ミライ派野郎

森山未來とその周辺を果てしなく気持ち悪い感じに追いかける桐の日々散々。

20世紀少年

 というわけで、公開初日の初回で観てきました! かなり勢いで! ノリで流れで!!*1 *2初日だし、混んでるだろうから、朝の時点で2回目の席を取ればいいかな〜、と思ったんですが、券売のお兄さん曰くまだだいぶ座れそう、との感触だったので、そのままGOです。上映30分前くらいだったかな、でもほぼど真ん中の見易い席に座れました。初日なのにそんなに混まないのか…?と思ってたら、終わってみたらほぼ満席、シアター出たら外にはすごい列、と…2回目の方が混んでそうな印象でした。
 映画の方は…うん、原作読んでれば普通に面白い、かな。私は楽しめました! あまり原作に対する思い入れがないのと、いい具合に細かい部分を忘れてる*3のが良かったようです(笑)。ディテールは「えっどうなるんだっけ!?」とハラハラ、おおまかな流れは「そうそう! そんなだった!」と、ちょうど良いいい加減さ(笑)で面白く観られました。原作全く知らないと多分、登場人物の多さと時間の流れのとびとび加減に置いていかれると思う…誰が誰だかわかんなくなるよきっと。しっかしトヨエツのオッチョさんはかっこいいなぁ! 出てくるたびにニヤニヤしてしまった。あとキャストの原作再現率はすごいなぁ、と。子役←→大人、の雰囲気も良く合ってました、ケンヂとオッチョは特に。
 あ、パンフ確認してきましたが、先日本屋に展示してあった、白地にともだちマークでリングノート形式、とは違っていました。でも中身見たらほぼ同じだった〜。プロダクションノート部分の文章とかは多分変わってないと思います。未來さんは人物紹介と、刑務所でしゃがみこんでる小さい写真が1枚、あと相関図くらいかな。買わずに済ませました(笑)。
 以下、ネタバレするかもなので畳みます。主に角田部分について〜。
 
 
 えー角田さんですが。出番は、今回は顔見せ程度かなーと思っていたら、序盤でいきなり見せ場モリモリでした(笑)。海ほたる刑務所の独房の格子窓から、向かいの房に向かって語りかける角田の一人芝居…見応えあるある! まぁその、ルックスは角田といいますか眼鏡ブロッコリーといいますか、あの、だいぶ残念な感じに原作忠実なわけですが、でも声は未來さんで、横顔の鼻筋も未來さんで、しかもイイ具合(笑)に画面が暗いので、思ったほどダメージはなく…いや、私はわりと平気な方なんですが*4 *5、でもさすがにエキストラ参加時に陽光の下で見た眼鏡ブロッコリーはなかなかの衝撃だったので、それなりの覚悟はして行ったわけなのです。「かいせつの書」の人物紹介写真もスゴかったし。でも、思ったより大丈夫でしたよ監獄角田。可愛いかわいい! というか、あの声で語られたら何かもう…せつなさギュンギュンです…さすがモリヤマミライの声は凄いったらない。暗い中に静かに響くあの声は良いですよ、見ている者に息を呑ませる何かがありますよやっぱり。角田のここまでの軌跡の悲劇性と相まって…いや、それをさらに高める声の演技と説得力。
 なのにところどころではかわゆくなっちゃってたりして! 向かいの房から呻り声が聞こえると「あっすみませんごめんなさい余計なこと云って…」ってちっちゃくなっちゃったりするの、可愛かった〜。ルックスあんななのに可愛いってどういうこと!?と逆にびっくりです。「僕古いマンガもけっこう詳しいんですよ、『あしたのジョー』とか、『タッチ』とか、『がんばれ元気』とか」ってセリフ*6、原作にもあったような気がするんだけど、改めて未來さんの声で聞くと、…ジョーとタッチはともかくがんばれ元気って…知ってる?と思ってしまった(笑)。あと、特殊メイクで付けられたペンだこもしっかり映されました。ああ未來さんの指にいつもはないモノが生えておる…。
 見せ場としては序盤の↑が最大ですが、出番はもうちょっとあります。中盤にもう一度、今度は向かいの房の男*7の話を聞いてそれに応えるシーン、自分が学校で習ってきたことは全部真実ではなかったと気づかされる角田。ラスト手前に、海ほたる脱出を開始するオッチョがスプーンで穴を掘る後ろで、「あなたまさか…!」みたいなことを云う角田。あとは2章予告に、2カットくらいちらっちらっと出てきた…ような。ちょっとうろ覚えなので間違ってたら訂正します(笑)。
 とにかく、時間は短いけど印象に残る登場シーンでしたよ角田。ルックスは眼鏡ブロッコリーだけど、一見の価値アリです! 2章も楽しみー! 海ほたる脱出の海中シーンはあるのかなー、ないのかなー、ブロッコヅラで潜るのは大変そうだもんなー。
 角田以外では、えーと、血の大晦日はさすがクライマックスでワキワキしました、怖いけど。ユキジの小学生時代の子が可愛かったです、腰に手当てるポーズとか可愛い! そりゃヨシツネも惚れるわ! もちろん常盤さんは美しく、きっぷのいい姐さんキャラを素敵に演じてらっしゃいました。ちっちゃいカンナちゃんも可愛かった…ちっちゃかった…しかし2章のカンナちゃんはまた派手なお顔だな! ちょっとびっくりした(笑)。全体的には、展開早!という感じが…仕方ないですけどね。チョーさんとヤマさんのところとか、原作で読んでた時にはかなり…ショッキングな展開だったんだけど、すごくあっさりした感じになっちゃったし…いちいち深く掘り下げてたら終わらない、のはわかるけど! でもちょっともったいなかった…蝶野に繋がる大事な部分…じゃなかったっけ? あんまり覚えてないけど…*8 *9
 個人的に一番怖かったのは、片瀬那奈さんの「あーそびーましょー」顔です。美人が怖いのは本当に怖いわ!
 あ、予告で古田さん見られました! 面白かった!
 だいぶ混乱しているので、第2章見に行く前にはきちんとおさらいが必要なようです。

*1:いやせっかくだから観るつもりだったんですが

*2:初回で観るつもりではあまりなかったんですが

*3:ネカフェで一度一気読みしただけだもんな〜

*4:未來さんのルックスがどうなっても笑っていられますよヒゲ以外

*5:ヒゲも笑うけどさ…でもない方がいいな…

*6:うろ覚えですよ!

*7:がオッチョですが

*8:一度読んでもすぐ忘れます

*9:だから何度でも楽しめるお得な脳味噌です