ミライ派野郎

森山未來とその周辺を果てしなく気持ち悪い感じに追いかける桐の日々散々。

J-WAVE SPECIAL「ISRAEL, FEEL THE VIBRATION」

 昨晩J-WAVEでオンエアされた、未來さんとエラ・ホチルドさんの対談インタビュー、radikoのタイムフリーで聴けるようになっています。

radiko.jp

 (たぶんすぐ始まるリンクになってるはず…)

 エラさんと対談って英語なのかな??とか思っていましたが、なるほど未來さん日本語で通訳さんがいてエラさんが英語、の対談でしたね。通訳は我々用なんだろうな…(笑)。お気遣いありがとうございます…。

 声聞くのもちょっと久しぶりな気がしてしまう。やっぱりラジオいいなぁ、もっと声聞きたいなぁ! ふたりの出会いの話が面白い、生意気なのがタマラナイって(笑)。「Judas,~」の成り立ち的なお話もなるほどなぁ、イスラエルで「駆込み訴え」がどう受け止められるのか、大丈夫なの?とちょっと思ったりは確かにしたけど、やっぱりなかなかセンシティブなところだったんですね。でも、ふたりのパーソナルな関係性に落とし込んだら面白くなる、のは、実際に観た上でも、なるほどな、と。だってふたりを観ていて所謂宗教的な意味合いはあんまり感じなかったもの、もっと「ふたりの人間」とか「ふたつの肉体/ふたつの魂」みたいなものが、惹かれ合ったり引っ張り合ったり反発し合ったり求めて無視されたり、し合っていたもの。あとイスラエル人=ユダヤ教徒、ではない、っていうのは頭ではわかってるけど感覚的にはあっそうか、って改めてなるな。

 日本の文化は長い伝統がある分、フレキシブルに変化に対応するのが難しいところがある、けど、イスラエルは様々なルーツを持つ人々が集まって近代に成立した国だから、フレッシュで、雑多だけどいろんなものがぶつかり合って、そのぶつかり合いを楽しんでいるような生き生きしたものを感じる、と未來さん。エラさんは、日本のモダンは昔からの知識の上にあるモダン、イスラエルは常に文化的衝突が起きている(笑)ので、国民性がとてもダイレクト、はっきりものを云う文化でドラマが生まれる。日本はオブラートに包む(under the surfaceって云ってたね(笑))(未來さんが「水面下でって云ってたね」って云ってたのはこれのことだよね)ところがあるから、イスラエルの方がコミュニケーションとりやすいかな、って。未來さんがイスラエルは議論が活発、って云ってたけど、未來さんがそう云うってことはそりゃあもう相当なんだろうな(笑)。

 何故コンテンポラリーダンスに行き着いたのか、のお話、未來さんのは、うん。そうか、コンテンポラリーには「間違い」はないのか。ないな。わたしは自分がどうしてコンテンポラリーを観るのが好きになったのか、あんまり覚えてないんだけど*1、でも未來さんがコンテンポラリーと出会ったことはとてもとても嬉しく思っています。すきなひとがすきなものと出会ったら嬉しいに決まってる。エラさんの、「ダンスが第一言語」「美しさを一番表現できる」「エンドレスなリサーチ」っていうのもすごいなぁ。何で語るよりも多くのものを伝えられるし受け取れるのがダンスなんだろうなぁ。神戸でのレジデンス、っていうのは来年の横浜コレクションのプログラムなのかな。生活、生きることとダンスがそのまま繋がってるんだな。

 エラさんと未來さんがラジオに出てるのも不思議(笑)なんだけど、また何かするのかな…と思いきや、逆に予定が今年はないからラジオ、なのか(笑)。でも「Judas,~」はずっとやり続けていきたいって未來さんも云ってたし、このラジオもきっと何らかのレイヤーの1枚になって今後の作品に重なっていったりするんだろうね。

 編集されてぶつ切り感はあれど、リラックスムードで楽しい対談でした。うーんまた未來さんとエラさんが一緒に踊ってるの観たいなー!

yokohama-dance-collection.jp

*1:偶然目に入ってかっこいい!!って思ったものがコンテンポラリーだった、って感じ。ラララとか