ミライ派野郎

森山未來とその周辺を果てしなく気持ち悪い感じに追いかける桐の日々散々。

GOING KOBE'08

 行ってきました。何かもう、ノリというか、ネタというか、勢いというか、そのくらいでないと行かれないというか(笑)、とにかく「えーどうするーいっちゃうー? いっちゃうかー? マジでー?」と云いながら足手配、みたいな。その割りにはゴールデンウィーク初日で飛行機取れない新幹線満席で仕方なくひかりの喫煙車両でけほこほしながら行きました(笑)。喫煙車両乗って咽せるなんて最低だ! 喫煙者が気遣いなく喫煙できる為の車両なのに!!と自分らを叱りつつ。でも煙いんだもの…当たり前だけど…。あ、駅弁が旨かったです。
 何だかんだで朝からバタバタしておったのですが、神戸入りは15:30頃。会場に直行して、メイン会場のワールド記念ホールのアリーナへ入ります。中ではフラワーカンパニーズ真っ最中でノリノリでした。何となーく前方目指してふらふら…で、フラカン終わった入替の間にセンター下手側4列目くらいにいて、そのままTRICERATOPSを聞いてました。この時点では、混んでるけどモッシュにもならず、ぎゅうぎゅうでもなく、何て平和なアリーナ前方!と感動しておったのですが…。トライセラさんは全然門外漢なワタクシでも聞き覚えある曲が2曲くらいあって、久々のライブ感を楽しませて頂きました。何かねーいいねー曲知らなくても生音ってだけで高揚するよねー(笑)。
 そしてトライセラ終了後、セット替え時間を挟んで(その間ホール反対側のステージではSCOOBE DOでした。音しか聞こえなかったけど楽しそうだった)、いよいよ…「DELL THE FUNKYとS.E.Pと森山未來とLUCYと」さんです(笑)。長いよ! しかし、ここでまさかの満員電車状態に…巻き込まれつつ2列目に潜り込むというか押し込まれるというか…ぎゅうぎゅうになった! モッシュにはならなかったけど、かなり押されて3回くらい肺から空気が押し出されて咽せた(笑)。ステージとアリーナ最前の間は2mくらい開いていたけど、視界は良好で遮るものが一切なく、贅沢な景色を堪能させて頂きました…潰れながら。でもいい! 何も文句ない!! 右の鎖骨まだ痛いけど構わない!! セッティング待ちの時点でかなり過酷な状況だったのですが、そのままパフォーマンス開始、終了後も人波はあまり動かなかったので、その後に続く175RガガガSP目当てだったのかな。失神者出たりしてたみたいですが、…事故のないように…何事かあってイベント自体が危うくなってしまったら元も子もないからさ…。
 で、ぎゅうぎゅうのまま待ち時間が過ぎ、ステージ上でギターの調整をするおじ…お兄さんが…あれ、見たことある、っていうか…カレー屋の店長ですよね? おつり200万円の店長ですよね!! 酒屋な前掛けがオトコマエで格好良かったです。で、店長がギターチェックしてる間に、上手側舞台袖の暗闇の中に、何やら動く白いものが…あ、頭? っていうか、え、白い人!? 見えたり隠れたりする白っぽいふわふわ頭と白い衣装、わぁアレ絶対未來さんだ! えええまさかの金髪!? 闇の中に浮かび上がるような白い頭が、ふわりと動いて、メンバーらしき人たちとハグを何度もしているのが見えました。あと何か飛んでた(笑)。
 そしていよいよ…セッティング終了したステージが暗転し、舞台上に人影がスタンバイ。左足を山なりに曲げて座った未來さんのシルエットが暗闇にぼんやりと浮かびます。…うわぁおっきい、がファーストインプレッション(笑)。何故だか、舞台上で生で見るとすごく大きく見えるんですよね未來さん。テレビで見ると大きい印象ないんだけどな。暗いままの舞台で、メンバー全員座ってスタンバイしている中、下手側にピンスポが当たり、店長がギターをかけて立っています。流れるSEはピアノ伴奏で子供達が歌っている合唱曲。…ああ、これ…アレだ、とすぐにわかりました。プレミアム10でも少しだけ流れた、組曲「震災を乗り越えて」。ピンスポ当たった店長が、曲に合わせてギターを鳴らしています。正直、ここまでストレートにメッセージ性の強いステージングにしてくるとは思っていなかったので、この時点でびっくりしました、がお客さんのほとんどは、ピンと来ていない感じというか、え、何? 何が始まるの??ていう戸惑いの方が、最初は強かったんじゃないかな。そりゃそうだよねーライブで跳ねる為に前に来てるんだもんねー(笑)。
 ステージ両サイドにはスクリーンがあって、ライブの時はアーティストさんのアップ映像なんかが映されていましたが、「DELL THE FUNKYとS.E.Pと森山未來とLUCYと」のステージはそこに映し出す映像まで演出の一部に含まれていて、もっと離れて見たら全体の雰囲気が違って感じられただろうな、と思いました。何せ2列目なので眼前に食い入る様になっていると…あっ、え、サイド? ああ!ってなってしまう…でも、歩く人々の映像が砂嵐に変わったり、舞台と合わせて総合的な演出がされてた(はず)ので、気にしつつ…いやでもやっぱりそんなに見られなかったかな…。徐々に子供達の歌声はフェードアウトして、店長の弾き語りが朗々と響き渡る中、ゆらりと立ち上がるダンサー達、そして始まったのは、…息苦しくなるような、でも惹き付けられた目は離せない、独特の世界でした。こ、こう来たか…。
 ステージ右手奥にDJブース、左手奥に一段高くタップ台、というシンプルな作りのステージでした。何故か幼稚園児服を着たSHUNさん*1が、下手側スクリーンの前でタップを踏みならし、それをバックに裸足の未來さん始めダンサーたちが、ぐねりと身体をくねらせ、ひゅんと高く足を上げて回り、床を転げ回り、突然バタン!と音を立てて倒れる。タップとかヒップホップとかモダンとか、そういうジャンルの境界を全て越えた、ひとつの身体表現としてのダンス、という感じだった。私もっと、タップバトル!とか、ヒップホップでYEAH!みたいな、単純に音楽に乗せてダンスを見せるパフォーマンスになるんだと勝手に思っていたので、ここまで何というか、「作品」として出来上がっている舞台を観られるとは予想もしていなかったです。すごい、凄かった。
 相変わらずうろ覚えだし、目の前のアレコレには全然脳味噌が追いついていかないし、処理できないし、1回しか見られない上に夢心地でさらにぎゅうぎゅうで暑くて酸素薄い、というレポ? むりむりー(笑)という感じで大変アレなのですが、いつものように印象だけで云ってしまいます。あくまで印象語りなので、間違い前提ですが。テーマはそのものずばり、そこは間違ってないハズ。
 震災、崩壊、苦痛と生存の喜び、再生、再建していく街、それでも消えない痛みとそこから始まる新たな苦悩、それを乗り越えて在る「今」、乗り越えたからこそ在る「今」。「今」を刻み、「今」を残し、「今」をその先へ繋げその次へ運ぶ。そんな印象を受けました、私は。虚空を切るダンサーの手足が残す軌道、残像も「今」、地に叩き付けるタップは「今、ここに在る」ことを確かめているかのようで、大きな紙にペンキで描くライブ・ペインティングは正に、「今」を写し取るもの、この瞬間の「生」を切り取って形にするもの。その「今」がここに在るのも、全て、今より前の時間から繋がってきた、積み重なってきた結果であって。途中でマイクを取った未來さんが云った、「あの震災があったから今、自分はここにいる」という言葉と同じことなのかな、と。
 伝えることってすごく難しくて、どんなに言葉を重ねても、どんなに必死に訴えても、伝わらない相手には伝わらない。でも、伝えようとする努力はやめてはいけないと思うのですね。伝えたいこと、伝えるべきことがある限り。今回森山未來が、自らマイクを持って、自分の言葉で語り出した時、すごく驚いたけど、すごく嬉しかった…ていうと何か変というかちょっと違うというかなんだけど。それは心境の変化なのか、神戸という土地の為せる業なのか、わからないけど、口にする為に用意された言葉ではなく、彼自身が選んだ言葉で、決して流暢ではなかったけど、伝えたいものただそのひとつを真摯に、不器用だけどぶれることなく、何とか伝えようとする姿が…何か、大きかった。メンバー紹介で自分の時だけ「…もりやまみらいです」と後ろ向いて小声で早口になるところは相変わらず、だけど(笑)。
 やっぱりムリです、絶対的に脳味噌とか色々足りない。後は覚えてる小さいのを。

  • 衣装は白いTシャツ(左胸にポケット付)、カーキ(モスグリーン?)のサスペンダー付パンツ、のサスペンダーはぶら下げてた。背中側のサスペンダーのクロスした部分の、内側に付いてる白いタグがよく見えた。フード付の真っ白なブルゾンというか、パーカというか。かさっとした張りのある生地だった。ベルトは多分白。裸足か、裸足のままタップシューズ履き。
  • 髪は、ステージ上の照明で見たら銀髪に見えるくらい白かったんだけど、後で見たらやっぱり金髪でした。張本より一段薄い色になってた。襟元や後ろの方はそんなに長さなくて、逆毛立てるようにふわっふわにセットされてたけど、前髪は目の下くらいまで長くて、自然に斜めに流す感じ。色が白金だから、鬼太郎みたいな印象はなかったけど。
  • ステージ下手サイドでタップを踏むSHUNさんは園児服。名札に名前が書いてあった(笑)。その他に女子高生コスプレの人もいた。林田先生はスーツでした。
  • 園児服なのに鳴らす靴音は激しく荒々しくて、その音をバックに蠢く人影は重々しくて、恐怖を囓る程でした…。
  • ゆらりと立ち上がり、突然バターン!とすごい音を立てて倒れる未來さん。何回も倒れていた。倒壊する建物のイメージを勝手に見る。
  • 床の上をぐるぐると前転・後転。柔らかい動きがモダンを思い出させる…中山先生振付、的な。
  • 一度、舞台上がほぼ完全暗転して、え?と思ったら未來さんの怒声が「照明点けろ!」と響く。ロがちょっと裏返った(笑)。でも、演出なのかどうなのか本当にわかんなくて、え?えっ??と私も勝手にヒヤヒヤ。
  • で、照明点いたら、「今の誰? お前?」て感じに他のダンサーに顔を覗き込まれる未來さん。違う違う、とすっとぼける顔が可愛らしくて、ああ演出だよかった、と安心(笑)。
  • この辺からコミカルな雰囲気に。ボイパの人を先頭に、一列に並んで、音で表すボール?の行方をみんなで振り向いて追ったり。
  • それがテニス…いや音としては羽子板に聞こえたのですが(笑)、まぁそういうラケット的なものでのラリーになって、マイムと音でラリーしてるのを、未來さん含めた他のメンバーがボール?の行方を目で追って、左右の行き来がだんだんスピードアップして、それに合わせて首をふるスピードもアップして、結局ぶぶぶぶぶんと首を打ち振ってノリノリになり、ました(笑)。たのしーい!! かわいーい!!
  • ニーッ!て顔してぶぶぶぶぶんと首を振る未來さん、そのままCジャンプが出ました。相変わらず高い、そしてCなのかOなのかわからないくらい反る!
  • ボイパの音マイムの流れで、未來さんが両手で影絵の鳥みたいなのを作り、ふわ、ふわ、ふわ、と羽ばたかせて空へ飛ばし、それを見送るみんな。高く、高ーく上がり、ソレを指さして何かを促す未來さん。それを受けて前に出たメンバー、ぎりりと弓を引いて討ち落とす!
  • と、何やら不思議な音*2を立てて、ゆっくりそれが落ちてくる…スローモーション、なのかな。飛行石!?と思わなくもなかった(笑)。
  • 落ちてくる鳥?を受け止めてから、突然あたふたと野球の配置につく。バッターとキャッチャー、主審に監督・未來。何やら十字を切るようなサインを出す未來監督(笑)。
  • ボールがもの凄い勢いで飛んでくる、のをまたスローモーションで。バッターをぶっ飛ばし、キャッチャーもぶっ飛ばして、主審…だかその後ろの人だか、がドゴーンッ…と受け止めます。すごい球です、むしろカメハメ波じゃないのアレ。
  • …っていうのが全部ボイパなんですよ音。うっかり忘れがちだけど、一人の人がマイクと口とかで出してる音なんですよ、他に音ないんですよ。すごい。
  • 横一列に並んで、ラインダンスでも始まるのかと思いきや、全員とてもわざとらしい無表情で小さく手を叩きながらじわじわと前へ出てきて、何かと思ったらおちゃらかほい、みたいに右手を隣の人の左手に乗せる。何か可愛い。
  • おちゃらかの前かなぁ、舞台奥で横に並んでる時、の印象があるんだけど、やたら猪木顔してたのを覚えてる…またそういう顔してー!と思った。でもおちゃらか時はわざとらしいきょとーんとした無表情だった。
  • 流れとか無視してますが*3、ええと、両サイドのスクリーンに、黒バックで白い細長い直方体がにょきっと立って、それが左右に枝を伸ばすような、増殖するような動きをしていて、それと同時に舞台上で未來さん他ダンサーさんが、両腕を真上に伸ばしてぐん、と胸を張って直立してからぐい、と横に上体を倒す、みたいな動きをくり返していて、ボイパの人がドリル音みたいなインダストリアルな音を出していて、ああビルが建っていく…と思ったり。あの未來さんの直立っぷりがすごかった、屹立していた。しかも白くて細くて、何か…すごく尖った綺麗なツララが立ってるみたいだった。変な喩えだなぁもっと美しいんだけどなぁ。錐とか?
  • あと所々ですんごい美しいターンをしていて、それはヒップホップな感じではなくてむしろジャズというかモダンというかな動きで、その度に隣にいたお嬢さんが「すごーい」と溜め息をついてくれて、私は心中ニヤッニヤでした。すごいでしょーかっこいいでしょー綺麗でしょー!!
  • ステージ上手側のスクリーン前で、タップの未來さんとボイパの人?が向かい合ってバトってた。未來さんは口がOの字で尖ってた。
  • 正直なところ、あまりのド金髪&ふわっふわっぷりに、しばらくヅラ疑惑を抱いていたのですが、何かの時に前髪をかき上げた未來さんの生え際が美しかったので、やっぱり地毛なんだ!と思った。
  • 店長がギター弾きながら歌う組曲の途中でマイクを奪い、語り出す未來さん。「1995年1月17日、阪神淡路大震災が起こりました。当時僕は10歳で、その日は小学4年の始業式の日でした。今日ここにいる人たちは多分、僕と同世代で、震災も経験していると思うけど、あれから13年が経って、今の小学生たちは地震のことを知らない。これからどんどん時間が経って、戦争もそうだけど、知らない人が増えていって、いくら伝えなきゃって云っても、知らない人にはやっぱり、言葉で伝えても伝え切れない。でも、繋いでいくことはできると思うんですよ! それは「出会い」じゃないかと。あの震災があったから、今の自分があって、今日ここに立てたし、S.E.P.とも出会うことが出来て、皆さんとも出会えて…大切なのは「出会い」だと思う!」…的なことを!! あくまで「的」なことを!! 日付を云ったのが、非常にこう、「…来た、」という感じがして、胸が冷えたのを覚えています。
  • わーっと盛り上がる会場、「とにかく楽しもー! ありがとおー!」と盛り上がる森山。その盛り上がりのまま、「いくぞー、1,2,3!」で始まったのは「しあわせならてをたたこう♪」…うん、何かそういうので来ると思った絶対(笑)。私の予想は「上を向いて歩こう」だったんだけど(笑)。
  • 歌うというか絶唱というかむしろ絶叫というか。しあわせなら、たいどでしめそうよ、の間の取り方が軽く後拍取りだったのが未來さんっぽいなーと思った。
  • 足も鳴らしたし、叫びましょうで絶叫もした。楽しい! むちゃくちゃ楽しい!! 生きてるわたし!!*4
  • ついに舞台を飛び降りて客席側へ突っ込む未來さん。や…やりやがったな!!!
  • アリーナのセンター部分の柵が少し凹んでいて、その凹みの部分に入ったようです。そこに低い台?みたいなのがあったようで、その上に上がって、アリーナから伸びる手にタッチされまくっていた、そうです。私見えなかったんだ…。
  • すぐに駆け戻りましたが。一瞬のことで何が起きたかわからなかった…!
  • いつの間にステージ上に白い大きなスクリーンの様な…紙?が出てきていて、お、これは!と思ったら、スタッフがバケツをいくつか運びこんできまして。やるな、これはやるな!!と(笑)。
  • その間にステージ上手奥で上着を脱ぎ、白いTシャツも脱ぐ未來さん。白い…肌が白い…(笑)。久々に拝んだ。ありがたやーなむなむ。綺麗に割れた腹筋。背中を向けて、コラボTシャツを被る背筋がまた美しいんだ…隣のお嬢さんがまた「かっこええ〜」と…でしょーでしょーねーかっこいいよねーニヤニヤ。
  • コラボTを頭からかぶり、袖を通そうとして汗でくっついちゃうのか、なかなか着にくい様子でした。てこずっておった。
  • ステージ真ん中手前に何故か、信楽焼のタヌキが寝そべってる置物が置かれて(そういえば4人くらいで同じ動きをトレースしていくところで、同じ格好で寝そべってたなぁと思う)(その時の未來さんの裸足の爪先が、すんなり伸びてて美しかったのも思い出した)、何だタヌキ??と思っていたら、お着替え終了の未來さんが両手をバケツに突っ込んでからだだっと前に出てきて、そのタヌキにべっとりと黄色いペンキを塗りつけて行きました。
  • Tシャツをアピールして、「このTシャツ、1枚2000円なんですけどー、全がっ…(で途切れた。全額じゃなくて1500円分って云おうとしたのかな?)…中越地震の寄付になるんで、買ってー!」何かもう聞き取れない、アリーナからは「買うーーーー!!!」絶叫でした(笑)。聞こえないよ熱くて!!
  • そして何だかよくわからないままに「Tシャツ買ってーねっ! オイ!」コールが舞台上を席巻。どういうノリなのかわからないけどとにかく大盛り上がり、そして楽しそう。ここでも裏拍を取る森山未來。背中丸めて手を叩いていた。
  • メンバー紹介もしてました。どこでしてたんだっけなー、幸せなら手を叩こうの後? その間に紙用意、かな? 着替えてる時にはすでに紙があったもんな。
  • ひとりずつメンバーを紹介する未來さん。みんなの紹介の時には元気いいのに、自分の時だけタップ台の方向いて俯くように、何かしながらみたいな感じで、「えー…もりやまみらい」とぼそぼそっと云うのです。相変わらずだなぁ。と思いつつ、ちょっと嬉しい。
  • ルーシーの店長紹介する時、「この人ただの、カフェの店長なんやけど」とか云ってた(笑)。ただの、って! そんな!! そんなタダモノでない店長珍しいですよ!!
  • 隣のお嬢さんが店長のことを、「だんだん格好良く見えてきたわ」と云っていました(笑)。かっこいいんだよ★
  • いつの間にかペインティングも完成?していて、みんなペンキだらけで、何だかよくわからないままに終わっていました。最後…どうなったんだっけ?? あれ、Tシャツ買って下さいアピールの時はまだペンキまみれじゃなかったよな? でも「Tシャツ買ってーね!」の時はもうぐちゃぐちゃだったような。
  • 語り→幸せなら手を叩こう→ダイブ→メンバー紹介(中に紙準備)→着替え→Tシャツ買って下さいアピール→タヌキ汚してペンキまみれ→Tシャツ買ってーね!コール→盛り上がりのまま終了、という感じ、かな?
  • いつのまにか終わっていて、ぽかーん、とした感じになっていると、S.E.P.のメンバーでアフロっぽい人?がひとり残っていて。「これ抽象画っていうんだよ」「森山未來は抽象画好きなんだよ」と教えて?くれました(笑)。
  • 最後、両脇のスクリーンに、出演メンバー全員の1995年当時(だと思う)の写真が映し出されました。林田先生ファンキィ! 店長おもしろい! そして未來さん…可愛い…。初めて見る写真でした。

 覚えていることは以上です。何だか不思議な後味のステージだった…。そしてアリーナ脱出が最大の恐怖でしたよー! 出られない、潰される!! やっとのことでホールを出て、へたり込んでいたら友達と合流できました。でもボロッボロだった…! ボロッボロでもたんのしかった!!
 続く、かも知れません。


 おまけの続き。
 しばしへたり込んでいたのですが、合流した友達から、テント出店してるルーシーのブースに未來さんの手形?かもしれないものがある、と聞いて、ちょっくら見に行くことにしました。ほんとは終わったら即行で三宮まで出ちゃうつもりだったんだけど…あんまり楽しくて、もうちょっとこのふわふわなフェスの空気を味わっていたくなってしまって。去りがたくなってしまって(笑)。
 夙川学院大学キャンパス内のブースまでてくてくぶらぶら歩いて行きました。けっこう離れてるんだねー! ライブかけもちで移動した人、おつかれさまでした。途中途中で案内の看板持ってるスタッフさんも、暑い中おつかれさまでした…。芝生がふかふか気持ちいいテントスペースの一番奥の片隅にルーシーのテントはありまして。その前には手描きのペインティング看板が。テントの脇には何とも可愛らしい似顔絵が…! ふにゃりと優しい顔した似顔絵でね…いつもこういうお顔でいて欲しいなぁ。
 看板の方には手形がいくつか残っていて、どれかが未來さんのらしい、と聞いたのだけどどれかはわからなくて。恐らくこれじゃない? 一番大きいし? みたいなのを見つけて、アレをやろうと思ったのですよ。ええ、手形に自分の手を重ねて「やーんおっきーい☆」みたいなのを! 大きい手を実感したいじゃないですか!(笑)
 おそらくコレじゃないかなぁ、と勝手に思う手形に、自分の手を重ねてみます。「やーんおっき…あれ?」………無言になるわたくし。あーあーすいませんねー手ぇデカいんすよ私。手形とほとんど変わらなかったんすよ! やーんおっきー、くもないじゃんって感じだったんすよ!! あーあーあー。軽くやさぐれた気分になりました(笑)。悔しいので手が小さそうな友達を引っぱって、代わりに重ねさせて代理「やーんおっきーい☆」をしました。おっかしーなーわたしがそうなるハズだったのになー。ほとんど変わらなかったんだよなー。やっぱ違ったのかなー。


 このGの横っちょにある黄色いのに重ねてみた。けど残念な結果に終わりました。
 しばらくグダグダしてて、体力的に限界も来ていて、ベンチがあったので座り込んで、何か食べたいというか飲みたいんだけど飲み物系は全部売り切れてて、時間的にももう撤収で、だんだん薄暗くなる芝生のベンチで足がビキビキするーなどと云いながらへばっておりました。ら。入口の方から何やら、人だかりが移動、して来まして。その中心に、夜目にも白い頭が、見え隠れ、しており、まし、て。
 ………こういう時どうすればいいのかわからないんですよね………。箱を持っていて、Tシャツを手売りしている、ようでした…ほんとどうすればいいのかわかんない。あっちゅー間に人だかりに囲まれて、携帯たくさん向けられて、でもTシャツ売ってました。どうしたら良かったんだろうか。わかんないついでに、同じ集団で来たメンバーさんが持っていた、先ほど未來さんがステージ上で黄色いペンキをべっとりなすりつけた、タヌキを撮らせて頂きました。うん…コレが精一杯だ…。

 だからと云って見送ることも出来ず、移動し始める集団を何となーく追いかけることに。視線の先でぴょこぴょこする黄色い頭や、首に巻いたマフラーみたいなものを眺めつつ。ペンキで顔や腕が大変カラフリィなことになっておられました。みんなTシャツもペンキだらけだった。
 そのまま何となーく、元のホールまで戻ることになり、ぶらぶら歩いていたら、到着したホールの入口テントで、どうやらTシャツ物販を開始するようで。ルーシーテントに残っていた在庫を引き取りに来た、ってことなのかな。そのまま、テントで手売りしていました。騒然となる周囲を静かにさせて、Tシャツは1枚2000円だけど、原価は500円なので、1500円はまるまる中越沖地震に寄付されることを説明する未來さん。いっぱい売れたかな、売れたよね。どのくらいの人がそこで買っていたのか、見ていなかったというか見えていなかったというか…もう記憶の容量がいっぱいで覚えていません…あ、テント内でペットボトルの水? ポカリみたいなの?の2リットルをラッパ飲みしていた、のは覚えてる…あとは友達の腕をずっと握り締めていた感触とかしか(笑)。
 ふわふわの頭*5で、ふらふらとその場を離脱、しばらくまたへたり込んで、mさんとお嬢さん方とちょっとだけどお話できたりして、何かもう…現実感ないなぁ、さすが神戸は凄い所だなぁ。ぜったい東京と何かが違うよ、磁場とか。あり得ないことが起こる街だ。
 しかしいつまでも脱力してもいられないので、帰りのバスもあるし、よっこらせと立ち上がって、伝説の地と化したポートアイランドを後にしました。三宮のミント?で甘口の担担麺と餃子食べて、色々話して、バスの時間ギリギリまで。ああもう、帰りたくなかった〜。楽しかった〜。痺れた右手と緑のシミ抱きしめて、バスに乗り込みました。
 …で深夜バスにやられて東京駅、と(笑)。
 あんなに大規模なイベントが、無料で、ボランティアによって成り立っていて、とにかく凄いと思いました。これからも、意義を見失うことなく、事故のないように、続いていくといいな、GOING KOBE。主催者さんが死なない程度に!

*1:名札にお名前書いてあった!

*2:全部ボイパなんだよねー。ってことに不意に気づくとそれにまたびっくりします。うっかり普通に効果音として聞いてるから

*3:だって覚えてない…

*4:と思ったよ

*5:髪じゃなくて中身ね