ミライ派野郎

森山未來とその周辺を果てしなく気持ち悪い感じに追いかける桐の日々散々。

キャバレー 水兵8人目

 いっそがしい夜ですこと!(笑)
 休演日明けのキットカット・クラブに行ってきました。ベルリンって銀座線で行けるんだね!
 休演日を挟んで、何か変わるかなぁ…と思いつつ観たら、何か、偉く変わっていましたよ…いや、セリフの増減とか、演出とかは基本的には変わっていないんだけど、何というか…クリフとサリーが大変ラヴっこく見えました…(笑)。今まで、何となくさばさばした感じというか、恋人同士というよりは姉と弟みたいにどうしても見えがちだったのが…ちゃんとデキてる感漂ってた(笑)。物理的な距離もあるのですが(ベタベタというかイチャコラというかしてたよ!)、それよりも、クリフの視線に熱がこもったように見えました。もしくは込められた熱が上がったか。うん、「奔放なサリーと一途なクリフ」という図式が見えた。今まではどっちも奔放でお互いにそれを許容してる感じがしてました(笑)。わぁ、残りあんまりたくさんもうないけど、これから先がまた楽しみです! 舞台ってほんと、本番中に変化していくから…だから面白くて、だから怖いねぇ…。
 あと、シュルツさんの鼻の下に立派なおひげが生えてたんですが、…日曜日まではなかったように思うのですが、イマイチ確信が持てず友達とか、今日ご一緒した方とか、に訊いてみたんだけど、みんなもイマイチ「…多分、なかった…」「ないと…思う」「…なかったっけ?」くらいの回答で…。なかった…よねぇ? 私もそんな感じなんですが…いや顔の中のパーツの密度が変わったと思うんだけどなぁ。
 あとは畳みます。いつも通り大したものはございませんが。

 

 Xは付かないけど前方席のど真ん中でした。段差はあんまりないけど、けっこう見晴らしいいですね。お隣がAちゃんだったのも嬉しかったです。が二人してオペラグラス上げるタイミングが合いすぎてて…(笑)。すいません見逃してください見たい物は同じなんです。
 

  • クリフのタバコのパッケージを見ようとしていつも忘れるんです。何か、白地に赤い模様が入っていたような。でも中身は普通のKOOLのようなー。
  • 歌い踊るサリーを眺めるクリフの鼻の下が伸び気味に見えるのですが(笑)。
  • 賄いが出来たとサリーを呼ぶMC、「サリー、サリー、サリーちゃああーん!」…魔法使い!?
  • だからシュルツさんにヒゲあったっけ??
  • いきなり飛び込んで来たサリーにキスされるクリフ。口ふさがれたままもがもがと「あの、ちょっと」って。いや、モガモガだから多分、だけど(笑)。
  • 日曜日にタイプライターの脇から取り上げた「我が闘争」、今日はいつも通り洗面器の並びから取り上げていました。でもタイプライター脇にも、大小の本が積んであった。てことは、日曜ソワレは、洗面器並びにいつもの「我が闘争」がなくて、松雪さんが機転利かせてタイプライター脇の本を手に取った、ということですねきっと。
  • 緊張の一瞬、プレイリーオイスター。今日はサリーがいつもよりたくさん卵をかき混ぜてて、ここ数回見た中で一番クリフもスムーズに嚥下してました。でも笑いは起きるんだな。
  • ナイス前、突き飛ばされながらクリフ「え、ちょ、なっ、」
  • 「新しい年の乾杯の時〜」後に一瞬素に戻って「何ですかコレ!?」、でもすぐにサリーに正面向かされてまた歌い出す。
  • 「引き出し多いよ、それ☆」って突き飛ばされながら「もももういいよ…」
  • 彼女は僕の部屋にずけずけ入った、のズケズケ度が上がったような気がしました。すんごい「ずぅけずけぇ」入ったそうです(笑)。
  • 手紙をタイプしてる途中で窓にクギを打ち付けるクリフ。今日は金槌回さなかったー。クギもあんまり打たないうちにサリーが帰ってきたので、窓はすーすーしたままです。
  • このシーンが一番わかりやすく変わってました。ママからの手紙を読むところから、「映画だったらどう表現するかな」で立ち上がるまで、終始椅子に座ったサリーの膝にもたれて…ラヴいったらない!
  • 「ママに初めて嘘吐いちゃった〜」はサリー膝枕状態です。あらあらまぁまぁ! いつの間に進展したの!?
  • とにかくラヴい。拗ねたサリーを説得するところなんかもう…切ないくらいに甘くてねぇ。すっかり印象が変わってるんですが!
  • サリーがクリフを後ろから抱きしめて、その腕にクリフが手を重ねるところも、何というか…しっくり来た、というか。ぴったりしてるというか。恋人モードの波長が上手く合ってるというか。お似合い度大幅アップです!
  • で、「妊娠したの!」ていうサリーがまた何か、ためらいと恥じらいと不安があって、でもわざとおどけてる感じで…可愛いのです。
  • 「パスタもさっと茹でるし、おむつもさっと茹でるし、赤ちゃんもさっと茹でるし、そういうこと全部やるから!」…全部やらないで下さい。
  • 「医者に行く前にそういうこと、少し考えてみてくれないかな」ってサリーを抱きしめて云うのも、何かもう…たまらないですよ。一連のセリフが全て、重さと色を変えて聞こえてきます。
  • アメリカ娘の一言は「ポケットモンスター!」…これ誰が考えてるんだ…(笑)。そしていくつあるんだ…。
  • ブリュンヒルデ嬢、MCを背中から刺した後に槍が手から落ちた! 普通に拾って続けてましたが。
  • ダメな感じのものがプライスレスな歌。シュナイダーさんの番で、「目の前のこの霧も結婚すれば晴れる」が「結婚すれば変わる」になっちゃった。
  • 婚約パーティ会場に戻ってきたクリフとサリーのキスとか、その後の腰に回す手とか、何かもういちいち…自然なラヴを振りまいてるんですよ。何!? 休演日中に何があったの一体!?(笑)
  • サリーと踊ろうとするルーディ(源ちゃん)にパンチを入れるクリフ。でもそのパンチをルーディが手首掴んで止めた! やるな水兵!! クリフもびっくりだよ!!
  • 階段のところに座ってサリーに何か話してるクリフ。言い訳してるみたいに見えた(笑)。
  • 落雷エルンスト。「雷落ちた、落ちたよ!」って水兵に云ってます。で、大丈夫だとわかると「だいじょうぶだって…!」とホッとしたように笑うクリフでした。
  • 表情が変わるのは、鈎十字の小旗が振られてからですね。それまでは普通の歌だと思ってるのかな。サリーに誘われても「いや、いいよ」って手を振って階段上に上がる。
  • 2幕もラヴラヴしちゃうぞ☆(バキューン!)という感じでした。
  • ベッドで新聞広げるクリフにしなだれかかるサリー。ここもね、何というかね、密着に自然さが加わりね…ラヴいったらないです。そりゃシュナイダーさんも「お邪魔かしら」って云うわ。私なら無言で開けたドア閉めるわ(笑)。
  • タイプライターを売りに出るクリフ、コートがなかなか着られなくて難儀しているようでした。コート小脇に抱えたまま、「座って、ここから動かないで」ってサリーを椅子に座らせたら、コート挟んでサリーが座っちゃって、引っぱって抜いたり。
  • すいませんぶっ飛ばして。キットカット・クラブで乱闘シーン。芸術的な跳び蹴りの後がとってもプロレスでした(笑)。肘入れる時は「でぃや!」だし。
  • ボコられるクリフ。最後にエルンストから顔面パンチ喰らわせられて、いつもその後帽子をかぶせられてから唾棄、なんだけど、今日は帽子がありませんでした。あの、ボコッと殴ってからぎゅっと帽子をかぶせるの、好きだったんだけどなー。映画でもあったし。
  • あんだけラヴっこいのを見せつけて頂いていた分、別離がつらかったです。「これ、君の分の切符。…よかったら、使って」声が優しいのが余計に悲しい。
  • ラストの、ベルリンでの記憶たちがゆらりと立ち上るところ。初めて…引きで全体を見た、気がします。青い光の中、正に夢のように現れて消える記憶の断片。それらを置いて、ベルリンを去るクリフ。
  • 別れを告げ、置いていくものたちを、もう一度目に焼き付けるように振り返るクリフ。自分が捨てる愛しい日々を慈しみながら、決別する、痛みを伴ったような静かな表情が印象的でした。
  • カーテンコール。出てきた未來さん、下手に立ってた村杉さんとすれ違いざまに目があったのか、ニッコリしてました。
  • 整列して、両手の指先だけ合わせてぐにっとさせたり。
  • 銀テープ射出口の丸い蓋が舞台に落ちていて、それを拾った阿部さんが最前列のお客さんにそれを手渡してました。でそれを見て未來さん、軽く指さして「いいんですかあれ?」みたいに笑う。
  • 胸下くらいで微かなお手振り(笑)。で、その手を誤魔化すみたいに握って、グーにしてハケました。かーわーいーいー!
  • 最後は「本番中に『飲みに行きましょうよ』と誘ってきた」ヴィクター役の羽田謙治さんにご挨拶を振って。みんなさっさと後ろに下がっちゃうのね(笑)。未來さんは階段下に立って、手すりに片手を置いてニヤニヤしながら見てました。
  • 羽田さん「今日は本当にありがとうございました」「館時間が迫ってますので皆さんお気をつけてお帰り下さい」みたいな。で、さっさとひとりで先にハケちゃった(笑)。
  • で、おしまいです!と阿部さんが締めて、みんなもさっさとハケちゃった。この何というか、ぐだっとした終わり方も…これはこれでアリよね、と思わなくもないです(笑)。

 以上、大変ざっくりですが。はぁしかしとにかくラヴこかった。アツアツでした。デキてた。よかったよかった(笑)。