ミライ派野郎

森山未來とその周辺を果てしなく気持ち悪い感じに追いかける桐の日々散々。

「100万回生きたねこ」毛糸玉2回転目(1/9夜)

 ころころ転がる毛糸玉を、ベッドの下からチョイってするねこさんが、まっっったく見えないお席でした…初日に続いて、というか初日に輪をかけて見えなかった(笑)。でもその代わり、ブラックボックス(仮)の出口目の前でした。これはこれで良いお席! でも早く全体も観たいー床の上見たことないー絨毯の模様すら見えてないー。
 明日はねこさんもお休みなので、詳しくは明日に。詳しくなんて書ける気もしない曖昧さですが。ああおばあちゃん…。
 →追記しました。(1/10)

 えーと、とりあえず一番大きな?演出変更?なの??を。
 ラスト、しろいねこが眠りにつこうとする時、とらねこさんが赤い毛糸の短いのをポケットから取り出しました。くるくる巻き取ってた赤い毛糸は、続いていく命であったり、輪廻の糸のようなものであったり、と思って見ていたので、それが短いことがすごくショックで…。しろねこが「もう、おしまいなのね」とつぶやいて目を閉じると、とらねこの手からはらりとその糸がこぼれ落ちる。1幕のラスト、おばあさんとのシーンで、毛糸玉を巻き取り切った後にぱたりと眠るように死んだとらねこが*1、巻き取り切った赤い糸を断ち切るようにして次の生=誰のものでもないねこの生、に向かっていくのが印象的だったので、長く長く続いてきた赤い糸が残り少なくなる、彼を次の生へ導く縁はもう尽きるんだ、と思うと、あの、お疲れ様でした的よかったね、を頭で思いながらも感情は目から水がどばあああっとなってしまうのでした…ほんとに、もう赤い糸がなくなる生を生きられて、よかったね、って思うんだけど、単純に死が悲しくもあって、ロジックだけでは生きてないんだなぁ人間。
 あと、しろねこが死に行くシーンからとらねこさんが、というか未來さんが、ぽろぽろ泣いていて…汗じゃなかった。鼻すんすんさせながら歌ってた。けど歌声は揺るがないのはさすがだった…おんおん泣きながら、しろねこの身体を揺さぶって撫でて、赤い夕日の光に涙が2粒、キラキラっと散っていました…すごくすごく悲しくて美しかった。まだちょっと、心臓が震えてる感じがする…。
 とても良いお席で観られた回が、とても素敵な回で、幸せだなぁと思いました。詳しいかどうかは自信ないけど、可愛い可愛いばっかりになりそうだけど、いつものメモは明日に!
 →追記しました!

  • 最前列センターという神席でしたが、今回はやはり…舞台奥から手前にかけて、床上で行われるほぼ全ての事象が見えませんでした。伸びあがっても見えないものは見えない、と昨日の2列目でわかっていたので、大人しく見えないなぁ(笑)と見えないままでいましたが。見えなくても1〜2列目はまぁ、近い!という部分で満足できてしまうところもあるのだけど、3列目以降はどんな感じなんでしょうか。見難い…よなぁひとの頭もかぶってくるしなぁ。段差しっかり付くくらいまで下がった方が見易いんじゃないかしら。その代わり、近いならではの視界は堪能させて頂きましたが!
  • 女の子の歌、あの何と云うか全身に奇妙な力の入った、肩が上がってて内股で猫背な体勢で歌うのって大変じゃないかしら。歌いながら指がウゴウゴするの可愛い。
  • ベッドの下にもぐり込んだねこが、転がされた毛糸玉にどうやらじゃれてるんですかね。見えませんね。ベッドに掛けられた布がふわっと揺れるのから想像する。
  • 赤い毛糸加えて引っ張り出されるのでやっと見える(笑)。おしりぺたんと座ってずりずり動きながら両手が胸前でウゴウゴしてて、ちょっとエドガー思い出しちゃう。
  • 本棚の上にのぼったねこに、女の子が本を投げるところ、最後の1冊を投げるふりしてフェイントで棚に戻した(笑)。んっ!?ってなるねこ可愛い(笑)。
  • 毛糸ぐるぐる巻き、1本ほんとに首にかかっててちょっとドキッとした…大丈夫そうで良かった。ほんとに絞まったら困る!
  • でも赤い毛糸でぐるぐるに巻かれたねこの白いお顔は、頽廃的な美しさでしたよ…目のところに目隠しみたいにいっぱい巻きついててね…。
  • 可愛がり過ぎて、可愛がり方がわからなくて、死なせてしまった大事なねこちゃん。初日思いっきり泣いてしまったのだけど*2、今日はじんわり、くらいで大丈夫でした。よかった…。
  • でもとらねこの死骸を絨毯で隠して、上に椅子も置いて、なかったことにしてしまう感じが、子供の無垢な残酷さみたいな感じがして…それはそれでとても好きな雰囲気です…。
  • ブラックボックス的な部分から出てくるとらねこさん。が近い(笑)。顔ダンスのお顔がしっかり見られるのはやはり前方のいいところです…床上は諦める…。
  • とらねこちゃん衣装。シャツは前襟元にボタン1個、背中に縦に並んでボタン。背中のボタンの一番上に、ねこ帽子が接続されてる。前はズボンと繋がっていて、横スリットポケットが左右に。その真ん中に縦にコンシールファスナー? 後ろはボタンでシャツとズボンが留めてあってセーラーパンツもしくはおむつカバーみたいで可愛い。しましまはふんわり描いてある。尻尾はズボンに付いてる、のか中から生えてるのか? 尻尾の先の方はお手玉みたいな感じで重みがあるっぽい。ねこ帽子は飛行帽みたいな形で後ろの襟足部分が長い。ヒゲは帽子から生えてる、黒くて真っ直ぐじゃない。指抜き手袋はちょっと軍手みたいな色。靴下もしましま、これも軍足みたい(笑)。わざと脱げかけみたいな履き方してて、かかとの部分が土ふまず辺りに来てる。つま先がぺったんこにならない(潰れない)から、何か詰めてあるのかもしれない。
  • ねこの動きが何と云うか、形態模写やモノマネじゃなくて、猫がもし人間の肉体の形をしていたらこんな風に動くんじゃないか、みたいな動きで…不思議だけど、猫の仕草そっくりってわけでもないんだけど、でもすごく猫。
  • 本のページを破り取って、丸めておうちの中にポイっと入れる。で、おうちの中からラッパ吹きの人形を取りだす女の子。物語の書かれたページを破り取っておうちの中に投げ入れるから、おうちの中=少女の部屋、と物語の世界が入り混じる?
  • だからラッパ吹きの紙人形が吹く進軍ラッパを合図に、兵隊が部屋の中に入ってくる、とか。
  • 王様のスカートの中に隠れて出てくるとらねこちゃん、王様の衣装からしましまが透けてて愛しい…。
  • 王妃様のドレスやらティアラ?やらリボンやらの感じもめちゃくちゃ好みです。マトンスリーブ! ストライプ! 風景画!
  • 王様のヒゲは三つ編みになっている。
  • ボトルのワインをちょこっと舐めるねこ。しかし奥の方で床の上にボトルを並べて何か遊んでるっぽいのは見えなかった…きっと可愛いんだろう…。
  • 王様の膝にすりすりしてるねこめっぽう可愛い。嫌いなくせに。と思ったら、尻尾がぴょこんぴょこんいっぱいしてて、あら御不満だったのね、と(笑)。昨日はぴょこん1回だったよ。
  • 伝令の兵士が、どうしても、伝令係の吉田@メタマクのアテ振りと重なって…ぷるぷるしてしまう…(笑)。
  • 棚の上に座って、下を通る兵士の兜の羽根をフーフーしまくる。昨日は折れ曲がった羽根をまっすぐに直してあげたりしたよね(笑)。
  • 槍をゆっくりとくるくる回す兵士たちが、風車みたいに見えて幻想的。
  • 槍が刺さるところの表現が…凄いなぁ。スイミーみたいだ。
  • そして埋葬されるとらねこちゃんが八つ墓村である。
  • フィッシュマンはノーマルとしゃくれとヒゲの3種類。王様の涙を受け止めるのはしゃくれとヒゲ。
  • フィッシュマンの顎下の切れ込みがたまらんのです。エラ的な。
  • どろぼうねこさん。逆さ吊りでまたきれーいに降りてくるよねいくらワイヤーでもさ。
  • 本を膝上に積み上げてちょっとうとうとしてたり。はっ!と目が覚めたり。
  • だけど俺たちウマが合う、ひひーんひひーんぱっかぱっかひひーんひひーんぱっかぱっか「バっカばっか」これ可愛い。小憎たらしいけど可愛い。
  • 石井さんと田口さんに頭側と足側持たれてびよーんって引っ張り合われるの、単純なことなんだけど何かすごく、おお…!ってなってしまう(笑)。
  • そこから石井さんに抱っこされてる時の、田口さんがねこのしっぽを恭しく持ってるのもたまらん。
  • 番犬は犬じゃないですよねあれ。ねこの視点だとあんなふうに見えるのかしら犬…。
  • ブラックボックス(仮)から出てくる度に、おかえりなさいおつかれさまです、と云いたくなる(笑)。
  • フィッシュマンに給仕されるのもたまらないね! 素敵よとらねこちゃん!! 爪がぴかぴかになっちゃう!!
  • お水飲む時の手が、指ぴーんとしてて可愛い。
  • ぱたぱた扇子も可愛い。
  • とにかく可愛い。
  • 可愛い。
  • 扇子の風で前髪がふわふわしてたのも可愛かった。
  • 海、これはもう、藤木さんの歌声に酔い痴れて、海のダンスにうっとりする極上のひと時です。大好きほんと大好きここ…。
  • そして船乗りのねこさん。くわえてるのはカズーですよね? 返事がブーーってでも弱々しいのが可愛い。基本全部可愛い。
  • 魚嫌いなのに釣りとか…小さい傘とか…おええええとか…もう全部…可愛い…。
  • しかし観てるだけなのにこっちも若干酔い気味になってくるのはぽんこつ三半規管の所為でしょうか。あの揺れはきびしいわ…。
  • 風車ふーってするの、ちゃんと回って良かったですよ。初日回らなかった…(笑)。
  • 船酔いねこさん、白目剥いてだばーって吐いてた(その下にはバケツが)けど、その白目剥いた顔が美人でびっくりした(笑)。
  • 雷鳴って嵐が来た時、自分のしっぽを身体にぐるぐる巻き付けてた。
  • 海に落ちて死んじゃうねこさん。波間にくるくる回りながら消えて行った…初日の方がくるっくるしてたような気はする。
  • ブラックボックス(仮)からおかえりなさいずぶぬれねこさん。水抜きして飛び跳ねたら汗?が飛び散ってほんとに水出てきたよ(笑)。
  • 初日はポケット辺りから出してたような気がする魚、右耳…というか右にんげんのみみ、辺りから出してた(笑)。ねこ帽子の中ね。面白い。しかも気に入らなそうにぽいっと投げ捨てる。
  • そのままボイパっぽいようなやつだっけ? 何か…何でもできちゃうのねほんと。
  • ちっちゃく雑にでもキレッキレな指揮たまりません。
  • 楽隊にしれっと混ざってるヒゲフィッシュマンもたまりません!! そりゃねこもガン見していくわ!
  • 紙オルゴール3台も好き。2台は単音ランダムに、1台が旋律的な音を。
  • サーカスのイリュージョン。藤木さん…うっとり。たたずまいがもううっとり。
  • ハトくわえて出てくるねこのかわわるいいお顔ったら。
  • ベッドがテントになるのも素敵。テントのストライプも本当に素敵。うちのベッドもあんなファブリックにしたい。
  • そして…おんなのこの…ふらいん……ぐ…? たまらないわあれ…!!
  • 助手さんも美しいなぁと思う。
  • とにかく手品師が全てタマランヒドイで大好きです。歌まで何かひどいよ! 何月のできごとか知らないけど忘れるの早いよ!!
  • でも藤木さんだからいい。うっとり。乙女握り
  • ねこ首、初日に引き続きあんまりよく見えなかったけど、何か…大惨事っぽく真っ赤でしたね…。袋に入れる時にしか見えないんだけど。
  • そして手品師様の涙もひっどい(笑)。そんな楽しげに泣かれても!!! 大好き!!!
  • 何か、みんな、ねこの為に泣くのではなくて、ねこを失った自分の為に泣くんだなぁ、とふと思った。でも、喪失の哀しみは正当なもので、それすら何も持たないねこは知らないのよね。
  • ブラックボックス(仮)から首だけ突き出して、ウエッて顔して出てくるねこさん。お帰りなさいお疲れ様ですいってらっしゃい!
  • 葬送の曲を演奏している楽隊に、やめやめ!と手で指示、ついでに足でも。
  • パーカスさんと目をジッと見合わせて、クビ!ってやる。パーカスさんがかすかにショックを受けたお顔されててたまらなかった…(笑)。
  • 葬送曲を止めさせて、代わりに下手側の足踏みオルガンに軽快な曲を演奏させるねこさん。元気に次へと向かいます、楽隊の最後尾をステップついでに蹴飛ばしながら(笑)。
  • いくつもの時計の音が、長い長い時の流れを感じさせるおばあさんとねこ。もうね、いきなりね、ちっちゃなティーカップとソーサーで乾杯とかね、どんだけ可愛いの…。
  • 小さなおうちの後ろの窓からぬるーんと入ってくる。すごく小さく見えるのにちゃんと通り抜けてくるのが、また猫っぽいんだなぁ。
  • 両脇の窓を開けたり。
  • おうちからぬるーんと床へ降りる時、おうちの中にしっぽの先だけが最後まで残っているのが、偶然だろうけど芸術的だわ…と昨日も思った。
  • 服に張り付いているダイヤ型の模様を、語りながら引き剥がしては赤い糸に止めていくおばあさん。普通に話しながら、でもダイヤを剥がす時にすごく痛そうで、辛い。赤い糸は紡いできた命の営み、かな。
  • その赤い糸ですが、手繰るのが上手くいかなくてどきどきした…昨日はスムーズにするする行ってたんだけど、何か途中で引っかかる感じで、おばあさんが手で送ったりしてた。
  • その赤い糸の反対側を、おうちの下で毛糸玉に巻き取るねこ。
  • 服から引き剥がす模様は、剥落していく記憶とか、忘れてはいけないはずの大切なものを忘れていく、みたいな感じに見えて…悲しい。失うことは確かに痛みを伴うはずなのに、痛みを覚えているはずの本人はそれに気づいていないよう。
  • 見ててね、の歌声が震えているようで、泣いているようで、苦しかった…。
  • 赤い毛糸を巻き取るねこが、終わりまで巻き取りきると、大きなあくびをひとつして、ぱたり…と倒れました。あくび、昨日はなかったなぁ。死と眠りが曖昧になった、ねことおばあさんの死。
  • 女の子のねことして生きていた時に、その命を奪った赤い毛糸が、輪廻の糸のようにねこを次の生へと導いていく。けど、それを断ち切って、ブラックボックス(仮)じゃなく自分の足で、歩いて、次の生へと向かうねこ。
  • だから、女の子ににっこり笑顔で手を振って、自らすとん!と消えた穴の先は、ブラックボックス(仮)には繋がっていないのね。
  • 上手から歩いて出てくるねこ。両手にカスタネット装着して、初めて歌うのがここ、っていうのもすごく…輪廻の間は歌わないんだよね。
  • ここの歌、初日に聞いたときに、やけに通りの悪い声だなぁと思って、楽隊の生演奏や自分のカスタネットの音に声が負けてるような気がして、どうした?と思ったんだけど、それは場所の問題なのかもしれないとも思うのだけど、今回観て、ああねこの声のまま歌ってるからか!とやっと合点がいきましたよ。喉声でがんばって歌ってたわ…可愛いわ…。
  • ここで1幕終了。1幕かなり長いなぁと思ったら、2幕はすごく短かったです…。
  • 2幕は草原に長い晩餐テーブルのような、橋のような。ねこたちがテーブルで踊るの、うっとりする美しさです。ねこたちの黒いねこ頭巾もあご下リボン含めて可愛い…。
  • その中にまざるとらねこさん。何故かお口がずっと歪んでるんだけど美しいから良い。
  • べろをつきだしながら握った片手の拳を鼻の前にやる、みたいな動きの時のお顔が美人だったり。お顔はたいていいつも美人ですが。
  • 誰のものでもないねこになったら、下唇は出ないのね。ふくれっ面しないのね。不満がないからね。
  • 草原に寝そべったねこさんもあんまり見えないんですが、片足のつま先がくるん、くるん、て動いてるのだけは見えた!
  • 眠たげなハミング美しい…甘いなぁ…。
  • 「ひとりになりたい」の最初のリとか、「ぼんやりするのさ」のヤとか、の音が、12音にはまりきらないような微妙な音程で、しかも地声に軽く引っ掛けた裏声、みたいな微妙な声質で、最初聞いた時に、んっ!?ってすごい引っかかったんだけど、でも何度も同じ音程に同じ声でぴったり当ててくるし、何か、すごくテクニカルなことをやっているんじゃないかと思いました…。
  • 求愛しに来るメス猫?たちが…たまりません…実際女性が銀粉蝶さんだけっていうのも何かもう…(笑)。
  • 田口さん美味しい。
  • 大きなねずみがねずみとは思わなくて、狼!?と思った初日の記憶(笑)。
  • ジタバタしてるわ! ってとってもジタバタしていた今日。昨日は小刻みに震えていらっしゃった。
  • そして魚が! びったんびったんしてた!!(笑)昨日そこまでじゃなかったよね!? びっちびっちはねてたよイキがいいね…。
  • でもさかなはきらいなんだ。
  • ねこさんメイクは影を入れるというよりは、ハイライトを白く入れて作ってるんですね。
  • 何か、みんなでわーっとなってメス猫たちがハケる時の、魚が…あざとい(笑)。確実に狙ってきているあの引っかかり。
  • そしてしろねこ登場。「きみはなにをくれるの?」というとらねこさんの言葉に、このモテ男め…と若干の苛立ちを覚えるのは正しいですよね。
  • しろねこさんの、何だろう何かしらのお歌は、転調加減が心地よいです。可愛いなぁ!
  • 一生懸命自慢するとらねこさんをあしらいながら、爪を研いだりするの、可愛い!
  • 100万回も死んだんだぜ!と熱弁するとらねこに、「何回生きたの?」と訊くしろねこ。とらねこが、それを云われたとたんに、目をぱちくりさせて、口ぱくぱくで、完全に挙動不審になってしまったのが可愛いんだけどいたたまれないです…。傲岸でいてほしい(笑)。
  • すごくちっちゃくなっちゃって、壁際まで遠ざかって、心もとない表情で、おずおずと「…きみのそばに、いてもいいかな…?」って。
  • またお許しが出たからってすぐには隣にいかないのね。ねこだもんね。そろり、そろりと近づいて、そっぽ向きながら、足の先だけそっ…と触れるの…たまらない。あれ泣ける。
  • ていうかここから何かずっと泣けてしまうんです…しりとりで単語で紡がれる二匹のねこの物語…。
  • 短いセンテンスを重ねていくことによって、時の流れや起きている出来事が、薄い絵の具を筆で乗せて行くみたいに描かれていく感じ。ぽつぽつと連ねられていく言葉が重なって、次第に全体の流れが見えてくる…。
  • ねずみ、初日は鼻筋の辺りをぶちっと引きちぎってもぐもぐ、でしたが、今回は鼻筋をぬるんとなで上げてからの、左耳を引きちぎる勢いでした(笑)。
  • しりとりで綴られる一生が、朝から次の日の朝まで、一晩なのがまた、なんとも…泣ける…。
  • コンタクトみたいな動きもほんと美しい。あれだけ動きながらよくしりとりできるなぁとも思う。
  • 「好き」「キザ」「残酷」を2回繰り返してからの、「好き」「きみ」…たまらん…。
  • また2回目に「残酷」って云う時のお顔が声がセクシーというか色っぽいというか…カッコイイというか…すごく素敵なんですよ…。
  • パパ! パぁパ!!が…ああ、ほんとにパパだわ…って実感を伴って聞こえたというか…たまらんなぁいいなぁ。
  • しりとりが終わる。終わらなければいいのに。
  • ほんとは悲しくないはずだし、可哀想じゃないはずなのに、やっぱり涙が止まらないんです。これはねこの為に流してる涙だよ。
  • しりとり最初の方で一回、あれ? 続いてない?ってなったんだけどどこだったかしら。けっこう、同じ音から始まる言葉が多い感じだから、きっとごちゃっともなるよね…。しかも動いてるしね…。
  • 二匹が、愛し合って、子供が生まれて、仔猫たちがわんぱくで、でも独り立ちしていって、また二匹にもどって、だんだん年をとっていくのが、コマ送りのフィルムみたいに見えるような気がする。
  • とらねこさんが、眠るように動かなくなったしろねこの身体を撫でながら、泣いていて、「読みかけのページにきみの寝息挟む」の辺りとか…泣いてたよ。歌声が揺れないのはさすがです。
  • 流れ星の後とかすんすんしてた…。
  • 朝が来て、しろねこが死んでいるのに気づいて、鳥の声を聞きながら泣くとらねこの顔から、パタパタっと雫が滴り落ちた。
  • 泣いて、ふと開いた手のひらから、短くなった赤い毛糸が垂れ下がる。残り少ない命の長さ。
  • マチネはなかったそうです。
  • 朝の光に、涙の粒が2つ、キラキラっと輝いて散って、本当に美しかった。
  • 赤い毛糸をはらりと取り落として、やっと、ちゃんと死ねたね、とらねこちゃん。
  • 葬送のドラムが響いて、今まで一緒に生きたみんなが、ふたりを囲むように見下ろして、労っているような、祝福しているような、悲しいような、でも充実したお見送りのラストでした。うわぁもう…顔ぐちゃぐちゃなんですが…。
  • そんな切ないラストだけど、カテコはひかりさまの可愛さ爆発で救われたー!
  • 両サイドから出てきて、センターの位置を間違えるひかりちゃん。あれ?ってなって、未來さんとどっちが間違ってるの??って顔見合わせて、やっぱり違うのはひかりちゃんで、あれれ?って笑っててほんと可愛かった!
  • ひとりずつお辞儀していく最中に、ダンサーさんのひとりに客席から声がかかって、未來さんがめっちゃ笑ってた。可愛い。
  • 藤木さんの笑顔もすごくすごく好きです。大好きです。大好きな藤木さんと未來さんが顔見合わせてにっこりしててわたしは本当に幸せです。
  • 一度ハケて、また出てくる時に、ひかりちゃんが未來のことめっちゃ見ながら笑顔で、姿勢低くしてだーっと走ってきて、未來もそれ見て走り出して、真ん中でふたりしてついーっと滑って止まって、ああもう可愛い!! 可愛い!!!
  • みんなハケてふたりだけ残って、ふたりでお辞儀する時は、未來さんがひかりちゃんをちょっと前に出すようにしてお辞儀させて、未來さんの時にはひかりちゃんがエスコートするような手で未來を前に出してて、いいコンビだ…幸せです。
  • 満ち足りたような、ちょっと照れくさそうな、でもすっごく良い笑顔が全開のカテコでした。最近良く云ってるけど、本当に、そのお顔が拝めるだけでわたしは幸せです。満足です。
  • 昨日はハケる時にとらねこ歩きしてたけど、今日は歩き方は普通でした。が、ハケ際に立ち止まって、とらねこちゃんのふくれっ面作って、とらねこちゃんっぽくぶんぶん!とバイバイしてくれた…可愛い……。

 本当に素敵な舞台です。涙だらけで終わってしまうけど、でも悲しい思いを抱えて帰るんじゃなく、満ち足りた泣き笑いみたいな顔で劇場を出られる。大好き。まだ幕開けて2日目でこれなんて…この先どうなっていっちゃうんでしょうね…?

*1:今日は巻き取ったあとに大きなあくびをひとつ、それからぱたりと。死と眠りが曖昧になってた

*2:何か…ねこが死ぬ話っていうのが頭から抜け落ちててショックを受けたというか/笑