フジで見たランス・アームストロングの話で涙腺崩壊。ツール見てた時、アームストロングの勝ちに行く姿勢というか…なんか、いわゆる「王者の風格」というか、余裕というか、がね、ほんとウソみたいに強いのに、そういうのがなくてね。確実に自分の総合ポイントトップは揺るがないのに、ステージ優勝目指して飛び出した若手に猛烈に食らいついたりして…そんな雑魚みたいなの行かせてあげればいいのにさー、容赦ないっていうか…しかも、普通はチームの誰かに潰しに行かせるのに、王者自らが行っちゃったり…いきなり山岳ステージで優勝しちゃったり…何でそんなに総合優勝と関わりないところで勝ちに行くのかなー、と、マイヨ・ジョーヌはシャンゼリゼで着てればいいのに、って…思ってたんですよ。そいでその余裕のない、勝ちにえげつない*1感じがね、何かね、あんまり…好きじゃなかったんです。ガンから生還したアメリカの英雄、鉄人、ていう話は知ってたけど…ツールまでアメリカが勝つのかよー、みたいなのもあったりね*2。
うん、知らなかったです、全然。あんな約束が後ろにあったなんて。そりゃ…すべてのステージで優勝しなくちゃ、って気持ちになるよね…。あの勝利への執着に、そんな背景があったなんて。ほんと、欠片も知らずに、見てました。見ながら文句云ってたなぁ弟と（笑）。
レース自体を楽しむには、知らずに見てて良かった、とも思います。背景知っちゃったら、純粋にツールを楽しめなかったと思うから。弟はアームストロング、すごく嫌ってたけど、この話を知ったら…アイツは余計に嫌いそうだな。弟も「生還者」だから、多分…非常に複雑怪奇で面倒くさい回路を通った結果、嫌うんだろうな。
