ミライ派野郎

森山未來とその周辺を果てしなく気持ち悪い感じに追いかける桐の日々散々。

大河ドラマ「いだてん」第37話

 ついついラグビーワールドカップを見てしまい、早てんが始まってしまったけど追いかけます。五りんくんの高座からスタート。きな臭い展開が待ち受けているのは覚悟の上なので、せめて始まりくらいは軽妙なのが…ありがたい、のかな…?

 東京オリンピック返上の流れが生まれ始めるのですね。日中戦争か…。オリンピック委員会も何か…きな臭いね…治五郎先生、どうしちゃったんだろうねほんとに。そうかまーちゃんにはちゃんと伝わってはいるんだ。でもなぁオリンピック、そんな形でいいんですか。それは本当にやりたかったオリンピックなんですか。スヤさんも東京に来たのね。やだねぇ出征をバンザイで見送るとか…。ねぇ、すぐにカタがつくとみんな、思っていたんだよねぇ。すぐ終わってオリンピックやれると、思っていたんだよね…。

 未來さんは今週も語りのみで、そっかーまぁ安心して見られるな、ある意味では。内容的には全然…心穏やかには観られないけど…。

 ああーハリマヤの女将さんが亡くなったの……。りくちゃんは今週も可愛い。おっスヤさんずばっと云ったね! そしてやっぱり気づいてなかったのね! 小松勝、フルネームで何度も呼ばれる。

 おっ近衛文麿首相。オリンピック返上の話を副島さんが独断で。そうだよねーわたしも副島さんに賛成します。今まさに…って感じだよ…治五郎先生の頑なさがなんだか醜悪に見えてきてしまって悲しい。だってもう、どんどん、かつての平和の祭典であり象徴であり政治とは無関係のオリンピックとかけ離れていってるよ。選手たちにも戸惑いが…そうだよね、やれるのかどうかもだんだんわからなくなって来ている流れで、知り合いが戦場に送られているのに、これでいいのかって思うよね…。戦争なんかでオリンピックができなくなるの、そりゃあ悔しいだろうけど、だってあんだけ苦労して取ってきたんだもんね、でも…ねぇ。あっそうか…金栗さんはオリンピック中止で選手のピークを逃してしまったんだったね…。

 まーちゃんの苦悩が胸に痛い。常識的に考えたら河野さんの云うとおりだよね。わたしもそう思う。梯子ば外される選手の気持ち……それは……でも。個人の感情レベルでは、わかるけど、でも。でもでも。

 小松くん、あの日の四三さんを思い出すゴールだ…。わーん治五郎先生に抱きとめられたあのシーンが四三さんで再現されてる。こんなシーンなのに、先に希望が全然見えないのが辛い……あの時と同じなのに。

 あーあー日本どうするのよね。ほんとだよさっさとアレをナニせんと。そしてこのご夫婦面白いな…でも多分ちゃんとわかってるな。治五郎先生がIOC総会に出席するそうで…わぁ荒れる予感しかない。治五郎先生には申し訳ないけど。ああっまーちゃんがついに。ねぇ、だよねぇそうするしかないよねぇ。ああ、こんな国でオリンピックやっちゃオリンピックに失礼、あああ云った。よく云った。まったくだ。すごいこと云ったけど本当そのとおりだし個人的には今でもそう思ってるよ。まーちゃんの一言一句がぶっ刺さってしんどい。そして喝采を送りたい。治五郎先生のこととても好きだし素敵だと思っていたし思っていたいから余計につらい……けど誰よりもそう思いながらこれを本人に向かって放ったのがまーちゃんなんだよね。よく云った。四三さんにも小松くんにも申し訳ないけどやっぱりそう思う。

 あーあカイロ大変だ。当然だ。あの治五郎先生がこんな目に遭うのを見るのもとても悲しいしこんな治五郎先生を観たくない。でもその言葉はもう、無理だよ。通じないよ。だってもう、オリンピックと政治は切り離せなくなっちゃってるじゃないか。……ええええもう、引っ込みがつかなくなっていく。最悪コースじゃないか。ああもうまーちゃんの言葉がいちいち全部…ほんとだよまったくしか云えない…。

 おっ平沢和重さん、そうだジゴローカノーの最期を看取った人物だ。ってことは…えっ治五郎先生…いやまだこのパターンの振りは…いやまだだ。まだ…じゃないのか……ああやっぱり治五郎先生はチャーミングな方だ。そりゃ空手で行ってオリンピックを持ってきちゃう人だよ。ああん羽田の競技場。みんなが夢を見て、純粋に夢に向かって走っていられた頃。未来がただ、輝かしくて、キラキラしていた頃。やめて…これ走馬灯じゃないの先生……ああ、平沢さんはこの治五郎先生のキラキラな思いを継ぐのだね…。

 四三さんの靴紐が切れた。わかった。五りんくんももういいよ。

 治五郎先生に東京のオリンピック見てほしかったね…。先生からまーちゃんに受け継がれる、動いたままのストップウォッチ。東京でやるまで止められないやつだね。動き出しちゃったから止められない。

 って、志ん生師匠も倒れてる…!? 次回はいよいよ太平洋戦争に突入なんですね。久々に孝蔵さんも出てくるようで、…でもなんと云うか展開的に軽々しくわーい楽しみ!とは…云えないんだな……。