ミライ派野郎

森山未來とその周辺を果てしなく気持ち悪い感じに追いかける桐の日々散々。

サマータイムマシン・ブルース 5ギンギン目

 仙台での公開が一足先に終わってしまったSTMBを嘆き悲しみ、思いあまって上京した自称未來ファンの瑛太ファンな友人と一緒に、5回目のぐにゃでしゅよで沼でしゅよを楽しんできました*1
 リモコン割引適用…と思ったら1日の映画の日で、何もなくても1000円でした。ラッキーというかちょっと残念というか。「リモコン割引」という、何ともネタくさいシステム自体が大好きだったのです。でもまぁ安く見られるのはいい事だ。うん。
 チケット売り場フロアには瑛太の雑誌記事が壁中に貼られていたり*2、サントラが流れていたり、サイン入りポスターが貼られていたり、前述のタイムマシーン(実物)が展示されていたり、大フィーチャーでした。素晴らしい。
 そしてタイムマシーン、これちょっと映画じゃ気づかなかったんですが、ディティールがいちいち可愛いの! アンティークパーツ使ってんじゃない?みたいな感じで…ヘッドライト上部の金のパーツはめちゃくちゃデコラティブだし、座席部分の後ろにある箱状のものは宝箱みたいな装飾がされてるし、タイムスリップ用レバーはこれ、絶対アンティークの引き出し取っ手パーツですよ! 超可愛い!!
   
 そして、こんなにディティール凝ってて可愛いのに、どうして座席がこんなに無骨というか、どうでもいいその辺に捨ててあったこたつ用リクライニング座椅子の流用みたいなのか、何でだろうねと首をかしげつつ会場に入り本編を見たら、わかりました。最初に曽我を無理矢理乗せる時に、小泉がその辺*3からひょいと取り出して乗っけてた(笑)。で、後で確認したら、田村が未来から来た時には座椅子も座席も背もたれもなかった。というわけで座椅子はタイムマシーンのデザインには含まれておらず、あのセンスは他でもないSF研の備品センスというわけだったのです。納得。
 あと展示されてたタイムマシーン、一部破損してましたが、劇中では壊れてなかった…何かあったのか…? 展示物には触れちゃいけませんって書いてあるじゃないか〜!
 映画はほんっとに、何回見ても楽しくて笑えて甘酸っぱくて瑛太は可愛らしく格好良く腰のラインがたまらなく、ノースリーブで両手を上げてカメラをぶっ飛ばすスローモーション時の真木よう子嬢は横乳加減が素晴らしく、ガン見ポイントごちそうさまでした。美しい。東京フレンズの時も思ったけど真木さんほんっと…スタイルいい*4よね…小柄なのにね…うらやまし。とにかく大好きです。登場人物全員が愛おしいくらい好きだ(笑)。曽我の「ぐにゃでしゅよ」「沼でしゅよ」は見終わってからしばらく語尾が「〜でしゅよ」になるくらいクセになるし、扇風機拾いに行った先で石松が「では、ワタクシが」て云ってスイッチ押す前の、小泉の笑顔は見ながら同じ顔して毎回一緒に頷いてしまう。石松と小泉の「と、云いつつ」「と、云いつつ」も好きでタマラナイし、甲本の「ホセが思ってた以上にポンコツだった」も大好き。ああホセも好きだ、ラストで走ってる時のはためく白衣がたまらない。あーDVD早く欲しい。涼しさビンボーもたまらんし「俺らもそんなにオニじゃない…」もイイしあとえっとえっと「お前ちょっとダメ」とか「君たちにはこう、ちょうどイイ距離感とかないの? …ないな」も好きだし「もうビンッビン来てた!」も可愛いし「滑稽さを切り取りたいっ!みたいな!」もキュートだしああもうきりがない。「つかれたー…」時の甲本というか瑛太の表情もすげぇ好きだ。「あれー、ギンギンがいなくなってるよー、ギン、ギン!」の後に甲本がマネして指でギンギンつついてるのも可愛い。あっ新美が窓の下のトランポリン使ってもなかなか上がれないのも好き。「ケチャちょっと危ないから」とか、「あっパイロットって書いてある」の時の甲本の指とか、ほんときりがない(笑)。
 ストーリー的にもやっぱり新しい発見がまだあって、それは私が気づくのや理解するのが遅いだけかも知れませんが、今日わかったのは曽我が99年前の沼に飛ばされて戻ってきた時、部室の外からタイムスリップしたのに戻ってきたのは部室の中だったのは、沼で流されたからだというところです。これはでも見終わってから友人が教えてくれたのですが。ああ、云われなければわからなかった! でもすごい、云われたらその通りだった!! あとちょっと思ったのは、25年後の田村たちの時代も同じエアコンを使っているということはすなわち、リモコンが何らかの形で25年後には使えるようになっているということだけど、「まだ同じクーラー使ってるんだ」という驚きの声は上がるのに「リモコン使えるようになってるんだ」という方向には登場人物の意識は向かないようになっているのが上手いなぁと。そっちから観てる方の意識を上手く逸らさせて、疑問を抱かせないように作ってるのがすごいなーと思いました。あと毎回笑うのはガンダムの音楽…(笑)*5
 今回、初めての方が多かったのか、客席の反応がもの凄く良くて、リピーターとしては大変嬉しかったです。笑い所ですっごく笑うし、アレがこうなってああなってだからこうなってる、っていうのがわかるシーンでは何というか、納得&感嘆のため息が漏れたりして。ああ、イイ反応!とすごくうれしかった…。
 それと、今日観た映画館*6は音響がものすごく良くて、ドルビーサラウンドばりばりという感じで、今まで聞こえなかった脇キャラのぼそぼそしたくだらない会話とかがかなりクリアに聞こえて、ああここで5回見てればよかった、と思いました。
 見終わった後、良く行くカフェでカフェモカ啜りながら、タイムマシーンがあったら何をするかに始まり、何はセーフで何はアウトかを熱く語りました。4年前の渋谷で小津の撮影やら何やらをじったり見る*7のはセーフ、9年前に「ロボ!わらったね」の舞台をチケット買って観るのは多分アウト。その時、余ってるチケットでも買ったらお金の計算が合わなくなって過去が変わるからアウトだって云ってたのですが、でも19日に戻った甲本は番台にお金払って風呂屋入ったよねー。じゃあ実は収支は合ってるんじゃないのか今の時点ですでに。というわけでもしかしたら「余ってるチケット買ってロボを観る」のはセーフじゃないかと思ったり。完売してるのはアウトだろうから*8、ボーイズタイムはムリだね〜残念。ていうか過去に戻ってから電車とかバスとかでの移動はアリなのかどうか。難しい〜!
 っていうかタイムマシーンがないから。

*1:ちなみに友人は2桁回目でした

*2:持ってないのを見つけて激しく悔やむ友人

*3:部室の

*4:つーか乳でかい

*5:隣に座ってたお兄ちゃんが吹き出して「なんでガンダム…」と呟いたのが印象的だった

*6:渋谷CQN

*7:見るだけ。見つからないように

*8:私が買った所為でチケットを買えなかった人が出ると過去が変わっちゃう