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ミライ派野郎

森山未來とその周辺を果てしなく気持ち悪い感じに追いかける桐の日々散々。

「VESSEL yokohama」@赤レンガ倉庫ホール(1/29)

 昨日は所用によりお休みしまして、千秋楽公演行ってきました。年明けのJudas,~から通ったなぁ赤レンガ倉庫! 汽車道歩くのが好きで桜木町駅からてくてくするルートが気に入っています。あの、どことなく漂うテーマパーク感がね、わくわくするのね。観光地ね。

 3回目のVESSELは一昨日、初日とはまた違って見えて、観る回数分の見え方ができてしまうんじゃないかと思ったり。今日のラストシーンは本当に圧巻としかいえなくて、もちゃもちゃの中へ沈み溶けていくまでの左右に揺れる身体を、ある種の敬虔な気持ちで見つめていました。冒頭で、カタマリたちが現れる以前から、泡立ち音を立てて存在していたあの「生命の源泉」みたいなところ、発生した生命たちが進化を重ね、ひとつの頂点に達した時に、またそこへ還っていく…何か、生命の進化の果ては無に帰す、みたいなことを考えて、その果て*1を見守るような、尊くて少し怖いものを見るような、敬虔と畏怖の混じったような感覚がした…凄かったです。今まで観たVESSELの中で一番圧倒されたラストだった…完全に沈んでませんでしたか最後…。圧倒され過ぎてカテコの時まで何かぼーっとしていた…。

 白いもちゃもちゃをかぶるの、2回出てくるあの行為は何なんだろうと前回も思っていたのだけど、今日はあのシーンが食べてるみたいに見えて、新しい見え方だ!と自分で思った(笑)。というのも、今日が一番、ヘッドレスポーズの肩甲骨周りの顔認識をわたしがはっきりしていたから、じゃないかな。最初に背中を向けてかぶる時*2は、あんまり顔認識できていないんだけど、2回目の未來さんの時にものすごく肩甲骨周りに顔がはっきり見えて、その謎の生命体が顔一杯にもちゃもちゃをくっつけながら食べているみたいに見えて…面白かった。そんな風に見えたのは初めてだわ。未來さんの肩甲骨周りにはビリケンさんみたいな顔が見えるし、同時にボディビルダーのポージングみたいな人も見える。あれスマホのカメラ向けたら顔認識するかどうかやってみたいな…。

 じゃなくて、もちゃもちゃを食べているみたいに見えた話。陸に上がってから、もちゃもちゃを食べるごとに一段進化していくように見えて、細胞分裂して例えば大気中とか水中とか地中とかから養分を吸い取って生きていたものが、陸に上がって進化して、他者を捕食して栄養を摂るという段階にひとつ進み、やがて進化の頂点に立つ直立二足歩行の形態に到達する、みたいな。未來さんが立ち上がった時に、あっここまで来た、って感じがしたのでした…そしてそれが沈み溶けて還るのがあの、命の源泉のもちゃもちゃ…。もしかしたら、VESSELは、今の人類がいったん無に帰した後、次に始まる生命の進化、そのひとつのシミュレーション、なのかもしれない。なんて。

 最初の、カタマリがばらばらにほどけて蠢きだすところから、上手の二人組が水面/床に身体を打ち付ける瞬間ドーン!!って衝撃音が鳴るところ*3、あの「伝わった衝撃で一段階進化する」きっかけ、みたいなのがすごく好きです。生物が進化する瞬間ってああいう衝撃なのかなって思う…。それと同じ感覚で、パシャパシャするところも、パシャパシャの前に足(?)で水をびしゃっと跳ねさせると、飛沫がかかる後ろの2体がびくっとなるんだけど、それも…ハッ!!てなる瞬間、生命的なユリイカ!みたいな感じ、なのかな、なんて。それで何かに気づいて、パシャパシャが伝達されていく、のがすごく好きです。こうやって進化は種に共有されていくのね…*4

 もちゃもちゃと並んで気になるのは、「両側からのプレッシャーに弾き出される真ん中」というモチーフが明確には2回*5出てくる、のが、何なのかなーと気になります。並んでぴょこぴょこの最後と、巨大カニフォーメーションが3人から2人になるところ。どちらも、両サイドからの圧というかぶつかり合いというか、に真ん中が弾き出されるのね。ちょっと核融合っぽいなと今思ったんだけどもともとふたつをくっつけているわけじゃないから違うな…何なんだろう、何かありそうな気配だけ感じている…。

 あとちょっと気になったのは、前回(一昨日)観た時に比べて、照明が絞られる場面がより暗くなっていた、ような。気が。気のせいかもしれないけど。あの2・3・2でお花みたいになるところ、途中途中で暗くなるんだけど、一昨日より暗さが増したというか、あれっ暗転…じゃないか。みたいな感じになった…ような。これは気のせいの可能性もとてもある。し、だからどうってことも特にないんだけど。ちょっと思っただけです。

 一昨日は渋谷慶一郎さんがいらしてましたが*6、今日は岩井秀人さんと前野健太さんがいらしてました。何故か招待席じゃなくて最前列に座ってらして何でだ…って思った(笑)。

 これでしばらくは、VESSELを生で目にする機会とはお別れのようです…海外公演はあるのかな、でも具体的な予定ではなさそうですよね。そっかー…見納めになってしまうかも知れないのかな。でも、悔いの残らないラスト1回でした。観られるものと観たいものは全て観た。でも、またいつか、どこかで、あの圧倒的な未知の世界に迷い込める日が来るといいな…来ることを祈っています。一度でいいからもちゃもちゃ触ってみたい…コップ1杯分くらい作ってみたい…。

 タワレコのフリーマガジン「intoxicate」に、ダミアンさんのインタビューが掲載されています。今日の会場でもロビーにたくさん置いてあったような…見間違いでなければ…。

mikiki.tokyo.jp


 去年末発行の号だったんですねー! 知らなかった…いただけて良かった!

*1:は我々のもうすぐそばにあるのかもしれない

*2:あれはエミリオスさん?

*3:伝わらない…

*4:とても適当なことを云っているのはわかってる

*5:気づいてない他にもあるのかも

*6:そういえばおふたりが初めて出会ったのが大阪のVESSELなんだったっけ