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ミライ派野郎

森山未來とその周辺を果てしなく気持ち悪い感じに追いかける桐の日々散々。

「なむはむだはむ」@東京芸術劇場シアターウエスト(3/10夜)

森山未來 舞台

 ラストスパート編*1、新曲も増えたけど、それだけには留まらずここからさらに新しい展開が始まるのが流石…。今回もまた斬新な構成になっていました。停滞すると死んでしまうマグロのような作品だ…。

 セトリとメモは下に。

 

 本日のセトリ。クローバー終わりという斬新な構成でした。エンディングテーマみたいだった(笑)。

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  • 下手奥より普通に3人で出てきて、岩井さんが「おはようございます!」って挨拶していました。ソワレだけど。
  • 衣装は、岩井さんが薄いグリーンのシャツにスカーフタイにサスペンダーに紺ジャージ。未來さんは赤青系柄シャツに蝶ネクタイカマーバンド緑シャカパン。前野さんは黄色いシャツに蝶ネクタイサスペンダーグレージャージ。
  • 何となく、3人ばらばらに動いたりしながら、とりとめのない話をし始める。不思議な時間だった…。
  • 未來さんは、小さい頃鍵っ子ってわけじゃないけどひとりで家にいることが多くて、夜に鏡…じゃなくてガラス窓を見るのが怖かった、と。映っているガラスの向こう側の隅っこに何かいそうな気がして怖かったそうです。
  • 岩井さんと前野さんが向かい合って何だかへんてこ可愛い踊り(笑)を踊りだし、それに未來さんが横から加わって何か…ずんどこしてた(笑)。
  • 岩井さんと前野さんがわちゃわちゃしてるのをちょっと後ろから見ていた未來さんが、何かしたそーうなお顔をしながら前野さんの背後に近付いて、「君のサスペンダーをはじきたい~」とか歌い出して可笑しかった。ぱっちんしたくなってしまったようです。
  • から何だかよくわからないけどサスペンダー! サラマンダー!って歌になって、岩井さんがそれにサスペンダーとサラマンダーっぽい振りを付けて(サラマンダーは怖い顔して口から火を噴きそうな感じだった)、前野さんはボイパみたいなので参加して、何なんだこの時間。
  • 未來さんが相撲のはっけよいみたいなポーズから踊りだしたのは覚えている。とても美しい形だった。
  • まだとりとめのない話が続く。岩井さんは占ってもらったら先祖からの恩恵が全くないって云われて、お墓参り行ってるかって訊かれてそういえば行ったことがないから行ってみたらどうとか、未來さんは昔内職をしていて携帯電話のモックの中にICチップを入れる内職で、蓋しちゃうから見えないんだけど、とか。ほんっととりとめのない話だった。
  • の最中に、蓋がガタン!とずれて、「むかしむかしおじいさんがいませんでした」。固まって顔を見合わせて、未來さんが穴の中に入る。岩井さんと前野さんは残ったまま、暗転。
  • そして「みんみん」、明るくなってナレーション?がタイトルを読みあげるまでバンドブースの未來さんと岩井さんも固まってて、タイトル読み上げられたらあわてて準備してまた暗転。
  • 次にオレンジのライトがゆっくりと前野さんを照らして始まる。
  • 前野さんを注視している未來さんが前のめりで面白い。いや前のめりになるよねあれは。
  • 裏声コーラス最高です。最高です。
  • 前野さんが倒れる。岩井さんはギターを下ろしたけど、未來さんはベース構えたまままだ前野さんをじっと見つめている。動くかな…?
  • そのまま紙を取り出す未來さん、「10万才」読み上げ始める。前野さんはひっくり返ったまま、岩井さんがそばに来てちょっと心配そうに見下ろす。
  • 10万才を読み上げる未來さんの読み方が何だか可笑しくて可愛い。かしこまって書かれたテキストに忠実に読み上げるのね。
  • そのままワークショップ再現に移行。岩井さんが初めて、前野さんはまだひっくり返ったまま、未來さんはベース下げたまま。
  • 虫歯が抜けてバイキンがお腹に入って死なないで外に出て車にひかれないで森に行って爆弾落ちて死ぬ岩井さん。
  • ベースをおろしながら「いやいやまってまって」と入ってくる未來さん、スタンドマイクも片づける。ペグがきつく締められていたようで「かった!!*2」て云ってた(笑)。
  • 爆弾よけて落とし穴に落ちて死ぬ未來さん。
  • ここまでずっと死んだセミキープだった前野さんがやっと起き上がって、出会いとかさぁって入ってくる。森の中でクマに出会って踊ってクマに食べられて死ぬ。
  • クマと出会ってウサギやいろんな動物が集まって歌を歌ってくれて死なないで森を出たらまた爆弾でしなないで、また避けて、川で泳いでいたら岩にぶつかって、飛んで避けたらミサイルで、寿命、バーン!、死にながら岩井さんと前野さんが穴に消える。
  • ひとり死に続ける未來さん。風邪とか、花粉じゃ死なんやろ!とか。そのまま「バナナの中」、詩に続ける未來さん。ロープが上から落ちてくる。
  • 岩井さんがテキストを読み上げ、前野さんがギターを少し鳴らし、未來さんはうねうねし始める。
  • そういえば未來さんは上半分がふわふわで(団子じゃない)、下半分が小さいお団子でした。
  • ゆるゆるのバナナな未來さん。ゆるゆる。
  • 「なぜ世界はなかなか思い通りにならないのか」…思い通りにならないことばかりだよね世界…。バナナはほんと、とても…眉根が寄ってしまう…。
  • 岩井さんがとても不安定な恰好で上手側のセットに昇り、頭を下にしたような状態でテキストを読み続け、その内容もどんどん不安な方にいくので、とても…これはつらい…。
  • 新聞のバナナ、で両手を広げてくるくる回り続ける未來さん。ちょっとARIGATOを思い出した…。
  • 回転の勢いのまましゅるんと座り、床上を転がる未來さん。ゆっくりと、地面に向かって、バナナ。
  • この辺の地面地面バナナ、怖いんだ…頭の先からまっかなバナナ…。
  • 穴の上で縦のロープを首に巻き付け、エアリアルのように穴を渡ったりするのも少し怖い。
  • 前野さんのバナナの歌は優しくてちょっと救われる…。
  • 未來さんは穴に消え、岩井さんも倒れて頭から穴の中へ。
  • 前野さんがそのまま上の方に座って、「長い毛」スタート、読み上げも前野さんだった。
  • 穴の蓋の隙間から、既に顔面ロープぐるぐる巻きになっている未來さんがにゅるんと出てくる。芋虫みたいに這って進む。
  • 縦のロープが時折揺れる。
  • フォークとかがありました、の辺りで立って、ロープをゆっくり手繰っていく未來さん。外に出て海にたどり着くまで、で一度終わって、そのまま足音が鳴り始め「きょうりゅうのえいがかん」へ。わー巻き巻きがない! あそこの謎小芝居、すごく好きだったのに(笑)。
  • 岩井さんも出てきてギターを弾く。ここの前野さんと岩井さんが同じ穴から顔を出して神妙な顔でコーラスしてるのも可愛くて好きです。
  • ちょっと穴危なかった…足で確実に探りながら歩いてるから大丈夫なんだけど…。
  • 自由自在のフェイクほんとかっこいい。知ってるけどかっこいい。何度見てもかっこいい。
  • なのにエビバディセイからのOK岩井さんカモン!で大縄跳びになってしまう。最初っから入れる気がまったく感じられないスピードで縄を回す森山さん。「入れるよー!」って云ってるけど無理ですよ。
  • 前野さんも「入れるよー!」って。ほんとかよ(笑)。
  • 岩井さん「壁に見えるよ~」って歌いながらも無理やり入る。もちろん飛べない。
  • 「入れてなかった~」ってしょんぼりっぽく歌う未來さんに岩井さん、「いれる気がないよ~」うんわたしもそうおもう。
  • 「入ってほしかった~」「うそだね~」ねぇ(笑)。
  • そして前野さん「混ぜて欲しかった~」
  • しっとり終わるのが逆に不思議な気がしてきた。
  • 「こまごまかってきてのいみ」、読み上げはハキハキしている方でした。
  • 顔からロープを外す未來さん、そのままロープを手繰り出して張り巡らす。
  • 岩井さんは、お母さんってざっくり頼むよね、とかの話をひとりで続ける。前野さんはギターをぽろーんと鳴らす。
  • その意味の正解はわからない、だって母はすでに死んでいるから、とか。100年は「とても長いスパン」の話で、自分も死ぬ直前にはっとわかる、とか。人間は力が抜けると目が開く話とか。
  • 100年分のへその緒がずっと繋がっていて、そのへその緒に100年分のゴマがたくさんついていて、それを手繰り寄せるとゴマがすごい溜まって、それがコマゴマ、とか。うへぇ。
  • ゴマの話とか、朝起きて最初に目にする光景の話とか、が、だんだん大きくなる波の音にかき消されていく。ロープを張り終えた未來さんが窓から出ていく。
  • 「長い毛2」岩井さんが立ったまま冬の日本海の歌を歌いあげる。何か、いつもより大仰というか…演歌なんだけどちょっとオペラっぽかったり面白い感じになっていた(笑)。
  • 歌終わりにお辞儀をする岩井さん(笑)、そのまま窓に入って読む。
  • ロープを伝って登ってくる未來さん。
  • ロープの脇に立ち、ゆらり、と揺れる。海中で水流に漂うみたい。
  • ロープに触れないように片手を挙げる、と、高い位置のロープに偶然手が触れてしまって、そこからそのロープを掴んで身体を預ける。偶然やハプニングから別の展開が始まっていくの、スリリングで観ていてとてもドキドキする腕を絡ませてロープに乗る、というかロープで浮く、というか。
  • 上をくぐり、下をまたいで、低いロープを踏んだり、背中でしな垂れかかって反動を利用してまた起き上がったり、泳ぐように全身を浮かせて漂ったり。軽々やっているように見えるんだけど、ロープに体重預けて両足浮かせるのって…ものすごい大変だよな…。
  • 木と毛の歌の、いらないよ、のところで床に落ちる。けっこうぼとりと落ちるからびっくりする。そのまま床を滑るように動き、ふと起き上がって人差し指を立てて踊る。何か…とても綺麗だった…。
  • するりと歩きだして窓に向かい、岩井さんを迎えに行く。抱擁に至るまでの戸惑いとか躊躇いとか何かそういうのを間近でつぶさに見てしまって…こっちが照れるやつ…(笑)。
  • チークタイム発動。木と毛の掛け合いがとても高まって感極まったようにがしっと抱き合うふたり(笑)。わたし何を見てるんだろう。
  • 「何で抱き合ってるの」「俺も混ぜてよ」って前野さんの声を無視するように抱き合う腕に力がこもる(笑)。
  • 「木~」「毛~」と柔らかくうっとり歌うふたりの間にク~が混ざる。木~ク~毛~ってなる。のに未來さん「マジ黙ってろ!!」出たー!(笑)
  • 「マジはいらないよ~」って返す前野さん。未來さんも岩井さんも笑っちゃってて、それでもクをやめない前野さんのことを「絶対やめないの~」って云ってた(笑)。
  • そして波の音が大きくなったところでぶちっと途切れロープがだらんと垂れさがって夢から覚めたように終わる。終わった時の気まずい感じもたまらないよね…。
  • ロープが垂れ下がったままの舞台で「クローバーストーリー」、ボトムレスマイクを手に前野さんがロープを避けながら歌う。最初は可愛らしく、2回目からだんだんデスボっぽくなる。
  • 未來さんノリノリで楽しかった…。前野さんの機敏なダンス?に笑ってた…。
  • べろべろになった前野さん、マイクがスタンドから落ちたりしていた。
  • ギターソロのところで「地獄のギターソロだあぁぁ」とか云っててそんな(笑)。
  • そして最後に「みつばー! よつばーー!」の前野さん、「あやねーー! かりんーー!」の岩井さん。締めの1音と同時にロープがばさりと降ってきて終わり。
  • みつば! よつば! バンド!って云っている前野さんをはいはい、とあしらって(?)、整列してお辞儀でした(笑)。バンド終わりって何か不思議な感じだった…。

 バンド終わりだったり、謎の雑談コーナー(?)ができたり、ロープ巻きがなかったり、こんな押し迫ってまでまだ実験的なことを…いや、実験的とかそういうんじゃないんだな。毎回実験してし続けるものなんだな。むしろ毎回が実験コーナーなんだな。最終形態を探す為の実験じゃないし、最適解を見つける為に模索しているのでもないんだな。どうしても、何かを「やってみる」の先には「どっちが良いか」とか「より良くするためには」って考えがくっついてしまうのだけど、なむはむだはむの「やってみる」の先のベクトルは、そっちは向いてないんだよな…わかってはいるんだけど、ついつい(笑)。

 そんな、自分の固定観念や偏りがちな価値観もゆるゆるとバナナにしてくれる、なむはむだはむです。

 そして、ちょっと普段当たりが強めだよね(笑)、なんて思ってしまうマエケンさんに対して、カテコ終わってハケる時に未來さんがジェントリィに「どうぞ」ってするのを見てしまい、あっ好き…ってなってしまうチョロいわたくしでした。

*1:勝手に云ってるだけです

*2:固い