ミライ派野郎

森山未來とその周辺を果てしなく気持ち悪い感じに追いかける桐の日々散々。

きなこさんのこと

 先日、我がスウィート・ハートなおこさんのことを思い出すきっかけとなった、伯母の家で飼うことになったシュナウザーの仔犬に、さっそく会ってきました。まだ先週の月曜日に来たばっかりの、生後1月半の、やんちゃで気の強い甘えん坊な女の子です。


 名前はきなこ。黒×グレーの毛並みに、ふわふわと先端の茶色い毛が混ざって、きな粉をまぶしたように見えるので、きなこさんです。…素晴らしいネーミングだ! 本当にきな粉かぶったみたいなんだもの!
 犬好きな父、犬は好きだけど仔犬とふれあったことはあまりない母、犬ならとりあえず何でも大好きなわたくし、の3人でウキウキとご対面。まだちっちゃくて、モップみたいにくちゃくちゃで、でも気の強そうな目をしていて、ワンともすんとも云わず無言で駆け回るきなこさんに、めろんめろんのべろんべろんにされて来ました…(笑)。もうねぇ、かぁああんっっわいいいいーい、の! とりあえず仔犬というものはすべからく可愛らしいものですが、あの仕草というか、歩く姿走る姿止まる姿転ぶ姿、何しててもとりあえず可愛いのね! ムカツクほど可愛いのね!! あまりこう、小さい動物や子供に対して「〜でちゅかぁ?」的言葉遣いをするのが好ましく感じられない方なのですが、…いやムリだね。問答無用だね。ずーっと、どちたんでちゅかきなこたん、かわいいでちゅねーきなこたん、きなこたんいいこたんでちゅね、と甲高い声を出し続ける自分がいましたよ…誰だよこの人きもちわるいよ…。父と私は最初から全開モードで、抱くは舐められるは転がすはいじるは触るは、かなり手荒く可愛がっていましたが、サスガに仔犬初体験の母は最初、かなりおっかなびっくりな感じで…触ろうとするけど腰が引けててね。そういうのって相手にもわかるもんですよねー。あと女の子だからか、やったら父に懐いてべったりしていましたきなこさん(笑)。わたしちょっとジェラシーよ(笑)。でも母も結局慣れて、最後にはどちたんでちゅかってやってましたが。ほーら仔犬の可愛らしさは問答無用ですよ!
 如何せんまだちびっこなので、トイレトレーニングもまだこれからで、色々と前途多難な感じですが、でも…可愛いからなぁ! 生えたてのちっちゃい歯でがじがじ甘噛みしてくるのを、おもちゃは噛んでいいけど人間はいけません、とか、ちょっとだけ教育。歩いてる足に噛みついてくるので、痛いことを人にしたら自分にも痛いことされるんだよ、を軽く実践してみました。ら、ちょっと不思議そうな顔してから、すぐ覚えたのか私の足には噛みついてこなくなりました。…昼寝して起きたら忘れてたけど(笑)。あーん可愛いー楽しいーこいぬ面白いー! もちろん、「可愛い!」だけじゃ済まないのはなおことの日々で重々経験しているので、伯母の「うん…可愛い、んだけどね…」という苦笑いはすごく良くわかる。でも、可愛いんだけどね…、の先にある、その段階を越えた次の関係の素晴らしさ、愛おしさも知ってるから、可愛いんだけどね…でも、やっぱり可愛い!!んですよ。ね。
 あーいいなぁわんこ。諸々条件が揃わないし、何よりお別れの時を考えると、やっぱり無理と思ってしまうけど、でも…やっぱいいなぁ! お別れのつらさを上回る素晴らしい時間があるもんなぁ!
 きなこさんのワン生が幸せなものになりますように。いっぱい食べていっぱい愛されていっぱい愛して暮らしてね。