読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ミライ派野郎

森山未來とその周辺を果てしなく気持ち悪い感じに追いかける桐の日々散々。

「LOVE LETTERS」北村有起哉/青木さやか@PARCO劇場(3/14)

舞台 北村有起哉

 そういえばタグ作っていた!
 何だか久しぶりな気がする板上のゆっきーを観てきました。朗読劇ラヴ・レターズ、わたしは未來さんYUKIちゃんペア以来2度目の観劇です。開演前のロビーに歴代カップルの写真がずらーっと展示してありましたが、ヴァイオリン襟のYUKIちゃんとおでこ出していたずらっぽい顔してる未來さんの写真もちゃんとありましたよ。
 有起哉さんはラヴレターズ3回目?くらいだっけ? さすがの落ち着きっぷりでした。ダークグレーのスーツにシャツもネクタイもダークカラーでオトナなアンディ。青木さんはロイヤルブルーのロングドレスでこちらも大人っぽい雰囲気。1幕では前髪を降ろしていたゆっきが、2幕ではかちっと前髪を上げてカッコヨくして出てきたのを見て、青木さんが「ちょっとぉ(笑)」って感じに冷やかし笑ってたのが可愛かった。青木さんも、1幕では降ろしていた髪を2幕ではひとつにまとめていました。YUKIちゃんみたいにドレスチェンジはさすがになし、台本も綺麗なままでした(笑)。
 読み上げる手紙たちは変わっていないから、話の内容は知っているんだけど、読み手が違うとまた全然違った印象になるものですねー。ゆっきのアンディは特に後半の渋み苦みがほんっとすごくて…良かった。もちろん最初の頃の可愛らしい時期も可愛かったんですけど! けっこう、読みながら手が動いたり表情がくるくる変わっていて、朗読というよりお芝居でした。比較対象がひとつしかないので何とも云い難いのですが(笑)、未來さんがほとんど身動きせずに読み切っていたので、あ、意外に自由なんだ、と。終盤の、選挙が…のところとかね、流石ですよね。未來さんが「選挙が…」って云ってても生徒会選挙?くらいな雰囲気だったもんなぁ(笑)。年月の経過とともに低くなっていく声が、年齢や背負う責任の大きさ、重圧、そういうものの積み重なりを感じさせて、もうかつてのように思うままには動けない男の悲哀や苦悶があふれ出ていました。また苦虫を噛みつぶしたようなイイ声なんだ…。最後の手紙を読み上げている時は、何度も鼻を啜り上げていて、さすがにちょっとじんわりしてしまった…。
 青木さんは、本当にまじめな方なんだなぁ、というのが一番の印象かなー。ちょっとね、自由奔放で感性で生きてるようなメリッサにはきっちりしすぎているというか、「自由奔放」をきっちり演じようとしている生真面目さがにじみ出てしまうというか。何だか堅苦しいというか、狭い場所に閉じ込められているような印象を受けてしまったのですが、それが青木さん自身が朗読で演じることに対して感じている堅苦しさなのか、青木さんに朗読されているメリッサの堅苦しさなのか、何なのか。「奔放なメリッサ」をきちんと演じようとすることで、逆に堅さが出てしまったのかなぁ。メリッサの奔放さが手紙の中から解き放たれていないように、わたしには聞こえてしまいました…*1。あと、喜怒哀楽のバリエーションが各強/弱くらいしか感じられなかったのもちょっと惜しいというか。強さと儚さのアンバランスさとか、壊れそうなギリギリのところで笑ってみせる空元気さとか、そういうのが弱かったなぁ。でも、とても丁寧に心を沿わせて演じているのは伝わって来ました。最後泣きそうになってたよね。あそこ、YUKIちゃんは先に台本を閉じて、膝の上に置いちゃってたなぁ、とかまた思い出してしまった。
 最後はぎこちなく差し出すゆっきの腕に、照れ笑いで腕を絡ませて退場、ふたりとも可愛かったです。2回目は手をつないで、3回目はまた腕組んで、そのたびに青木さんが照れるのが面白かった(笑)。

*1:YUKIちゃんはほんと、溢れ出すように奔放で自由なメリッサだったなぁ