ミライ派野郎

森山未來とその周辺を果てしなく気持ち悪い感じに追いかける桐の日々散々。

見たい映画をつなぐタスキ

 mmoohさんから受け取ったタスキ、がんばって繋ぎます。でも私、あんまり…映画見てないんだよね…。映画館もあんまり行かないし…。

<過去1年間で一番笑った映画>
 えーと。テレビで見たのですが、「英雄-HERO-」英雄 ~HERO~ スペシャルエディション [DVD] です。いやぁ笑った。画面の美しさ…に笑い、華麗なるアクションの数々に笑い、ワイヤーアクションに笑い、青い部屋に笑い、水上の戦いで笑い、そして一番のツボ、「十歩必殺剣」で腹抱えて爆笑。何その適当なネーミングは一体。それでいいのか。そんな、小学生が掃除の時間に掃除さぼってやるプロレスごっこの最中に適当に付けた技の名前みたいなのでいいのか。いいんだな。わかった。
 話自体はきちんと面白く見たのですが、そういうところでさんざっぱら笑ったので、私の中でこの映画は壮大なお笑い映画になってしまいまし、た…。ごめんなさい…。
 次点は「スウィングガールズ」です。

<過去1年間で一番泣いた映画>
 …実はこっちに「スウィングガールズスウィングガールズ スタンダード・エディション [DVD] を入れる。もう、泣いた、めちゃくちゃ泣いた。訳もわからず泣きまくった。トロンボーンを返すのを渋る本仮屋ユイカに泣き、号泣するガールズに泣き、自分のパートを歌いながらのマラソンシーンに泣き、外で練習する上野樹里のカーテン留めのネックストラップに泣き、ねずみちゃんと一緒の貫地谷しほりに泣き、演奏シーンに泣き、そして泣いている以外の場所ではほぼ笑っていたという忙しい映画鑑賞でした。どうもね…あのノリはヒリヒリしてたまらんです。自分の部活*1の頃思い出したり、懐かしさと愛しさでたまらなくなる。大好き。
 で、メイキングとか、練習の合宿風景とかが、また…涙腺直撃なんですよ…。合宿中のミーティングとか、もう、泣けて泣けて思い出すだけで今も泣きそうになる。なんだかよくわかんないけどとにかく泣ける。さんざん大笑いもしたんですけど! でも涙の量の方が多分多かった!
 映画のくくりを外すと、「世界の中心で、愛をさけぶスペシャルエディションの特典ディスクに入っていたメイキングの、長澤まさみちゃんと撮影の故・篠田さんのオフショットの1シーン、「まさみをキレイに撮る為にみんながんばってるんだよ」に照れて変顔して笑うまっさん、で号泣しました。ほんとに綺麗だった…。あっあと平井堅の「瞳をとじて」のPV。顔が腫れる勢いで泣いた。

<心の中の5つの映画>
 むずかしーい! 思いつく順に思いついた物を並べます。

  • ベルリン・天使の詩ベルリン・天使の詩 [DVD]
    • ヴィム・ヴェンダースの名作。わけもなく泣けるんだ…。音楽もいちいち秀逸で美しく退廃も漂わせ、サントラも大好きです。天使がオジサンなのもステキ。ピーター・フォークがまた…素晴らしいんだ(笑)。ナニゲにニック・ケイヴのライブシーンが含まれてるのも良い。
    • 続編として「時の翼にのって」がありますが、これは…うん、まぁまぁかな、くらいでした。悪くないんだけど!
  • インタビュー・ウィズ・ヴァンパイアインタビュー・ウィズ・ヴァンパイア [DVD]
    • えへ(笑)。好きなんですこのトム・クルーズ。トムのくせに金髪でお高いイヤミでエレガントなお貴族ヴァンパイア・レスタトを見事なまでに演じきってて大好き。今ではすっかりスパイダーマンの彼女役として有名になってしまったキルスティン・ダンストの、これまたドエライ困った悪い子美少女ヴァンパイアっぷりもたまりません。映画5回くらい見に行って、カメラワークまで覚えて帰ってきました(笑)。ミイラの死体とレスタトが踊る一瞬のシーンと、あとクローディア(キルスティン)がヴァンパイアとして目覚めた最初の台詞「I want more ...」、その後のレスタトとクローディアのいちゃいちゃ、その辺が好きです。大好きです。わーまた見たいなー! 
    • 惜しむらくは…ブラッド・ピットが美しくないこと…あとアントニオ・バンデラスも…(笑)。なんでそんな不必要に濃いのか謎です。
    • レスタトの台詞は色々好きなのがあるなぁ。「perfect! you're Perfect!!」ってキレるところとか、「クローディア、クローディア、クローディア」って3回呼ぶところとか…台詞が好きなんじゃなくてトムの台詞回しが好きなのかも知れない。
    • ラストのストーンズもたまらない終わり方です。
  • 「シティヒート」シティヒート [DVD]
    • イーストウッドものからどれかひとつ…と思って、ダーティハリーの3と迷ってこっちにしました。多分イーストウッドファンからはあまり重要視されてないであろう1作。でも大好きなんだもん〜!
    • 禁酒法時代のアメリカを舞台にした、バート・レイノルズ扮する私立探偵と、イーストウッド扮する刑事の、相性最悪コンビが、ギャング抗争に巻き込まれたり密輸事件に首突っ込んだり誘拐事件を引っかき回したり、とにかく楽しい映画です。大好きー。軽〜い探偵と苦虫かみつぶしたような刑事、という、主演のふたりに求められるイメージそのままのキャラクターが何とも云えずハマり、さらに(当時にしては)珍しく、おちゃめなイーストウッドさんが見られるという。しかも個人的に1930年代の雰囲気が凄く好きなので…ツボばっかり押されてニヤニヤしてしまう。
  • 「ゲーム」ゲーム [DVD]
    • 話が好き。こういうの大好き。これに続く流れとして「saw」とかも好きです、展開的に。今考えるとデヴィッド・フィンチャー監督だったんですねーこれ。
    • 日々の生活に飽きた富豪の経営者に、放蕩弟がプレゼントした誕生日のカードには、ある「ゲーム」への参加資格が付いていて、半信半疑でゲームに参加するうちに…というミステリアスな展開と、最後のどんでん返しがたまらない快感です。こういう最後、大好き! 
  • プロヴァンス物語 マルセルのお城」
    • …asinが出てこない…ショック…。
    • えーと、フランスの作家マルセル・パニョル原作の3部作を映画化した、プロヴァンス地方とマルセイユをバカンスごとに行き来するささやかな一家の、もうほんっとに小さい、でも愛すべき冒険とか初恋とか、そういうのがキラキラ詰まった映画です。風景の美しさ、画面の美しさ、主演のジュリアン・シアマーカ少年の愛らしさ、ああもうたまんない。「プロヴァンス物語 マルセルの夏」というのが先にあって、同時公開の続編という感じだったと思うのですが、不安におののく母親の美しさとラストの泣かされっぷりに「お城」を挙げます。これまたサントラも美しいんだな!

 …えっもう5つ終わっちゃった? わーん、足りない! 選べない! あのねーあとねー好きなのはねー「グラン・ブルー完全版」とねー「レオン」とねー「十二人の優しい日本人」とねー「明日に向かって撃て!」とねー「俺たちに明日はない」とねー「さよなら子供たち」とねー「cube」とねー「紅の豚」とねー「戦メリ」とねー「山猫は眠らない」とねーうーんとうーんと。「アニムスアニマ」もすごく良かったしねー。
 あえて未來絡みは避けてみました。だって! 当然すぎてさ!!

<見たい映画>
 …だからあんまり見てないからさー見たいのはたくさんあるんだけどさー。

 古いのとか、もう一度見たいのも入れてイイなら…「博士の異常な愛情」が見たい。あともう一回「Rampo」のインターナショナルバージョン?が見たいな。ジャック・タチのおじさんシリーズも見たい。あと「戦略大作戦」とか「アルカトラスからの脱出」とか、イーストウッドのが見たい。「ダンサー・イン・ザ・ダーク」のミュージカルシーンも見たい。あんまり思いつかないや…。ああっ映画「ウォーターボーイズ」忘れてた! いかんいかん! 

 で、これを5名様に回す、んですよね? 回せるかなぁ…はてな及び未來絡みは軒並み回りきってそうな気がして(笑)。5までいかなくてもがんばって回しまーす!

*1:部活でオーケストラやってました