ミライ派野郎

森山未來とその周辺を果てしなく気持ち悪い感じに追いかける桐の日々散々。

「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」2・3回目

 (すみません畳むのも忘れていました…あとちょこっと足した)
 夏休み使ってマチソワしてきました。マチネは上手指定席、ソワレはスタンディング! 整理番号かなり若かったので、最前センターからの視界を堪能してきましたよ。アレもソレも目の前過ぎてでもめちゃくちゃ楽しかった…ヘド姐さま美しかった…。
 レポ的なことがあんまりできないライブ形式ですが、少しだけ日替わりネタとかを書ける範囲内で(笑)。

マチネ

  • 初日に比べると、平日マチネ客層ということもあるか、ちょっとノリ的にはおとなしめかな?という感じで、シモネタにも反応に一瞬の間があくような(笑)。でも曲とかのノリはよかったよ楽しかった!
  • あと初日に比べて歌詞の聞き取りやすさがだいぶ良くなってた気がします。昨日はほぼセンターだったのにわりと聞こえなかったけど、今日はサイドでもかなり耳に入ってきた。
  • イツァーク登場時、2階から降りてきてサイドに現れた彼がすぐ真横に立ってて可愛かった。
  • ルーサー役のJUONくんのセリフ回しが面白くて、「えっと、どちらのご出身の方?」と軽く吹きながら食いつくヘド様。
  • シュガーダディでお客さんに銜えさせるギミック(ピアニカの吹き口が、三股ピロピロに繋がってる)、「くわえなさいよっ!」とか云いながら先に自分で吹いてみて、うまく動かなかったのを確認すると「故障してますゴメンナサイね」って(笑)。これかなりヘドじゃなくて未來だった(笑)。
  • しかしシュガーダディの可愛らしさは異常。ネタとしては大変なことになってますがねコンビネーション的に。
  • ルーサーのJUONくん真ん中にイツァークとヘドが両側からぴとっとくっつくところで、ルーサーの胸元まさぐって乳首いじってるヘド様(笑)。
  • バンドメンバー紹介の日替わり無茶ぶりネタは、「この子たちみんなノンケなのね、だからノンケ向けに考えるわ」とか云ってから、「風俗に行ったら、出てきた女の子が初恋の相手で、でもやっちゃって店を出る時の気分」で即興演奏。ノリノリで「お店の女の子」役を演じるヘド様。バンドメンバーごとに女の子の名前も変える。なぜかストーリー仕立てに(笑)。
  • ちなみの初日は、黒人さんにむにゃーでもにゃーだけどだんだんふにゃーくなっちゃう気分。でした。云えるか(笑)。
  • 初日、かなり早い段階で半分取れそうになってたウィッグ、何とかお色直し前までしがみついていました(笑)。
  • 初日より、ラストの意味がすとん、とまっすぐ落ちてきて、ああ、そっか、と思ったら、何か…泣けてしまった。冒頭で自らを「壁」と名乗り、ステージと客席の間の境界線を引いて見せたヘドが、ミッドナイトレディオで「手を上げろ、壁を壊せ」と煽り、そして自ら壁を越えて客席へ飛び込んでいく。壁に隔たれた人生を歩んできたヘドウィグが、壁を乗り越える物語なのだな、とね。そして乗り越えて、「わたしには愛する歌があるから、信じたこの道をわたしは行くだけ」なのね…全ては心の決めたマイウェイなのね。
  • と思ったらマイウェイも泣けて困った。
  • アンコールはマイウェイ回だけでした。歌い出しはシャンソン風…誰風なんだろう、美輪様か淡谷のり子か?(笑)
  • 客席降りたのはまりこちゃん。上手の手すりにちょこんと腰掛けて、というか止まり木にとまってるみたいにして歌う白い姿が、天使のようでした。
  • 前の列に座っていた男性の頭を軽くなでて通り過ぎるまりこちゃん。
  • あとトミーをイツァークが階段の上から突き飛ばして下ろすの、は、下まで降りて転がって立ち上がるところからヘドですよね?
  • 上手のブロックの上に座って歌うラメントのアレンジがかっこよくてたまらない。
  • 早いとこ歌詞ぜんぶください。CD出してください。DVDがいいに決まってるけどむずかしいだろうからせめてCDでライブ盤でいいからはやくはやくうううう。
  • スタンディングにいた友人が、ヘド様のアングリーじゃない方の5インチソーセージの欠片を2つもゲットしてたのでご相伴にあずかりました(笑)。歯型くっきり(笑)。拾った時は「べっちょべちょだった」そうで…そりゃそうだよね齧り取って吹き出してるんだもんね…。
  • パンティがほしいです。初日は紫とショッキングピンクのTバック、マチネは「これはダメなやつ、」と精査して選んだ黒となんだっけ? 投げてました。

ソワレ

  • スタンディングで最前センター確保して、あとはもう何かガンガン首振って楽しんできました。たのしーい!! ヘド様近くで見てもうっつくしーい!!!
  • 登場時、てっぺんから見下ろして威嚇みたいにするの、昨日とマチネは剥き出した歯をがっちんがっちん噛み合わせてたけど、ソワレはべろんべろん舌出してました。顔面あますところなく器用な方だ。
  • 蟻にくわれた跡がちょっと痛々しかったです。いっぱいくわれてた…そりゃヘド様だもんね甘いわよね美味しいわよね悪い虫がいっぱいよってきちゃって大変よね。
  • なんだかノリの良い客席ですごく楽しかったです!! スタンディングにいたお客さん、がんがん絡みに行くし、ヘド様最初ちょっとびっくりしてたけど、すぐ拾うようになったし(笑)。
  • 「んまぁ〜ブスばっかり! ぶっさいくねー!!」そりゃあ貴女に比べたらそうでしょうともスミマセンもっと云って!!
  • そんなブサイク共に詰られてキモチヨくなっちゃうヘド様素敵です。
  • 2階席を見上げて「こんばんは〜、高みから見下ろして楽しい!?」とか。
  • シモネタにもがんがん笑うオーディエンスに「ブサイクだけど反応はイイわね」
  • シュガーダディのスカートにはくまのぬいぐるみとおじさん?のプリントのぬいぐるみブローチみたいなのとハーシーズのチョコっぽいのとスティックキャンディとアイスクリームと飴ちゃんたくさんとあと可愛いものぜんぶが付いています。
  • イツァークの新聞紙チュチュも可愛かった! 読める新聞だった!
  • イツァークのもけもけ帽子にカラスが付いてると教えてもらって目を凝らしたら、小さめのが確かにいました。コウモリもいるんだって?
  • やっぱりJUONくんの乳首攻撃して、ルーサーの謎イントネーションに食いつきまくる。食いつかれてもっと強調して言い直すJUONくん。
  • バンドメンバー紹介無茶ぶりは、「バスケットコートで3on3してる黒人さんがいて、バスケなんてやらないけどね、おもしろそうだなーって見てたら、一緒にバスケやらない?って誘われて、そしたらバスケじゃなくて6人にむにゃむにゃ〜」な気持ちを。云えるか。
  • 前半の金髪ウィッグにくっついてる孔雀が早々に脱落した。
  • 右即頭部にくっついてるリカちゃん人形みたいなの、上半身〜顔と、片足と、片手がバラバラ死体状態で刺さってた。
  • 衣装のスカートの裾に「6inch→1inch」のアップリケっぽいものが。左の肩には「NOW」ってあった。
  • アングリーインチでハンディカムで大根さんがリアルタイム背景用にヘド様を撮る、そのカメラのモニターがちょうど見える位置で、モテキで女子のエロい寄り撮るのは大根さんのハンディカムだった話を納得させるエロカメラっぷりでしたよ。脚〜股間〜胸と舐めあげるようなカメラワークえろかった! 目線がなんかもうエロかった…さすがです。
  • そしてその大根カメラに向かってソーセージを噛みちぎって吐き出すヘド様。大根さんが目の前ちょい上手側にいるので、必然的に吐き出されたソーセージが目の前に転がる(笑)。
  • 終演後に無事回収致しました。
  • 水色のストライプのビキニブラを投げ、紫のパンティを投げ、赤いTバックも投げ。
  • ウィッグコートをイツァークがヘドに着せかけるところ、まりこちゃんの準備がちょっと遅れて、着せかけるタイミングを逃しちゃった。そのままコートなしで進み、改めてヘドがイツァークに「ちょっとそれ着せてくれない?」って催促してた。
  • おかげで「すごいでしょこのコート。すっごい重いのよ!」とか「重くて暑くてもうねぇ、お洒落ってほんと大変!」とかぼやくのが聞けた。
  • お色直しに下がるヘド様に客席から「つけまつげ片方取れてる!」と指摘が飛び、「知ってるわよそんなの」って妖艶ににっこりされていて魂がどっかいった。
  • お色直し中のつなぎのイツァーク後、再登場したヘド様、盛り上がり過ぎてなかったか心配して「よかった〜、出てきちゃったの?みたいな空気だったらどうしようかと思った」
  • 下手の岩?に座って27歳で死ぬのに憧れてた話をするヘドさま、27歳で死んだロックスターを列挙する中でジム・モリスンを2回云う。すかさず「ジム・モリスン2回云った!」と客席からツッコミが。するとヘドさま、「あら? 2回云った? ジム・モリスンカート・コバーンエイミー・ワインハウス、…」と指折りながら確認して、「ンもうわかんないわ」投げた(笑)。
  • どこでだっけ、お色直し後だったと思うけど、パンティが1枚舞台上に残ってたみたいで、JUONさん?だっけ?がそれをヘドに渡してて、しばらくパンティ振り回しながら舞台続行のヘド様。黒に白い縁どりレースだったかな。
  • お色直し後の茶色いウィッグ、リボンを引くとアップが崩れる仕様だけど、今回は引っ張る前から崩れちゃって、ほどくと転がり落ちるお花とかが先にぽろぽろこぼれてた。歩くと花とか鳥の羽とかがぽろぽろこぼれて、何かそれはそれで綺麗でした。
  • 結局、いつものウィッグ外すタイミングより前に外れちゃったんだけど、でもそんなびっくりはしなかったなー流れ的に自然なところだったし。
  • トミーがなんだか神々しいほどに美しくて…すごかったです。
  • あの辺ちょっとよく掴めていないんだけど、あの最後にトミーが「ありがとう、ヘドウィグ」って云った、あの一言が、ヘドの耳には届いてるんじゃないかな。だいぶ遅いけど。もしかしたらラジオ越しに、とか。
  • でも、もうヘドの救いになる存在はトミーではなくて。イツァークが階段上のトミーを突き落とし入れ替わるのは、ヘドにとっての大きな存在の交代なのかな、と。
  • 階段下で倒れ伏すトミー、立ち上がったところからヘドじゃないかと思っている。
  • そして階段上に消えていくイツァークは天使みたいな姿になってヘドのもとへ現れ、壁を壊し乗り越えた彼を次のステージへ導いていく、みたいな…?
  • あの、ウィッグもメイクも全て捨てて生まれたままになったヘドウィグ、のはずなのに、あまりのまつげちゃんっぷりに、あれ? さっき全部外した…んだよね? アレ? ってことは、それ自前!? と…知ってたはずなのにあまりのまつげにびっくりしましたよ。目伏せた時のばさっとぶりがすごいったら!
  • でマイウェイ、新しい旅立ちの始まり。かなぁ。とぼんやり思いました。しかしこの辺の一連が壮絶過ぎて…息苦しい毎回。最前でノリノリなんだけど拳は上がらない方のノリノリ。
  • ミッドナイトレディオはやっぱり泣いてしまった。
  • マイウェイは、前半ついにシャンソンですらなく、ひくーい声で語るようにつぶやくように。
  • 舞台袖からいったんハケて2階まで上がる。上手のサイドではまりこちゃんが、大根さん捕まえて一緒に無理やりノリノリ。上手サイドに現れたヘドはサイドから柵やら何やらに脚かけてそのまま舞台に飛び移る。
  • マイウェイ終わったあと、係りの人の追い出しが激しかったけど負けずにダブルアンコールがんばったら、ヘド様が出てきて下さって…ダブルアンコール粘ったのちょっと申し訳なくなるようなよろよろな感じで…でも出てきてくれて嬉しかったの…。
  • 「楽しんでいただけたかしら?」とご挨拶、10日までやってます、とダイバーシティでもあります宣伝して、「また会う日まで、ごきげんよう」と優雅にお辞儀して。袖で観てた大根さんに、おつかれさん、て迎えられてた。ほんとおつかれなのに出てきてくれてありがとうねヘド様…。
  • 終演後ふたたびソーセージゲットをよろこんで(?)いたら、偶然お友達がシャッターを頼まれた方々が、赤いパンティをゲットされていて、急遽パンティとソーセージの夢のコラボが実現(笑)。もう意味がわからない!! でも何か楽しかった!!

 非常にざっくりですがそんな感じで。もう限界です昇天します。