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ミライ派野郎

森山未來とその周辺を果てしなく気持ち悪い感じに追いかける桐の日々散々。

「人類資金」試写会(9/21)

森山未來 映画

 ずいぶん日にちが経ってしまいましたが行ってきました観てきました! ストーリー的なネタバレなしでふんわりと感想というか印象を。それでも気になる方は回避して下さい。
 いやぁ…凄かった。ちょっとしたあれこれを全てふっとばす圧巻の森山未來、でしたよ…観終わって、「凄いね未來…」ばっかり云っていた。あの、ファンの贔屓目フィルターは外しようがないというか外せない仕様になっているので、そこはもう仕方ないのですが、それを差し引いたとしても、凄いです。圧巻です。圧倒的です。もちろん佐藤さんも観月さんも香取くんも岸辺さんもギャロさんもオダギリさんも良いのですが、すいません全てかっさらっていきますよあのひとが…印象が「みらいすげぇ」に塗り替えられて終わる感じ…そ、それでいいのか?(笑)(でもそうなるんだもの仕方ない)
 何しろ初回しかも試写会で、映画館のスクリーンで観るのとは雰囲気も設備も違うし、先に読んでいた小説版と比べて、あっそことそこ繋ぐんだ!とか、あのエピソードがカットなのかーとか、ああっあのシーンなかった…とか、あとあのメイキングのシーンはここだったのか!とか、あのロケ地がそのシーンだったのかーとか、そういう何だか瑣末なことばかりに気を取られて、ストーリーにぐぐぐっと入り込むという感覚になかなかなれなかったのが、もったいない観方をしてしまったと思います…そこは劇場でちゃんとリベンジして来たい。でも、そんな中でも、例のシーンは本当に、圧巻…でした。鳥肌立ったわーすごいわー。恐ろしく阿呆みたいなことしか云えませんが、ほんとすげーみらいすげーってなってしまったのですっていうか自分の阿呆さが露呈したっていうか(笑)。しかもあのシーンが撮影初っ端だったっていうのがまた…って、そういうストーリー的には余計なことを考えずに観たいんだ!! 公開早く〜早く公開日になれ〜。
 前述しましたが先に小説版3巻まで読了した状態で観たので、やはり薄いながらも文庫7冊分*1を2時間ちょっとで映像化するには、ばっさりあっさりは仕方なくて、展開の早さにびっくりしている間にもうロシア、って感じではありました。えっ早!って思ってるうちに、あっという間に3巻分が終了して未知の領域だった(笑)。小説未読の友人は、駆け足感は気にならなかったとのことなので、比べなければ大丈夫なんですねー。でも、小説読んでひそかに楽しみにしていた石くん描写が見当たらなかった*2 *3のは…わかった脳内でやるからいい。期待値の高かったアクションは、所謂アクション映画のような、華麗なアクション!!って感じではなかったのだけど、より実戦的というか合理的というか。アクションをカッコ良く撮る!という製作側の意図があまり感じられない(笑)画面というか撮り方というか、なんだけど、そこが余計にガチ感を高めているというか。ガチっぽくて好きですわたしは。
 佐藤浩市さんは流石の存在感で安心、観月さんはコメディエンヌの印象が強かったのだけど今回は抑えたトーンで良かったです。コートと髪が長いのがアクション時にハラハラしたけど(笑)。香取くんは出てきた時はあっしんごちゃん、だったけど、後半良くなった感じかな。慣れたのか? でもあの大丈夫でしたよ謎めいてて年齢不詳で。オダギリさんと寺島さんは登場時間は短いけどとても良いキャラで印象に残る。岸部一徳さんはもう、いるだけで説得力がある。ギャロ様はとてもギャロ様でした。ユ・ジテさんは徹底して怖かった…得体の知れない感じがして。未來さんが圧巻なのはもうたくさん云ったけど、声や口調はもちろん立ち方から歩き方、視線の投げ方、佇み方、荷物の持ち方まで、何と云うか在り方そのもの、存在し方、が「石優樹」でした。じっと見つめる眼差しの奥に、「石優樹」の来歴を感じられるというか。なので、だからこそ、もう少し石くんと「M」の関係性だとか、真舟と石くんの心情的距離が少しずつ縮まっていく様子とか、の描写を具体的に! 映像で! 観たかったなぁ…とも思うし、描かれなくても何となく伝わってくるからそれでいいのかな、とも思うのでした。いや、観たかったけどね!! ポカリとかディナーとか!!
 ストーリー的に何か云えるほど、世界観に入り込んで観られはしなかったので、そこは小説と脳内で補完しつつ劇場公開を待ちますが、「世界を救う」手段がそれ、なのか…?という疑問は薄いながら残ってるのね…もちろんそれが取っ掛かり、ではあると思うのだけど、あーえーそれなのー、って、そこなの?って…や、わかんないけどね。もっと先に必要なことがあるんじゃない?って思う感覚がすでに古いのかもしれない、うん。でも、援助はいらない、って言葉は、すごく頷けた。高いところから金品を降らすのではなく、肩を並べて、少しゆっくり歩く相手に寄り添うような。ほんの少し、背中を押すような。ふらついたら手を貸すけど背負いはしない。そんな関係性が築けたら素敵だよね。
 とにかく、びっくりしながら筋を追ってたら終わってしまったので、もっとじっくりと、石くんの表情とか抑制された感情の微かな揺らぎとかを追ったりしたいものです。はやくはやくー。あと隙間の補完に小説の続きもはやくはやくー。

*1:ほんとにうっすいけどね

*2:しかも複数

*3:うんどれも映像化しにくい部分だよね…