ミライ派野郎

森山未來とその周辺を果てしなく気持ち悪い感じに追いかける桐の日々散々。

SHINKANSEN RX「ZIPANG PUNK〜五右衛門ロック3」@シアターオーブ(12/23)※ネタバレなし

 開幕早々観てきましたジパパン! らぱぱんぱんみたい!(笑)前情報というほどのネタバレも目に入れず、でも何とな〜くあのヒトとかあのお方とかカレとか出る…みたいだよ?くらいは耳に入れて行ってきました。三浦春馬くん生で見るのは初めてなので楽しみだった! あと麿赤兒さんも! あと初オーブもいろいろ噂は聞きますが(笑)、初めてなのでそこも楽しみに。珍しくそこそこ前方のお席を頂いて、なかなかの視界で堪能してきました。
 いやぁ楽しかった! 特に1幕、ずーっと笑ってたような気がする(笑)。幕間に顔が痛くなったもの笑い過ぎて。とにかくてんこ盛りで、あの人もあの人も出てきてでもあっちの筋はあるし、ちょっと盛り過ぎじゃない?と心配になるくらい盛りだくさん展開で、でもそれが何となくまとまって大団円になるのも気持ち良かった。あんまり細かい筋とか追ってないっていうか笑ってるうちに忘れちゃうんだけど(笑)、でも五右衛門だしいいよね! 気持ちいいタイミングで気持ちいいお約束がピタッとキマるのを愉しむのが五右衛門だものね! 出てくる人がいちいち全員うっざ! うっさんくっさ!!(笑)とにかくみんな濃すぎて若干打ち消し合ってる感も…その中で安定して胡散臭くもウザくも感じないのが唯一五右衛門、という…一番胡散臭いはずなのにね…シリーズもののお約束ですよね。
 ネタバレしないように気をつけるとほとんど何も云えなくて非常に苦しいのですが、ええと、春馬くん歌上手いとは聞いていたけどほんとに上手いのねー! かなりミュージカル歌唱に近い歌声で、それにウラケンと高橋由美子さんが重なると、うんこれもう五右衛門・ザ・ミュージカルだよね(笑)。すごい細かいことでしかもそれがいいのかどうなのかも知らないで云うのですが、春馬くんの歌の中で「ウ」のロングトーンがあった時、uの発音じゃなくてeuの発音で伸ばしてて、それが何かとってもミュージカルな空気に聞こえて、勝手におお!となったんですが…ミュージカルっていうかむしろ歌曲というか。ちょっとあれカッコ良かった(笑)。姿もお顔も舞台映えするし、ダンスもキレが良くて観てて気持ちいい1幕でした。が、ちょっと気になったのは、歌すっごく上手いんだけど、上手いなぁ!の印象で終わり気味なのがもったいないというか…2、3曲しかなければね、うっまーい!!で充分満足できただろうと思うのですが、何せ曲数多くて、いろんな感情の曲があるのだけど、たくさん聞いているうちに一本調子というか…印象がどれも同じく歌上手だねぇ!になってしまうというか…上手いに越したことはないのだけど、いや上手いからこそ、もう一段こう…胸にグッと来ればいいのになぁと、イマイチ来ないんだなぁと、そこが惜しく感じてしまいました。まだまだこれからだよね公演中にもきっと変わっていくだろうし…後半にも観たかった…。あと、殺陣もね、綺麗だしちゃんと動けてる、んだけど、動けてるよねー綺麗だよねー、なんだよな…と、終演後に友達と云いながら、ふと思ったのですが、直近で聞いた舞台生歌がヘドで、直近で目にした舞台殺陣がドクロという、これ比較対象としてちょっと酷だったか…あれどっちも基本にしちゃマズいよな。と反省しました(笑)。気づかぬうちにハードルが棒高跳びのバーくらいになっていた! やはり後半観ないと歌も殺陣も何とも云えないよなぁ観たかったなぁ! 蒼井優ちゃんは大変キュートでした。バレエのパが入ったステップとか可愛かったなぁパドシャみたいなのしてたよね。ダンスもつま先がいちいちぴん!としててしなやかで。周りが歌上手さんなので、歌はがんばれ!な感じだったけどでも素直な気持ちのいい声だったよ。サンボさんとのコンビネーションも可愛かったです。タケ●トピアノを思い出した…。
 しかし1幕で最も我がハートを奪っていったのは、まさかの逆木さん仁さんでしたよ…ありゃあ酷い。ありゃあずるい。面白くないわけがない。ああ新感線観てるわ今〜と一番実感した瞬間だった…けどそれがソコってどうなの(笑)。あ、あとじゅんさん周辺が何かやたら小さくきゅんきゅんさせられました…じゅんさん凄く良かったわ若干サイズ的にちっちゃめだったけど…。
 シリーズ物としての位置づけというか、は、うん。わたしはこれでいいです。ほんのちょっぴりね、寂しい気持ちがないわけでもなかったんだけどね、でも…うん。いいや。
 2幕の前半でちょっとダレたけど、後半持ち直したし、最後の大団円とそれに続くエンディングは、ああ終わっちゃうなぁ…と寂しくなったし、見得は拍手喝采だし、冠くんと教祖のツインボーカルはもっと聴きたかったなぁって感じだけどでも曲数ものすごいし(笑)、とても満足のいくお祭り舞台でした。ほんとに楽しかったよー! シリアス展開もちゃんとあったけど重すぎないちょうどいい加減で…しかしとにかくネタバレが(笑)。お約束をとりこぼさないのはさすが新感線です。たまらん! ウラケン大好きだ!!(笑)