ミライ派野郎

森山未來とその周辺を果てしなく気持ち悪い感じに追いかける桐の日々散々。

長いお付き合いになりそうです

 明日からねこさんスタートだし、何となく一段落した(気がする)ので、ひとまず総括というか、現時点でのまとめというか。誰かの役に立つかどうかはわかりませんが、わたしの記録にはなるのでね!
 年末に右耳がひどい耳鳴りを起こして、ピーク時にはほとんど聞こえなくなるくらい、あと部屋中がぐるんぐるん縦横無尽に回転するようなすごい眩暈の発作が一度、という事態になりました。びっくりして耳鼻科に駆け込むと、突発性難聴もしくはメニエール病、とのこと。その時点ではどっちとはまだ判断できない感じ、でも外から見た限り異常はなく、音叉の低音が左でしか聞こえない、聴覚検査も低音が聞こえにくい、目つぶって足踏みすると右に傾く、などでまぁ内耳の問題でしょう、と。
 何と云うか、ほえー……そっかー。という感想でした(笑)。突発性難聴といえばスガさんとかあゆさんとかが浮かびますが、実際そう云われてみて一番思ったのは、音楽やってる人じゃなくてよかった…という感じ。とにかく聞こえないというか、あくびの最中の耳がボーっとなるのが片耳だけ、ずっと。なので、煩わしいというか…何も聴く気になれないのね。聞こえないしね。改めて、耳ってちゃんとそっち側の音をカバーして聞いているだけじゃなく、ふたつ揃って音源の方向とか、正面がどっちかとか、そういうのを把握してたのだなぁと。右側からの音が聞こえないだけじゃなくて、正面からの音も左耳を凝らさないと聞きとりづらくなる。あと、耳鳴りが周囲の環境音と共鳴する感じで大きくなったりするので、たとえばエアコンの作動音とか、駅のスピーカーの音とか、によって全然聞こえなくなったりして、そういう場所だと向き合ってても聞き取れなかったり。耳が聞こえないなんて人生初めて、耳鼻科にかかったのも初めて、なので色々びっくりなことが続きましたが、びっくりと同時に観察モードに移行(笑)したので、いちいち今日はどんな感じ、とか記録取ってみたり。ショックはあんまり感じませんでした。治るかどうか、医者は明言しなかったから、もしかしたらこのままなのかもなぁとはうっすら思ったけど。未來さんの声、半分しか聞こえなくなっちゃうのはやだなぁ、とは思ったけど。あと上手席の方がいいのか?とか(笑)。
 今現在は、耳鳴りもほとんど気にならない程度、聴力も左右ほぼ同じくらいまで戻って、薬が効いたのだと思われます。でもぶり返すことも良くあるらしいので、薬は飲み続けるようにとのこと。耳鳴りぶり返したら眩暈もまた来るらしい…それは困る…。結局メニエールなのか突発性難聴なのかは、はっきりとは云われなかったんですが、メニエール病の処方が効いたってことはそっちだったのかな、と。
 わたしの場合は耳鳴りしておかしいな、と思った次の日に耳鼻科受診してその日から投薬開始したので、とにかく対応が早かったのが良かったのではないかと思います。1日でも少しでも早い方がいいみたいなので、もし耳がオカシイぞ?と思ったら、様子見たりせずとりあえず耳鼻科に行くことを強く!お勧めします。ほんとにね、聞こえなくなってわかるありがたみと、また聞こえるようになって感じる爽快感というか、機能すべき器官がきちんと機能していることに対する感動というか、を身をもって感じさせられている最中です。完治はなかなか遠い道のりのようなので、墜落しない低空飛行を続行できれば良いなぁ。
 あとは何となく時系列に。

  • 事の発端は12月25日の夜。これはすごくはっきりしていて、その瞬間というのはちょっと覚えてはいないんだけど、25日の夜寝る前に、あれー右耳変だなぁでも寝たら治るかな、と思ったのは覚えてる。その前、実家で夕飯食べたりしてる時には何ともなかった。この、まさに突発性なところが突発性難聴の始まり方として特徴的らしいです。
  • 26日朝になっても右耳のあくび中な感じは取れず。会社に来るとエアコン音だかPC機器の駆動音だか何だかでものっすごいぶわーんと膨張した音で、午前中は右耳ほぼ聞こえず。
  • 26日午後、耳鳴りが辛くなったので近場の耳鼻科を受診。耳の中診察、聴力テスト、何かノイズを発生させる機械を装着した上での聴力テスト、低いA音だったかな?の音叉を頭やおでこにくっつけられる、目をつぶってその場で足踏み、など。聴力テストの結果は、何か正常範囲より左右とも聞こえてるらしい(笑)。でも左の聞こえ方に比べるとだいぶ右が落ちているので、その差で今後めまいが出てくるかも、と。
  • 外耳に問題ないので内耳だろうと。あと、今回初めて判明したんですが、右耳の鼓膜の手前に何やら出っ張りというか突起物が生えて(?)るよ、と(笑)。耳鼻科受けたの初めてだから知らなかったよ! 自分の耳の中なんか見たことないし! つっつくとわたしが痛がるので神経は通ってる、固いか柔らかいかはつっつくと痛がるからわからない、ですって。サーフィンやダイビングでよく海に潜る人にあるから「サーファーズイヤー」って云うそうです。聞こえにくかったりしない?と訊かれたけど、今回の耳鳴りが始まるまでは特に支障なく聞こえてたので…何なのかしら。突然「サーフィンとかしますか?」って云われてえっ!?てなったんですが、サーフィンはおろか海自体浸かったのは人生3回くらいですよ…何なの出っ張り…。でもこれはきっと何かイイモノだと思って大事にしておきます(笑)。時が満ちると大粒のダイヤが出てくるとか、ここに記憶装置が入っててUSBでPCと繋ぐとデータリンクできるとか、きっとそういうのだと思いますきっと。楽しみだ。
  • 処方箋もらって診察は終了。薬はイソソルビド内用液70%「あすか」、アデホスコーワ顆粒、メチコバール錠。この「あすか」がね…お医者さんにも薬剤師さんにも「がんばってくださいね!」と励まされる勢いでね…まっっっずいんですよ…激ニガい液体に無理やり甘い味と青リンゴの香りを着けたような…青リンゴ味も嫌いになりそうだよ…。それぞれ毎食後に1包/錠ずつ。2週間分出たのであすかさん箱買いでしたよ…重いよ…。
  • ちなみに3種類2週間分で4000円弱でした。
  • 12月27日、相変わらず。耳鳴りはかなりひどくて右側だと電話が取れない。
  • 12月28日、朝の時点で耳鳴りがマシになってる!と喜ぶ。薬が効いたのかなーくそマズいの我慢して飲んでるんだもん効いてくれなきゃね! 会社つくとやっぱりエアコンか機器音でひどくなるけど、それでも前日よりはマシな感じ。
  • だったのに、なのか、だったからこそ、なのか、昼前に突如ひどいめまいが。座っててもデスクに手を突いてないと椅子から落ちそうになるくらいのめまい。20分ほどへばって、そろりそろりと掴まり立ち歩き。
  • と同時にむかつき吐き気が…これはそう、乗り物酔い、というか船酔いに近い感じ。座ってるのに乗ってないのに陸上なのに!!
  • 医者にも、眩暈出るかもって云われてはいたので、あーこれかー、という感じ。でも、これかーとか思ってる間に吐き気がひどくなって、眩暈も気持ち悪いけどとにかく吐き気やべぇ。マジでやべぇ。もうすぐお昼なのに昼食とか絶対無理な感じ。仕事場で吐くのは回避したい、の一心で、26日に受診した耳鼻科に電話。吐き気を抑える注射があるけど歩いて来られますか?とのことだったので、眩暈が軽くなってきたのを見計らって耳鼻科で筋肉注射1本打ってもらう。注射後20分くらいで吐き気もおさまる。注射の効果なのか発作が終わったからなのかはちょっと判断できません(笑)。
  • また眩暈が来たら飲む頓服として、トラベルミンを処方される。酔い止め薬ですよね…ほんとに船酔い的な吐き気なのね…。ちなみに眩暈に関しては、「暗くて静かな場所で収まるまでじっとしてる」のが対処法だそうです。それができる場所って自宅くらいじゃないか…。
  • でも、この眩暈は恐らく、「異常を来した内耳が薬によって急激に元に戻ってきたことによって引き起こされている」らしいので、良くなってるってことらしいです。うん…なら我慢する…確かに耳鳴り治まった!って思った矢先の眩暈だったしね…。
  • でも「このままメニエールになるかも」とも云われた。
  • 吐き気が落ち着いたら眩暈もほぼ*1気にならなくて、納会のお寿司は美味しく頂けました。むしろお昼食べられなかったからちょうど良かった! 美味しかった!
  • 12月29日、ちょっと出かけて夜に忘年会。正直、また眩暈出たらやだなぁと恐る恐るな外出だったけど、何ともなくてよかった。でも外であの薬たち飲むのはけっこうきついよ持って行かなきゃだし(笑)。
  • と思ったら、夜、忘年会終わって外に出た頃から、あれっ? 耳鳴り消えてる…?ってなった。ずっと詰まってた水が抜けたような爽快感。
  • 12月30日、朝起きたら耳鳴り復活。一朝一夕には行かぬようです。
  • 12月31日、寝起きの耳鳴りがけっこううるさいけど、起きてしばらくすると落ち着いてくる感じ。あと、音によって反響したり相殺?されたりするのも面白い。エアコンの音とは反響してうるさくなって、ドライヤーの音とは相殺される。ドライヤー使ってると耳鳴りしてない気がするの(笑)。でもそれも耳鳴りの種類に寄る。ウォークマンは意外とちゃんと聞こえてた。
  • 1月1日。あまり変わらず。
  • 1月2日、そういえば調子いいかも、くらいの耳鳴り。
  • 1月3日も耳鳴りは軽く。夜から耳鳴りの音が変わってくる。あくび的閉塞反響音だったのが、低い周波数のブー…ン、という音が不規則断続的に鳴るようになった。
  • 1月4日も低周波断続的。音量というか大きさはごく微か。
  • 1月5日、ゲキシネ観に行く。劇場内で低周波耳鳴りと何か(スピーカー周り?)の音がちょっと共鳴してる感じ。でも観てるとあんまり気にならなくなる。
  • 1月6日、耳鳴りほとんど気にならない。若干の圧迫系違和感くらい。
  • 1月7日本日も耳鳴りほとんどなし。聞こえ方もだいたい左右同じくらいに回復。2回目の耳鼻科受診、聴力検査の結果も左右の差がほぼ解消。足踏みは若干右に傾く、というか回転というか。薬は同じものを朝夕の2回に減らして3週間。睡眠不足、ストレス、疲労で耳鳴りが出ることがあるので注意とのことです。耳鳴りが再発すると眩暈もまた出るから気をつけること。

 発症から現在までのログを見返すと、急激なようにも緩やかなようにも思える回復です。でも2週間弱でここまで戻ればきっと完治する…といいなぁ! ひとまずねこに間に合ってちょっとホッとしています。せっかくのミュージカル、耳なんて2つでも足りないくらいに聴きたいもの!

*1:若干ふらつく感じは残るけど