ミライ派野郎

森山未來とその周辺を果てしなく気持ち悪い感じに追いかける桐の日々散々。

スクールデイズ 1はみだし

 えーはみだしてきました。いやぁ…言葉がない。凄かった。スゴイモノがいろいろと見えた。たぶん見えるはずのないモノまで見えていた気がする…いやどうだろう…全然わかんない…。
 ストーリーには触れませんが、えっと、全体のトーンは仄暗く薄黒い、その中にぽちゃんと小石を投げ込むように笑いのエッセンスが投げ込まれて、跳ねる飛沫みたいであったり、波紋のようであったりする笑いがざわざわと起こる…感じ、かな。いやもっと笑ったかな。私個人的にかなり笑いました。好きだ。暗さも黒さも笑いの方向性も好きでした。が好き嫌いは激しく別れるだろうなぁ。監督がCutで云っていた「タッチのその後」がわかった気がします。その後、を描くとこうなるんだね。大団円ではないそこそこのハッピーエンド、でもハッピーエンドでしたよ?
 画面的には……ヒドい。ヒドすぎる。ありがとうブラボー。102分、ひたすら隣の友達と手を握り合いブルブル震えるだけでした。ダメだ無理だ。
 初主演作品にこれを選んだ森山氏は何だかすげぇと思いました。すげぇ。えらい。
 塚本君がそんな風に出てくるとも思わなかった。云われなきゃ気づかなかったよ…。
 終了後、ロビーに追い出されてアンケートを書いていたのですが、「この映画をひとに薦めますか」みたいな設問に、いや無理だ…と小さく打ち震えました。薦められない。みんなが見て楽しむ映画じゃない。私が見ればいい(笑)。とりあえず、月9を見て「やーん眼鏡の森山未來クンかっこいーい☆」とかそういう感じの方にはお薦めしません。むしろ止める。やめておけ。
 終了後は友達とふたり密やかに、色々吐き出しておりました。吐かずにはいられなかった。だって! あんな! そ! ん! な!!!
 ロビーで監督をお見かけしました。がじったりと見るだけでした(笑)。心中はスタンディングオベーションでブラヴィッシモ叫んでましたが。
 帰宅後、inスクールデイズDVDのジャケ写が直視できなかった。そんな感じ。あんなキャッキャ楽しそうな現場で、あんなイタズラばっかして、ギター弾いたりベーゴマ投げたりして、ブランコ乗って、ハタチに見えないって云われたーってふくれて、蝉の抜け殻でスタッフ泣かせて、るってのに! お呼びがかかったらオモチャ投げ捨てすたすた小走りで駈けてって、その先で撮ってるのがアレかよ! なんつーヒドイ現場だよ!! さいこうさいこう!!
 全然未消化です。無理。早くDVD出ないかな〜。