ミライ派野郎

森山未來とその周辺を果てしなく気持ち悪い感じに追いかける桐の日々散々。

「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」大阪公演@Zeppなんば(9/15昼)

 ついに大阪公演にわたしが乗り込んだ! 金曜日の初日の様子を各方面から教えて頂きながら、いいなーいいなー早く観たいなー混ざりたいなーとわくわくしておりましたが、いざZeppなんばに入ってみると、…でかい。ホールでかい。椅子たくさんで、舞台も高くて、何か…O-eastの濃密な空間からずいぶん、大きくなっちゃってまぁ…という感慨もあったりして。舞台との距離は近いんだけど、何だか遠い気がして…そりゃそうだO-eastのスタンディング最前とは違うわ(笑)。
 でも始まってしまうとその距離感も特に感じなくなり、特に盛り上がると、あの大きなハコでの一体感や高揚感みたいなのが倍増する気がして。たまらないだろうなぁやってる方も! 土曜マチネはちょっと、掴むのもなかなか難しいところあるよね、という感じでしたが、土曜ソワレ以降はがっつりでしたよ。アツかった…!
 とりあえず、大阪からの全体的な変更点と、土曜マチネのメモを流しておきます。

 まずは大阪公演からの変更点で気づいたところを。

  • 歌詞カードきたー! でもランダムナンバーないー!!
  • ギターがJUONくんからセイヤさんに変更。いろいろ、音色とか雰囲気とか音程とかも変わりました。
  • セイヤさん出てきた一音目が違う、オープニングの曲(?)というか旋律も違うのね。
  • Tear meで後ろからマントで絡むヘドをイツァークが振り払わなくなった。ヘドが一旦後ろから覆って、そのまま普通に引く。
  • 「ブスばっかり!!…あら、よく見るとそうでもないわね。…べっぴんさん、べっぴんさん、ひとつ飛ばしてべっぴんさん」きみまろか!
  • 「あたし嬉しいわ〜○×まみれのいやらしいハコで皆さんにお会いできて」で若干引き気味の客席に「もう一回云いましょうか(笑)」って復唱。
  • 某小学校周辺にラブホテル街、なにこの背徳感!→すぐそこにあるでしょ国宝級の風俗街が…飛田新地? 何百年も前から○×まきちらしてるような街!→あとなんだっけあの、アイドルの…NMB48? 小学生から中学生からみんな大好きなんば48、って意味わかってんのかしら!? 48って四十八手のことでしょいやらしい!!→ちなみにあたしが好きなのは崩し→四十八手と、ラブホテル街と、風俗街と、こんなエロスに囲まれたあたしを○して! という流れ。壁がすべて取り払われたとしたら…ってなくなっちゃったねー。
  • トクナガでミラーボールが回る。めっちゃキラキラしてる(笑)。「ちょっとそれ止めて! 照明さんそれいらないから!」
  • セイヤ・ダーリンは昇天時にマイクスタンドを握りしめる。
  • セイヤ・ダーリンは謎のモノマネシリーズでダメなんだ!ってやるようです。
  • アングリーインチで背景に歌詞字幕が白いタイポで出るように。
  • お色直し後、紫リボンが短くなった。
  • 泉の中で融合していく背景に、オレンジと青の光がまざりあう映像エフェクト追加。
  • セットの瓦礫、下手の姐様定位置には赤いベルベットとか青い透け感のある布とか金銀の飾り紐みたいなので飾り付けてある。上手のイツァーク定位置はぼろきれみたいなのがかかってる。ヘドは髪ほどくまでイツァーク側の瓦礫には座らないんだよね。
  • The Long Grift のアレンジが違う、イントロはナオキくんのベースからでブルース調。イツァークの声も枯れた感じに歌ってる。
  • 壁越えて片手を上げて消えるイツァークを階段下から見送った後、手を下し階段を上がる。東京では振り向いたらもうイツァークいなかったと思うけど、ちゃんとイツァークが先に消えるのをヘドが見てた。だからどう、というのは後で考えます(笑)。

 で、9/15昼公演のメモを。

  • いきなりセイヤさんが煽って立ち上がれたので楽しかったです! とりあえずまず立ちたい方(笑)。
  • イツァークは上手側キャットウォークに、赤く光る交通整理のみたいなライト持って登場。
  • ヘド姐様登場はべろべろ。
  • ご紹介は、「…お昼だからわかるけどね、もうちょっとアゲていきましょ」ってやり直し。
  • イツァークの今日の一言はチコの実で。
  • べっぴんさん、べっぴんさん、ひとつ飛ばしてべっぴんさん、をやってから「すいませんねベタでね(笑)」
  • ここで「座りたかったら座ってもらってもかまわないから。空気読んで立ったり座ったりしてね。わたしの方から指示は出さないから」とのお言葉で座ったり。
  • やっぱり円山町のくだりに比べると若干…強引というか、無理さが感じられてしまうのですが、仕方ないねー。
  • 壊れかけのアレでミラーボールが!! キラキラした!!
  • セイヤさんが大変なことになってる裏声でなにもきこへなひ〜!って(笑)。
  • ミラーボールいらないから!照明さん止めて!って振り上げた手にボトルを持っていて、中身の水がぴしゃっと跳ねてそれを見て一瞬固まる姐様。
  • 久しぶりに観て聴いたThe Origin of Love良かったな〜。首痛かったけど(笑)*1。うまれるまえ、のレとoriginのoriが、音も顔も好き。月の子だけ仲間はずれ〜ィヤォ、も好き。
  • イツァークの声がだいぶ戻ってて、高音の伸びが気持ちよかったです。渋谷後半枯れちゃって可哀想だったから…そうそう、こんなだった!って最初の頃を思い出した。
  • しかし座ってんの…ちょっと辛いよ…空から!(だん!)とかウズウズしちゃうよ(笑)。
  • バックの映像がほとんど暗くて見えなかった。トミーがTear Me歌ってるのもあんまり見えなかった…。
  • セイヤルーサーの声はJUONルーサーより低くてオトナな感じですね。ルックス…は…うん、どっちもあんまり牧師には見えない風だけどね(笑)。
  • すいませんシュガーダディ座ってられませんでした。下手の方ちょっと立ってたからいいよねと思って立ったけど誰もついてこなかった!! まぁいいや!!
  • セイヤ・ダーリンは股間を攻められる。
  • そして何かモノマネを…何でだ(笑)。田中邦衛的な…ヘド姐も笑っちゃって「ちょっと待って、何云ってんのかわかんないから! 微妙なモノマネやめて!」って(笑)。
  • アングリーインチはザッと立てて良かったです。しかしこの…立ったり座ったりな感じ、わたしはどうにも…苦手というか…ドキドキしちゃうんだよ立つの? 立たないの? どうなの??ってなるの…。
  • トランク降ってくるの高いねー。落下点近くにスタッフさんがスタンバイしてて、舞台から落っこちた服とかを舞台にそっと戻してた。トランクが落ちたのっていつだっけ?
  • Wig in a Box、上手通路に降りて最前のお客さんにマイクを向けるけど歌えない…「歌詞出てるから、」って一生懸命さそうヘド姐さん可愛かったです。
  • さらに通路進んで、男性のお客さんに目をつけるけど、完全に全力で拒否られてて「…うたいたくない、と(笑)」と撤退。なかなか手ごわいね! 全力で目逸らしてたもんね!
  • 日替わりメンバー紹介プレイは、はっ!と気づくと手足縛られて、取調室みたいなところに閉じ込められてて、…誰か来る…ぞろぞろと何人もの男たちが…私を取り囲んで…これはっ! 探偵ナイトスクープの調査団の人たち!! 調査という名のもとにわたしのカラダを弄り回そうとしてるのね!! これでいきましょう。
  • まさか知らないわけじゃないわよね探偵ナイトスクープ!?と非関西人を牽制するヘド姐様(笑)。
  • 「…べつに円広志になりたいわけじゃないのよ(笑)」とも。これはあれですね、ハートブレイク何とかを封じたんですね。
  • キジマックスさんが最初に、動けない!系から初めて、カッコイイ感じのリフで繋げて、タイセーさんへ。男たちが行進のように入ってきた!
  • お次はベースのナオキくん、これまたカックイイベースで「何かかっこよくなっちゃってるんだけど探偵ナイトスクープ!?」って。
  • 「あっ、こえだちゃん突っつかないで!」って云ってた。
  • セイヤさんに振ると必ず「セイヤッ! セイヤッ!」とそいや!的な掛け声をかける姐様。
  • そしてセイヤさん、「はっなっさなーいー♪ はっなーすもんかー♪」on Guitarって紹介されたのに歌ってるし!
  • 大笑いして「もう、離さないでいてください!!」って姐様も大喜び(?)。
  • そしてSANTAさん入って、マコティも入って、うん、そうとうカッコいいナイトクープだ! 甘んじて受け入れましょう!
  • 「石田さんとか全然出てこなかったわね」って云ってたと思うんだけど石田さんって誰だろうすみませんナイトスクープあんまりわかりません。
  • メンバー紹介も長いんだけど、でも立ってる方が楽しいなぁ。
  • 拍手したら暴走しちゃうイツァーク、拍手を止める姐様が「拍手しないで! 拍手しちゃダメ! 拍手すんな!! 拍手すんなって!!」姐様…(笑)。最終的に「…拍手しないの、そゆこと」ってねっとり云っててしびれた…。
  • お色直し。爪に毛が引っかかるのね。そんでつけ爪が取れちゃうのね。
  • 何でランダムナンバーだけ歌詞カードにないんだろう。
  • お色直し後の左腿の上の方と右腿の下の方に虫さされあと。美味しいんだろうねえ(笑)。
  • トミーの映像もあんまりちゃんと見えなかったなぁ。
  • Wickedヘド、渋谷よりテンポがゆるくなった気がしたんだけど気のせいかなー。もしくは渋谷でだんだん走ってたのを戻したとか?
  • 相変わらずホットパンツの後ろ姿で階段のぼるの、絶品ですね…。あの腰どういうことだ一体。
  • The Long Griftのアレンジ変わってすっごいびっくりした…。
  • イツァークに突き倒されて上手瓦礫の上にあお向けに倒れ込んだ姐様が「…っ、」って息を詰めて腹筋で上体支えてキープ、から起き上がって「こんなに神に身を焼かれたのに〜」で、その息を詰める音がとてもセクシーだった。
  • 渋谷では打ちひしがれ切った感じの「中途半端な神様よねぇ」だったのが、すごく…皮肉っぽい感じになってて、偽悪的で、それもまた痛々しくてとても悲しくなった。
  • Lament、あんなにぼろぼろで睫毛も取っちゃってるのに、どうしてあんなに綺麗なのかしらね…?
  • Exquisite corpseでイツァークに振り払われた時にウィッグ飛んだのは昼だったっけ? タイミング的にどこで外れても別に問題ないと思ってたけど、でも「イツァークに拒絶される」ってのがヘドがすべてを脱ぎ去るきっかけになっているように見えるから、だからやっぱり、その後で自分で外す、っていうのは大事だよね。
  • Wickedトミーもテンポゆったりしてる気がした。苦しくならないかちょっとドキドキしたり。
  • 「思い込みでしかない」のロングトーン、軽いダミ声気味になったから、あれ?!って思ったら、そのまま伸ばしててアラかっこいい。
  • ねぇ、ねぇ、もし、君に。もし、って云ってたっけ?
  • ハイロングトーンは一瞬割れそうになったけど、持ちこたえました。良かった…響いた…!
  • Midnight Radioもテンポゆっくり…と思ったんだけどどうだろう。セイヤさんリズムなのかしら。
  • でもゆっくりの方が歌詞は届くかな。
  • 喉がちょっと、不安定なところが。普段が磐石過ぎて、ちょっとでも何かあると、すぐアレッ!?て思っちゃうから、損といえば損…ですよね…。
  • 手は挙げたんだ。けど、立てなかったんだ…どうしたらいいのかわからなかったんだ…そこが悔しい。
  • 降りない…かな、降りないな、で最後までいってしまいました。うん、やっぱり、なんというか、壁を越える象徴みたいな客席降りに思ってたから、ないと、不完全燃焼な気分になってしまうのね。渋谷から通して、降りなかったの初めてだしね…難しいなー。物理的に越える必要は必ずしもない、はずなんだけどね。ちょっと悔しさが残ってしまった。
  • 会場の違いやもろもろの変更にびっくりしたり戸惑ったりで、こちらもちょっと探り探りな感じで観てしまった気がします。どっぷり、ではなかったなー。なので涙どばーとはならず。もう、自動的に泣くものなのかと自分でも思っていたので、そうでもないことが意外だった…。
  • アンコールはマイウェイのみで。それも、そうだよね、と思ってしまう(笑)。
  • でも個人的には、嬉しいこともあったので、良い思い出です。
  • 何か、だいぶ、いろんなものをぶつけるマイウェイだったよね(笑)。ここで総立ちになったので、上手張り出しから椅子渡り*2。どこまで行ったっけ、2階には上がらなかった。
  • 生身の人間が演じて、生身の人間が観ているのだから、必ずしも毎回、同じテンションでやれるわけがないのは仕方のないことで。それでも、ヘドウィグに関しては、いわゆる「神回」の多さに神回という概念がもう通用しなくなっているというか、そっちが普通みたいになってきちゃってるのが、逆に怖いというか。いろいろあるのが舞台公演、てわかっているし、むしろそれも楽しむ心づもりのリピーターなんだけど、でもあんまり出来のいい回ばっかりだとね。いつもこうじゃん!ってこっちの感覚もなっちゃって、それが普通じゃないことを忘れてしまう。
  • 要するに、いろいろあるよね、な回だったんですよ。それが普通なんですよ。ね。
  • しかし未來さんも何というか、ごまかせないというか、お顔見るとわかっちゃうというか、嘘つけない感じがね(笑)。わたしは好きですよそういうところ(笑)。

*1:前方で座って見上げてると首つらいです

*2:の介助をさせて頂きました!