ミライ派野郎

森山未來とその周辺を果てしなく気持ち悪い感じに追いかける桐の日々散々。

血の婚礼 ワイン5本目

 今日はソワレのみです。雨降りでした…涙雨だわ。血の週間が終わる。
 アフターに延々ファミレスで、月と少女の辺りについて語り合っていました。楽しい(笑)。こういう、色々探り出したり推理したり解釈したり、っていうのが好きなんです。屁理屈こねるのが。
 明日早起きなのでざらっと。やらないって云ったのに重箱の隅をつつくような感じになってます…。
 一応畳みます。


  • フラメンコ前、やっぱり砂撒かなくなりました…好きだったのになぁ。足でじゃりっと踏みにじるだけでした。
  • メンコはかなり激情というか、直情的な印象。荒々しくて、抑圧されてない感じ。
  • で、メンコ直後に座り込んだレオナルドが、自分のブーツの爪先をちょっと痛そうにつかむのですが、あれは…傷ついた馬の足かなぁ、とか。昨日のソワレはなかったんですが、それ以外はあった。あ、今日のマチネはわかんないけど。
  • ていうかレオナルドは馬に例えられてますよね。月のセリフ「あの馬を照らし出す」も、レオナルドの馬のことじゃなくて、レオナルド自身のこと、と受け取っているのですが。
  • 帰宅後のレオナルド、苛ついてテーブルを叩きつける。やり過ぎて瓶もコップも床に落ちて大惨事に。根岸さんが落ちたレモンを拾ってました…すみませ…。
  • 初日、木で鼻をくくるように一方通行だった「泣くのか。やめてくれ」〜の一連が、どんどん会話として成立するように。うーん、会話してるように見えるのはいいことなんだろうけど、あのものすっごく冷たく突き放すようなつっけんどんさがちょっとたまらなく好きだったので…軽く残念だったり。そんなこと云いながら、婚礼の宴会では妻の手を握り締めちゃうギャップがヨカッタのになぁ。
  • ストッキングの薔薇の透かしは内腿にあるのか外側にあるのか*1
  • 妻と母親が退場して、下手奥でスポットライトにぼんやり照らされながら軽く振り向くレオナルド。暗転後同じ場所に座る花嫁、あれは花嫁の部屋ですよね。つまり、立ち尽くすレオナルドは花嫁の窓の外にいる、てことかな、と。あの姿が、女中の見た「窓の外に佇むレオナルド」なのではないかと思ったわけです。
  • 花嫁の家に挨拶に来た母と花婿。「桜の木を10本植えた」の後がわやくちゃになる江波さん、でも何とか持ち直す。ひぃ、江波さんは今回、フリー演技だと思っていますが*2、さすがにドッキリするなぁ。
  • 婚礼のプレゼントの箱たちが、椅子の端の方に置かれてて危なかった。椅子から落ちそうで!
  • 母親の爆弾発言連発に困惑顔の花婿が可愛いです。細かい演技が面白い。
  • あ、暗転時に幕を上へ上げるのが、何だかちょっと大変そうだった。人力ですよねアレ! がんばって!
  • 花嫁の髪を結う女中の、ブラシと手鏡で「よろしくおねがいします」っていうのが面白かったというか数少ない笑い所だったんですが、最近花嫁の制止が早くて…云わせてもらえない…。
  • 突然現れたレオナルドに背を向けて云う花嫁の、「私、あなたと口をきいてはだめなの」ってセリフが可愛いです。云い方がちょっとワガママなお嬢様ぽくて。
  • レオナルドの激高とそれが潮の様に引いていくバランスがたまらない。直前まで怒鳴ってたのに、「心と体に染み付いた…」は静かに、諭すように云うの…。
  • 昨日のマチネから始まったジャケット投げ、今日はアンダースローになっていました。少しソフトだった(笑)。そして華麗によけるソニンちゃんがかっこいい。
  • そういえば女中さん、ワインケーキ本当に切ってました。昨日3階から見たら。
  • 昨日といえば昨日のソワレで、少女が花婿の花飾りの葉っぱをむしり取っちゃった(笑)。でも、嬉しそうに手の葉っぱ見てニコニコしてる尾上さんと、だめじゃないか!て笑いながらたしなめる根岸さんでうまい感じになっていました。尾上さん可愛いなぁ!
  • 踊る花嫁をじっと見つめるレオナルド。その視線に花嫁が気付くと、すっと目をそらす。
  • 乾杯(サルー、salud)に参加しないレオナルドの元に、グラスを持ってきて二人で小さく乾杯する妻。あさみちゃんが可愛い〜。
  • 一緒に行きましょう荷車で、と云われて思わず「え?」と訊くレオナルドにびっくりした。えって云った今!って(笑)。そんなに荷車が嫌ですか!*3
  • 妻の体を抱き締めながら、どこまでも暗く冷たい目をしてるレオナルド。
  • 宴会の最中に姿を消すレオナルドと花嫁。このシーン、今まで一緒に扉から出ていたので、そこで何らかの何か(逃げる相談とか?)があったかも…と思うこともできた*4演出でしたが、今日は花嫁は扉から出ずに客席の柱の辺りに留まって、そこから戻ってきました。つまり「何らか」はない、ということがはっきりした、と。
  • 二人の逃亡が発覚した時に、花婿の花飾りが落ちて、江波さんはそれ踏んでるし、どうするんだろう!?と思ったら…女中さんが華麗に持ち去りました。すばらしい!
  • 群衆のシーン、花嫁の父親だった人*5が「今夜は雲が多い、月がない」を「今夜は月が多い」て云っちゃって、ひゃっ!と思いました。
  • 月/少女のシーン。解釈が難しいのですが…ちょっと仮説を立てたのですが、あまりにアレ過ぎるので控えます(笑)。でも、シアターガイドでのソニンちゃんの「森で”ある事件”が起きた後は〜」という発言を拾うなら、やっぱり…そうなのかな、と…。いや、見たまんまと云えば見たまんまですが。もっと抽象的な方向に探りすぎだったのかも、と。
  • 月がマントを着せられる(雲に隠れる)と少女に戻り、足をひきずって震えて怯える。レオナルドが片手を差しのべてるのは少女に向かってではないか、と友達が云っていたのですが、そこ見てるの? わぁ気づいてなかった、今度確認してみなくては。そしたらまた解釈変わったりするかしら。
  • 夜の森を逃げ惑い、争うようにもつれ合う二人。今日…嗚咽してましたよね未來さん…?
  • レオナルドを振りほどいて離れようとする花嫁、その体に追いすがりながら「〇♂★$いやだ」って何か口走るレオナルド。何云ってんのかわからないながらも「やだ」って…駄々っ子さんめ…。
  • 追いすがり過ぎてべっちょりと体を地面にうつ伏せに投げ出すレオナルド。
  • 正座して「朝の匂いがする、夜が死んでいく…くそぅ…」。膝を床に打ち付けるように座り込むので、すごい音が。…ていうか膝…大丈夫…?
  • 離れようとする花嫁のスカートを掴むレオナルド、その手を外させようとする花嫁。もう何か…毎日生ケンカ見てるような気分です。
  • リップノイズすごいです。チュッチュいってるよ(笑)。
  • 相変わらず一番濃厚な場面に出くわす花婿。しかも「何してるんだ」って問われてからも二人は離れないし。何か…ハラハラするというか…。
  • レオナルドがポケットからナイフを取り出す時に、ペリッと小さな音がするのですが、ポケットの出入り口はベルクロですかね? 何かないと、あんだけ暴れたらポケットから落ちちゃうもんなぁナイフ。それは怖い! エドガーのハンカチ!
  • 赤い糸玉は「血脈」ですね。それをラストで手にするのが妻。子供がいて妊娠していて、赤い血の糸を続かせる唯一の存在。だけどそれは同時に、受け継がれる悲劇も続いていく…という意味にも取れます。人殺しの血を受け継ぐ坊やは成長してから、また誰かを殺すのか、と。
  • 毎回云ってますが、やっぱりラストで鳥肌が。格好良すぎる、美しすぎる。江波さんの声がまた…凄い。
  • 花びらの降る中、現れるレオナルド。今日は花びらを見上げるのではなく、少しの間だけ花婿に目を遣ったように見えました。あと花婿の母にも一瞥を投げてから去る。
  • ラストシーンで、下手に黒い男と一緒に出てくる尾上さんは、少女なのか月なのか。足は引きずらないから月…なのかなぁ。黒い男と一緒に高みから見下ろす感じで。
  • えっとカテコ。フラメンコの入り方がいつもと違ってた、飛び込んだ!
  • カテコ時も最初はみんな表情が固くて、拍手していてもとても苦しいのですが、メンコでほぐれて助かります。
  • 最後、またはける前にひとり残ってお辞儀する未來さん。…それやると終わりになるって覚えたか?(笑)

 以上、すみません荒いですが。

*1:今日は内腿、昨日は外側

*2:何が起きても大丈夫なヒト認識

*3:そんなにお馬が好きですか!!

*4:私はそうは思わなかったけど

*5:このシーンでは全員、誰ってわけではないですよね