ミライ派野郎

森山未來とその周辺を果てしなく気持ち悪い感じに追いかける桐の日々散々。

Justine Emard「REBORN」@EARTH+gallery

 朝に用事があったので、出かけたついでに木場まで足を伸ばして「REBORN」観てきました。ランチタイムで混んでたりするかな~と思ったけど、わりと独占できてしまって…とても居心地良かったです。ランチは土日しかやってないそうだけどお野菜のプレート美味しかった! 健康になれた気がする!

 ギャラリーの壁3面を使って、向かい合った2面に未來さん、突き当たりの1面にオルタが投射されて、何というか…没入感がすごかった…。オルタ以外の2面がどこから見ても何となく角度がついてしまうのがもったいない気もしつつ、でも良い眺めだった! 音はオルタが発している音なのかな、不思議な音も相まって、とても…環境映像っぽくて…常にうちの壁にも映しておいて欲しい…テレビとかつけないでずっとあれをぼんやり眺めていたい…。カフェコーナーがギャラリーの2階にあって、バルコニー状な上に手すり部分も透明なので、美味しいランチを頂きながらまったりと上から眺められる最高の環境でした。ほんと長居してしまった(笑)。

 無機そのものな、けっこう機械部分剥き出しのオルタが、だんだんとても有機的な存在に見えてきて、では有機の肉体を持つ森山未來は何なんだろう*1、とか、電子制御で雄弁に指先や表情まで動くオルタと、突き詰めれば化学式と神経伝達パルスに分解される人間と、何が違うのか、とか、有機/無機の境界がゆらぐ…と云うか、自分の裡の有機と無機の境界線をさわさわと撫でられるような…ここなの? これなの? 本当に?ってくすぐられるような…ちょっとした居心地の悪さみたいなものを感じたりもしました。面白い。でもループしている映像を何時間でも眺めていられるんだ…。

 カフェの建物の上階で展示開催されているのも面白かった。DOMMUNEでお話を聞いた、ボットが自動生成したコンセプトで制作されたアート、を見られたよ! デジタル植民地何とかに反抗するハクティビスト彫刻(だっけ?)のインスタレーションが、見ただけじゃわからないけどギャラリーの方にその仕掛けというか仕組みというかを聞いたら、すごくああ!!ってなって楽しかったです。フェミニストボーイズバンド何とかの方はよくわかんなかった…もう一方のハクティビスト彫刻のは、何かすごいことはわかる、わかるけどよくわかんない…監視のレベルによって色分けされた地図上のデータをディープラーニングでどうこうして何とか…何かすごいことだけは伝わった…。あと自動生成ボットを可視化した展示がかっこよかったです(笑)。行かれる方は、是非2階の展示も覗いていくことをオススメします!

*1:未來さんが無機的に見えるというわけでは全くないのだけど