読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ミライ派野郎

森山未來とその周辺を果てしなく気持ち悪い感じに追いかける桐の日々散々。

「メトロポリス」初日!

 行ってきました観てきました。ちょうど2時間5分くらい、カテコは3回くらいかな。何というか、手放しに「おっもしろかったー!!」とは云えない感じの曖昧模糊というか摩訶不思議というか…幻惑的というか。抽象的な言葉とイメージの奔流に、わたしの低スペックな頭がついていってないというか。ずっと、「何だろうこれは…」と思いながら凝視していた2時間5分、という感じでした…。マリアの歌声がずっと頭の中に響いてる…。もうちょっと、手がかりと云うか引っかかりを掴めれば、もっと楽しめるんじゃないかと、そんな予感はしている。まぁわたしの初日の感想なんて大体ぼんやりしてるしな!

 あんまりネタバレにもならない気もしますが一応内容に触れるので畳みます。

 


 とりとめなく思いつくままに。

 個人的には飴屋法水さんが…やはりツボにぐさぐさ来ました。この人一体何なの…?っていう佇まいの異質さや若干の恐怖感が、ああそういうことなのか!ってなってから一気に全部愛おしさに変わるの…パズルのピースが嵌まる快感も相まってとても良かったです。ほんと可愛い。わたしも撫でたい。コートのベルトがしっぽに見える。何でマイクなんだろうって思ってたけど、そういうことか。ずっとわんわんなんだね…可愛い…愛しい…。靴墨?で鼻とヒゲ描くのもたまらないです。しかし本当に誰とも絡まなくてそこはちょっと残念でした…せっかく同じ板に立ってるのに…レイヤーが違ったわ…。

 超都市と渋谷がレイヤードしているような、重なって少しだけ入り混じっているような、でも本当はぱっきり2層に分かれているような、そんな印象を受けました。でも超都市がかつての渋谷でも未来の渋谷でも別にいいと思うし、見終わって歩く渋谷の町はとてもメトロポリス感ありました、しぶちかの薄暗い感じも含めて。偽物っぽさというかパロディ感もね。

 薄暗いといえば照明、というか舞台上の陰影、がすごく印象的だった。セットの陰とか、光の当て方とか強弱とか、とても意識させられる。冒頭の暗闇にぼんやりと浮かぶメトロポリスのミニチュア、綺麗だったなぁ。

 未來さんのフレーダーは、初日のマークとアルトゥルさんのミックスみたいなワンレングスのウェイブ頭で、わりとおでこが出てる感じ。支配階級の証である白いジャケットが、後ろにドレープたっぷり取ってる美しいラインで綺麗だった…けどわりとすぐに脱いじゃった(笑)。ほんのちょこっとだけ歌うシーンもあって、もっと…もっと歌って…ってなってしまうのは…久々なので許して下さい…。マリアといちゃこら(?)してるシーンがとてもキュートで幸せでした…可愛かった…。六なんとか衆*1とごちゃごちゃ話すシーンでは素っぽい関西イントネーションっぽいのもちらっと出て、あれっ今関西っぽかったよ?って思ったんだけど、パンフ読んだらそれはそういうことにしているようで。そういうところも、登場人物の名前にしても、この超都市が「いつ」の「どこ」なのかを曖昧にする一因になっていて、逆に「いつ」の「どこ」でもある場所なのかも知れない、もしくはどこにもない場所なのかも知れない、と思うのでした。全部フレーダーの夢だったかも知れないし、「フレーダー」は良く渋谷に遊びに来る日本の大学生かも知れないよね、なんて。キャラクターの立ち位置としては観る側のガイド役なので、フレーダーの背中を追いかけながら一緒にメトロポリスを迷子になった2時間、でした。いやぁたくさん迷ったし彷徨った…。群舞の中でもすぐに見つけられるのはこちらの目が慣れている所為かも知れません。

 松さんのマリアとパロディは、ちょっと聖子ちゃんカットを髣髴とさせるノスタルジックな雰囲気で…そう、この舞台とってもノスタルジックだと思ったわそういえば。それは串田さんの演出がそういう感じなのかもしれないけど串田演出作品を観るのが初めてなので比較できない。観ている最中にとてもノスタルジックだ…と思ったんだけど何がそう感じさせた因子なのかも思い出せないや。えっと、松さん。安心の安定の松さんでした…マリア可愛かった! ヘッドホンマイクかっこいい! まさかのDJマリアだったけど可愛いからいい! お歌もたっぷりで…未來さんとのデュエットに期待しちゃったけどそこは残念だった…けどほんとあの豊かでまろやかで心地よい歌声が耳に残ることの贅沢、を味わわせて頂きました。パロディになると顔が変わるのも流石。そしてパロディ決して嫌いじゃないです…彼女が民衆を扇動していくシーンはある意味クライマックスだと思うのだけど、とても盛り上げられてしまった。危険だ。あとあのお姿ちゃんと再現されてで、出たー!!ってなってしまった(笑)。

 趣里ちゃんの動きがとても軽やかで、バネが入ってるみたいで、カムロちゃんとても可愛かったです。小気味良くて気持ちいい。佐野岳くん、さすがのアクロバットでした! くるっくる跳んでたよ凄いねぇ!! 「子供たちはエーテル」とか「名前は、そう、ミライ」とか印象的なフレーズもたくさんあった…はずなのにもう思い出せない…。舞台下の両サイドで生演奏される音楽もとても贅沢でした。

 ううーん全然まとまらないけど初日の印象でした…。

*1:すいませんパンフ見ればいいんだけどちょっと立ち上がらないと届かなくて