だからこそ」カメラだ、っていうのは…軽く目から鱗ですよ。そっかー…そうだよねー…だからこそのカメラ、で、カメラだからこそ、の苦悩…スパイラルだ…! カメラだからこその苦悩、の方はいっぱい考えてたけど、何故カメラなのか、は全然思いもしなかったので、手のひらを拳で打ちたい感じですよ。ぽむ!と。そっかー…中流階級で家族に愛されて、でもボヘミアンなアーティストに憧れて、でも自分が何かを作り出すことはできなくて、自分の周りの情景を写しとるカメラという手段を選ぶ…その結果、まだ闇の中だけど良いのが撮れた、のか。でもカメラだって創造だよ、「フィルム『メイカー』」だもの!
 「なんか、ようわからんかったけど、すごいエネルギッシュだった」…最低でもそれは絶対伝わってると思います! それどころじゃないから困ってるんですが(笑)。
KさんとRyoheiさんのインタビューを読んで、最近のお二人のロジャーを思い返すと、…すごいなぁ!と思いますよ。カウントでセリフ云ってたRyoheiさんが今じゃあんっっなに…びりっびりするロジャーを演じてるんだもの! 
 …と、思いの外演劇プルミエが楽しくて、昨日の宿題にまた手を付けられなさそうです…忘れないうちに…メモの意味が読み取れるうちにやらないと…!

*1:ほらやっぱり「マーク」にはならないんだ

*2:1680tax in

*3:ゴス的なイメージで!

*4:って見えるこの目をどうにかしてあげて下さい

*5:ナイキの靴下なんか履いて偉そうに座ってるからいけないんだ!

*6:バナナどっさり風に

*7:あそこ何て云ってるんですか!?的な…

*8:DDDで充分です!

*9:…とミルクボーイの服検索してたら、丸ビルライブで未來さんが着てた市松スカルのTシャツもミルクボーイだったことが判明してしまった