ミライ派野郎

森山未來とその周辺を果てしなく気持ち悪い感じに追いかける桐の日々散々。

「髑髏城の七人」干し柿16個目・改

 いつの間にかわたくしの観劇予定も折り返し地点をずいぶん越えていて、もう後半戦突入なことにびっくりそして焦りを禁じえない感じです。え、いや、まだまだいくよね? 
 本日マチネのみでしたが、わたしが観た中では一、二を争う熱い熱い芝居になっていました。普段涙出ないようなところでじわじわしてしまうほど、目の前*1で繰り広げられる命のやり取りやら魂のぶつかり合いやら痛みやら叫びやら、が、がっつんがっつん直に突き刺さってきて、本当に熱くて眩しかった。特に2幕、天魔王と蘭兵衛の一騎打ちに始まって、どんどん相乗効果で雪だるま式に、場面ごとに対峙する相手を巻き込んでぐいぐい引き上げあっていく様が、大きなうねりとなって作品全体を高みへと持ち上げていくような、そんな印象を受けました。これこそがワカドクロ!という高揚感と、わたし今髑髏城を生で観てる!!という感慨、は最近のワカドクロ観劇ではたっぷりと味わわせてもらえるようになっているのですが、プラスして、芝居って面白い…!と、改めて思わせられた回でしたよ。だって目の前で役者同士の魂がバチバチスパークしながらぶつかり合って反発しあって引き寄せ合って、見たことない色の火花が飛び散るような、そんなの見せ付けられちゃったんだもの!
 ほとんど涙を垂らしながら観ていた2幕でした。が、そんな2幕終了後には、勝地涼くんの罰ゲームが決行されて、セットも野次馬も皆無の広いステージにピンスポ1本浴びて、ぽつねんと、流れるカラオケに合わせて、「さくららら」を、見事な残念っぷりを存分に発揮して、多分フルコーラス歌いきりました。が、がんばったよカッチ…! 可愛かったよ〜!! しかしとっても罰ゲームだったよー!!
 ざっくりも途中ですがとりあえず置いておきます…この熱を忘れないうちにぐわーっと書いてしまいたいのだけど!
 →ざっくり追記しました。罰ゲームまで完了です。
 →改めて追記しました。ざっくりじゃなくなりました!

  • 髑髏城でぃ〜! 待っている…! 今回はわりとテンション高めです!
  • 捨之介登場シーン、勇健・妙声と顔見合わせて「あ、はじめまして」「こんにちは」て挨拶してた(笑)。
  • やっぱりカンパチたちにんーちゅっ! んーちゅっ!とキスまき散らす兵庫。可愛い。
  • 兵庫の純情アピール、なくなりましたね。頼れる親分ぽくなってる。
  • 村娘つれて退場時は「わっせ! わっせ! わっちゃねーむ? わっちゃねーむ?」
  • 伊佐さんが、狸穴さんが沙霧に出して見せた財布を、ガン見している…(笑)。
  • 鼻血に栓をしながら捨之介に文句云う兵庫、「見たくなんかねーよバーカバーカ」とか云ってる。
  • 卓見!後の握手可愛い。捨之介とこぶしゴチンしたくてできない兵庫が可愛い。
  • ほっとかれる兵庫、「あっ、太夫はほっとかないで? 太夫ダメよ?」って…可愛いなぁもう。
  • 捨之介がモッテモテすぎて取り合いになっています。大変だなぁモテ男は(笑)。
  • 源右衛門さん、障月が沙霧を捕まえる時、いつもヅラを直す?んですが何でだろう。必ず頭に手をやるんだけどあれはヅラを直しているわけではないのか??
  • 天魔王降臨。ぎゃーん素顔びっじーん! きっれーい!!
  • 三五のダンゴ虫は「お前らなんか豊臣に踏み潰されろ! おらしね! しね!」ひどいなぁ。
  • 障月さんのこの程度の戒めはY字バランス右足で1回、あと何か微妙なボディビル的ポージングを2つくらい(笑)。
  • 兄さでちょっとだけ笑いそうになってる蘭兵衛さん。ピケターン(?)で一周する兄さでもちょっと笑ってた!
  • 「君たち! このおじさん早く中へ連れてってあげてー!」…中ってどこのことかしらとか思ったり。
  • 怖いもの知らずにも程がある、もちょっと柔らかい表情で云うよね。蘭兵衛さん。
  • そして上出来だ!で捨之介に肩を組まれてぐらんぐらんされて、破顔一笑。か…んわい…!
  • 「やってる本人がわかってないようじゃあ」って笑って云ってたけど、お兄ちゃんに褒められて照れ笑いしてる末っ子にしか見えませんでした。
  • 波風は3回たしたし。その指を見下ろして、「何考えてる?」でキッと捨之介を睨む。
  • 太夫が握ってきた手を、安心させるように握り返す蘭兵衛さん。はにかむ太夫が可愛いんだ…そしてそれを見てるおさとたちが幸せそうなんだ…。
  • 贋鉄斎のギャース! ダース! ゴワース!!を、しばーらく眺めてる捨之介。だいぶ叫び声バリエーションが増えましたね!
  • 「人斬りの技なら、あいつの方が上だよ」って云った。あれ、人斬りの腕なら、じゃなかったっけ。まぁいいや同じことだ。
  • 小走りレベルで去ろうとする捨之介(笑)。
  • 黄泉の笛殺陣で、最初の切り結び一段落の直前に、蘭兵衛さんが笛を落とした! 足元にぽとりと落ちて跳ねも転がりもせずだったのを、手刀でさらりと攻撃を受け流しながら拾い上げて復帰。わぁ珍しい! すっごくふんわり持ってるからねー!
  • しかし、19歳と40過ぎか…と思うと、何か、すごいよね。どっちもね。
  • 席の関係で、「安くは買えんぞ、天魔王…!」の見返り流し目がびしっと飛んでくる辺りでした…仰け反るわ…。
  • 2幕。んもう2幕の天魔王は美人でたまらんなぁ! マント王子だなぁ! 王だけど!
  • 敦盛時の薄眼が綺麗。ていうか敦盛体温上がるわー! ぐわーってなるわー!
  • ハイいーか! 学校の先生みたいです。こんな先生いやだなぁ。
  • また「この黄金の国ジパ〜ングに向けて航海中だ」って云ってた(笑)。何故伸ばす…?
  • おわ〜〜〜っはっはっはっは!と仰け反り高笑いしてから上座にぺちんと両手を突いて、わくわくするな、蘭丸!
  • 姫蝶に渡された酒を呷り、反らし気味の背でわずかにふらりとする天魔王。強い酒なのですね…!
  • 天魔王が口説いてる最中、待機中(?)の蘭兵衛が何気にかっこよいのです。ぴたりと切っ先を天魔王に向けて、突きを狙う感じで…鋭いの。かっこいいの。
  • 「あぁ、楽しい〜っひっひっひっ!!」だから字面がアレですがかっこいいんですよ。楽しい!の続きをそのまま笑うの。狂気じみてて凄いんだ…。
  • とにかくこの天蘭対決初戦が、熱くて眩しくて…筋とか関係なく涙が出てきました。むき出しの魂ぶつけ合ってる感が凄くて…。
  • 「さぁどうする、このままでは相対死にだぞ…」を囁くように云った。
  • 下手側に膝付いて片足伸ばして滑り込むところ、最近膝突くっていうか座り込みますよね。あれすごいなぁ。
  • 「所詮、猿真似に過ぎん」でマントぶぁさっと翻して舞台センターでターンする天魔王、が、下手を向いた身体のバランスを後方にぐらりと崩して、ヒャッ!となった。けど、片足をガッと上げてその反動で一気にバランスを戻して倒れなかった。すごい。あれ未來さんじゃなければ後方にぐらりとなってて危なかったよ…!
  • 殿の面を突き出された蘭兵衛がもう泣き崩れる勢いで、そこからの二人が本当に凄絶で、涙出るったらない。凄いものを今見ている感がものすごかった…!
  • 蘭兵衛の息遣いがすごい聞こえる。抱きかかえられた後とか、何かもう…苦しい。見てるだけなのに。天魔王の胸を突っぱねようとする手が美しい。
  • 夢見酒後、立ち上がれない蘭兵衛。しばらくのた打ち回ってて、上体を起こしたところで口元から一筋の赤。座り込んだまま、天魔王が差し出した杯に吸い寄せられるように*2手を伸ばし、煽って立ち上がる。
  • けど、沙霧乱入してから上手奥にふらふらと移動する、そのふらふらっぷりが尋常じゃないのよ…奥の壁際でまた倒れ込んで起き上がれなくなってるのよ…苦しげな呼吸音とか聞こえるのよ…蘭兵衛さんから目が離せなくて、でも沙霧フルボッコも見たくて、困りました。
  • でもふらふらんべぇさんが綺麗なんです。ふらふらしながら、殿の骨をうっとり掲げていたりして。
  • 天魔王に刀を持たされて、沙霧を斬ろうとしてからも、斬った刀の勢いに身体振られて倒れこんだり。こんなふらふらんべぇさん見たことないよ…。
  • で、「蘭丸を奥の間へ」て生駒・姫蝶に命じて連れて行かれる時に、立てなくなってる蘭兵衛さんが刀にすがるようにして立ち上がったら、その手から刀が落ちて、天魔王が「だいじょうぶ?」みたいに、ちょっと心配するみたいにその蘭兵衛を見ていたのが印象的だった。
  • とにかく命の遣り取りを目の前で見せつけられて、息も絶え絶えという感じでした…鮮烈すぎて泣けてたまらなかった。
  • 髑髏城の中庭で、障月さんが絵図面広げて見る時にひらっと落としそうになって、くっそ!って叩きつけようとしてた。
  • 沙霧に襲いかかる妙声さん、「ああ〜っ! いい目だね〜」って沙霧にウインクした!
  • 捨之介を刺そうとする沙霧、おじいとおとうは殺された、あたしの目の前で、まだ生きてたのに…!て叫ぶ声が泣き声に聞こえて、すごく…泣けました。正直、ここで泣けたの初めてで、びっくりした…。
  • 三五の名札すごいね! そして捨之介に「こいつら、お前の名前すら覚えちゃいねぇよ!」て云われると、「えええええ!?」って名札をぺらぺらさせてアピール(笑)。
  • 階段を下りるふらふらんまるさん、怖いです…気をつけてね…たとえフリでもわたしだったら落ちてる。
  • 南蛮渡来の〜は全部を口パク+顔寄せ+カラフに手を添えて。
  • そして座り込んで、生駒に何か渡した! 受け取った生駒、「わたしに?」みたいなジェスチャーしたら、天魔王がちがうちがうって大口アーンしてた(笑)。
  • セロファン的な包み紙で左右をねじって包んである、ラムネ? チョコ? 的なものだと思う。生駒から口に入れてもらい、もぎゅもぎゅしながらワイン飲む。姫蝶にも渡して、それは姫蝶が自分で食べてた(笑)。
  • 捨之介に「てめぇが生きるのにあんだけいい町作っておきながら!」と云われる蘭兵衛が、「いい町? ハハハハハ!!」と大笑いしていたのが…すいません可愛かったです…。
  • ひとり早駆けで先に行かれてしまわれた…の泣き崩れる蘭兵衛さんも…何かもう、可憐ですよ…可哀想なんだけど…。
  • 「お前にはわからんよ…」って倒れた捨之介の手を無視して立ち上がる蘭兵衛さんが、捨之介の倒れた位置が近すぎたのか何なのか、ていうか膝枕になりそうな勢いで近かったのは確かなんですが、立ち上がろうとする蘭兵衛さんが倒れた捨之介の背中の上にのしかかるみたいになって、何だ!?と思ったら、立ち上がる時に捨之介の肩の辺りに手を突いて立ちあがったので、とてもびっくりしました。にほんごむつかしね。
  • 狸穴さんは風采も上がらへんし何考えてはるんだかようわからへんけど、で固定のようです。
  • 善十郎さんの兄さ呼びは「権兵衛さん!」「磯平だー!!」
  • 堅くないおにぎりに食いつく兄さの喰いつきっぷりがすごくて、カンパチが「すげー食った!」って云ってた(笑)。
  • 今回、席が前方下手ブロックの一番内側だったんですが*3、ちょうど太夫と同じくらいの位置で、そこから見たら、無界屋の上手の入り口が完全に視界を遮って、蘭丸さんの御登場が全く見えませんでした。てことはあれ太夫にも見えてないよね、っていう(笑)。
  • バルコニー(?)の上の天魔王さまが手すりに軽く手をかけていて、ジュリエットのようでした。わたしが下から見上げてたからよけいに。
  • 天蘭無双。おさととおよしの血しぶきは、斬られる時に栓を抜いてるんですね。ぶら下がってる、襟元にチューブの先が来てて胸下の辺りのパックを押して出す、感じ?
  • クックックック、て笑いながら、高く掲げた片手の、小指を噛んだ蘭丸さん…!
  • カンパチに斬りかかる天蘭の左右対称っぷりが美しい。
  • 狸穴さんに「恐らくはその下調べ…」って云う時の蘭丸がすんごい仰のいて云うから、首筋とか見ちゃうじゃないか。
  • 何か、この日の蘭丸さんは首をやたら気にしてた。襟首詰まって苦しいのか?て感じだった。
  • さもないと?はアンモナイト?的な。
  • 殿の面、天魔王の胸にくっついてるのは、磁石ぽいかな、と。紐で首からぶら下げてるけど。全くぶらぶらしないのは、磁石固定かな?と。
  • ニゾンターンはvs半蔵戦の引き際に一回。あの、奇跡のくるっくるしまくりの頃に比べると、くるふわ動の蘭兵衛と、どっしり静の天魔王、という対比をつけているのかな、と思います。天魔王はほんと、無駄に動かないのね。蘭兵衛は無駄というか(笑)、常にふわふわしてるけどね。
  • 天蘭無双は本当にはっふはっふとアドレナリン出まくりで観てしまうのですが、その後の兵庫や太夫にもがっつり泣かされて…感情ジェットコースター状態で忙しいです。すぐ後に兵庫が笑わせてくれるし!
  • 兵庫の赤錆だらけの刀見て、太夫が「あちゃー…」て感じに眉間を揉んでいた(笑)。そして贋鉄斎とのやり取りをちょっと微笑ましく眺めてから、でもダメだこりゃ的に轟雷筒を取り出す。
  • 沙霧の「髑髏城の全ての秘密は、ここにある!」が、人差し指ピンッとなって、かっこよくなってた! 指がへにょんとしてるのが、いつもちょっと気になって、昨日のソワレでアンケートに書いてみたのですが、それの所為かどうかは知らんけど(笑)、今日はピシッとなってたー良かったー。台詞カッコイイのにどうにもポーズが締まらんと思っていたのです…。
  • この辺もずっと泣いてたなぁ。初めてアカ見た時みたいだ。
  • でもやっぱり柱の影には隠れられていないです沙霧も太夫も。
  • 妙声と三五のばーかばーか!!合戦を、沙霧が何やってんの!?て感じで見てるのが可愛いです。三五が斬りかかられる時は、両手で顔おおってキャーってなってるし。
  • 妙声さんラストは「傷つけられた…!」
  • …唐突に、演劇って気持ちいいなぁ、という実感がわいた瞬間がありました。何なんだろう。とにかく、舞台の上に違う世界が構築されて、その中を「生きる」人たちの言葉が、感情が、客席中にびしびし伝わってきて、一緒にそこにいることができて、一緒に走ってる気になれて、作られた光と音と世界なのに、完全に今ここは「そこ」で、上手く説明できないけど、そういうのがまとめて実感として、ああ、気持ちいいなぁ、と。突然思ったのです。この辺で。
  • 研ぎ過ぎた刀で髭剃りする兵庫、「えっ…?」「えー。こんなにぃ?」「うん〜」
  • 客席も熱かったなぁ、ギャグはいちいちキマるし、決めセリフは拍手だし。
  • 「どうやら私の負けぃやーーー! ダーー!!」太夫かぁっこよかったぁ!
  • 牢屋の天魔王、「お前が思っているほど、人は強いものではないよ…」がすごくかっこいい。その言葉そのまま自分に返って来てるけど。
  • 捨之介に仮面をかぶせるところ、将監に面を出させる時の「ショーゲ〜ン♪」て呼び方が、すごく…調子が良くておもしろかっこいいのです。仮面をつけさせる手が美しいのです。
  • 甲冑捨の背が、天魔王のちょんまげ含んでやっと並ぶくらいで、うん。てんまおちっさいね。と思いました。いいのよ。
  • 甲冑捨から三五が、沙霧かばって戦ってるのが、何か泣けるわ…三五あんたかっこいいよ…。
  • 「艦隊は急きょ国に帰った、ぁトカ」そこにもア付けるんだ(笑)。
  • 天蘭ラスト対決。ここから先がほんっとに凄かった…、ずっとだらだら泣きっぱなし状態でした。凄い気迫で…どこまで行っちゃうのか…。
  • 天魔王の一太刀目で右の脇腹を斬られてる蘭兵衛、傷をかばいながらマイクオフで「うぅ…」て苦しんでた…。
  • その後右足もやられて動きを封じられて、それでも向かっていく蘭兵衛、務めご苦労!で倒れ込む。ここで刀を落とす。ご苦労の後に左手やられるのな…。
  • 太夫から天魔王をかばって撃たれる。左手もやられてるから、上手く動かないのね。震える手を無理やり持ってって、支えてる天魔王の手に重ねて、そこから一気に振り払ってまた倒れ込む。
  • 「愚かなヤツだ…」は見下ろして云ってた。
  • 起き上がろうとする蘭兵衛が、もう全然起き上がれなくて、刀がちょっと離れたところに落ちてるから支えにできるものもなくて、左手が使えなくなってる*4から、右手だけで身体起こそうとするんだけどできなくて…のた打ち回ってて…うわああああ…思い出しても泣けてくるよらんべええええ…。
  • 「行かせん!」でやっとのことで上体起こして、刀に手が届いて、それで無理やり立ち上がろうとうするんだけど、もうほんとにぼろぼろで…辛かった。こんなに辛いの初めて見た。
  • 所詮外道だ、が顔も上げられないくらいのずたぼろ加減で云ってて…刀にすがるようにして身体引き起こして…でもあそこで立ち上がるのは太夫の為だよね。自分にとどめを刺させて彼女を先へ進ませる為だよね。
  • 蘭兵衛は太夫の気持ち、うすうす感じてたんじゃないかと思いました。朴念仁だから気づいてないのかなーとも思ったんだけど…気づいてないんじゃなくて、気づいてても応えられないから、気づかない振りしてたのかな、って。手握り返すところとか、この最期とかで思いました。
  • 右手で握っていた刀を投げ捨てて、その手で殿の骨を握り締めて「来い、太夫!」…左手だらーんとしてて…使えなくて…。
  • 本当に凄かった。太一くん凄かった。
  • 撃たれた反動で殿の骨から手が外れたんだけど、倒れる時にもう一度、すがりつくみたいに握ってて、あああああ。
  • 呼応するように太夫の絶叫も凄くてタコ殴りも哀しくて、止める兵庫も辛くて、殴られるたびに力なく跳ね上がる蘭兵衛の足先も辛くて、なんだこれもう。
  • 捨之介の、今度は迷わず進めよ、が完全に…声になってなくて…目閉じさせた蘭兵衛の顔がすごく安らかで綺麗で…殿の数珠握り締めてて…つらいよ…。
  • そこからの捨之介の覚醒っぷりがまた半端ないのですよ。ほんとにね、白い炎が全身から立ち昇って見えた。「先に行ってる…」が声にならなくて、あの抑えた呟きみたいな一言に、ものすごい色んな感情が渦巻いてて…小栗くんも凄かった…。
  • そんな流れなので、百人斬りも涙涙で見てしまいましたよ。キャッチは2回とも成功だし、ハラハラしないで見られるようになったので、存分に話の流れに浸りながら見られた。いつも、百人斬りはわーい!!て楽しんで見ているのですが、今日は何だか…その前を引きずって、二人の背中にいろんなものが背負われてる感や、憤怒や悲しみ、鬼気迫るものを、感じました。これまでと全然違って見えた。エンタメじゃなくて、死闘だった。
  • 最後の捨天対決も凄かったです。天魔王がにくったらしいんだけど、でも天魔王推し(笑)なので、困った。どっち応援していいのかわからん。応援しても勝負はついてるんだけどさー。
  • だったら、へし折ってくれるわ!がすごい悪い声で云ってて怖かった(笑)。
  • 仕掛け1も2も綺麗に決まりました。腹に食らった天魔王が「その程度の仕掛けでこの俺に勝てると思うか!」て云うの、苦しそうで、良くても相対死にじゃないか…と思ってしまった…天魔王…。
  • 「そんなのありかよ…」が、流れる血が口に入っちゃったみたいで、ちょっとふごっとしてたのが、惜しいといえば惜しいかな…? でもそこはいいよねもう(笑)。
  • ありなんだよ、もお前倒すためならどんな手だって、も、めっちゃ怒ってた。怒ってるけど泣きそうな捨之介だった。
  • 俺の背中には仲間がいる!て云う捨之介に、だったらその仲間とやらも道連れだ、て嘯く天魔王が、力なくエヘヘって笑ってて、何かもう…可哀想で…強がるしかないのが哀れで…。
  • 腹の斬鎧剣を引き抜いて、ぷるぷるしながら投げ捨てて、白目ひん剥いて落ちていきました…。
  • あとはあまりおぼえていない。
  • 徳川軍に囲まれた捨之介。「ここが命の捨て所ってわけかい!」て決めてから、ふーっと静かに息を吐いて、静かに「好きにしろ…」て云った。好きにしろ!じゃなくて。ああ、天魔王に命くれてやるんだな、て。
  • …天魔王寄りで見てしまうので、どうしても、兄ちゃんも一緒に逝こうよーとか思ってしまうごめんなさいごめんなさい。でも、そっちに行かない話、なんだものね。そっちとケリをつけて新しい方へ歩き出す話、なんだもんね!
  • 沙霧が「さるお侍様に、そう教わりました!」て云ってる時に、あの場にいなかった贋鉄斎が、え? 何? どゆこと?て困った顔してでもマネしてるのが可愛い(笑)。
  • 沙霧を抱きしめる捨之介が、前よりちょっと、兄妹っぽくない感じに、ちょっとラヴ寄りに見えて、可愛かったです。
  • 家康退場から拍手が出て、ひとりずつ去っていくのを拍手で送れて、嬉しかった。すごい寂しいんだけど、でも元気でね!って笑顔で手を振る感じ。ワカでもそう思えるのが嬉しいなぁ。
  • 最後の最後まで捨之介はかっこよかった!!! かっこいい!!!
  • カテコは1回目お手振り。上手・下手へお辞儀をする時に、向き直るたびに足が綺麗にバレエの3番みたいな格好になるのがね、素敵だなって。
  • 2回目は、ハケながら、何となく口元に手をやる天魔王さま。投げるか!? まさかの投げキッス来るか!?と思ったらそのまま投げなかった(笑)。ていうか! それフジだからー! 天魔はやらなくていいからー!!(笑)
  • フジには入ってきてほしくないとか云いながら、だんだん混ざってきてますよね(笑)。仕方ないよ。
  • 3回目は出てきて、真ん中で小栗くんと何やらちょこっと話してる。のを見て、あ、もしや、と思いました(笑)。
  • で、普通3回目終わったらジューダスが追い出しの曲に変わってアナウンスが入るのに、入らない。から、これは来たぞと思ったら! アコギの音が流れ出し、暗いステージにピンスポ、そこにぽつんと兵庫が!! 来たー罰ゲームー!!
  • マイクもって、ひとりで、さくら、さくら、さくらー、さーくーらーしんまちー、と。少年メリケンサックでカッチが歌った「さくららら」をフルコーラス歌いましたよ…うわー(笑)。
  • 手拍子されながら、途中でステップ踏みながら左右に揺れたりして。ちょっどいちねんまっえ、とか、可愛いったらない! しかし歌はさすが罰ゲームにされるだけのことはある!! とても罰ゲームだった!
  • 歌い終わりと同時に「どーん!」の効果音つき(笑)。
  • そして歌い終わるとマイクを前に置いて土下座、「すいませんでしたー!!」
  • もちろんカーテンコールです。マイクなしで出てきてスイマセンスイマセンとお辞儀。袖を見ながら、あれ?て。みんな出てこないの?てなってた(笑)。ぺこぺこしながら帰る。
  • けどもう一回呼び出されて、今度はマイク持って出てくるカッチ。「あの、みんなもうカツラ取っちゃって帰っちゃったので、お願いです帰ってください!」「遅刻とかイロイロあって、罰ゲームをさせていただきました。普段はみんな袖で見てるんだけど、ほんとにみんな帰ってしまって誰もいないんです」「本日は本当にありがとうございました!」みたいなご挨拶?があってお開きでした。カッチお疲れ様ー! おつかれのところに何度もありがとうごめんねー!!

 とにかく、後半の熱さがまじぱねぇ回だったんですよ…神がかってた…こういうの観ちゃうと、やっぱナマのお芝居最高だわ…て思います。わたしが勝手にそう見えただけかなーとも思ったんだけど、違う席で見ていたお友達も、今日凄かったよね…て云ってたので、うん。やっぱり凄かったと思う。わたしがそう思えばわたしにとってのそれは神回になるのだから、いいんだけどね!
 終演後にお茶しながら、おおお…!という発見を教わったので、次回しっかり観てこようと思います。捨兄ちゃん…!!! あと、土曜日に一度凹んだ明智絡みのアレコレも、ちょっと上手いこと行きそうで、凸った。よし。

*1:遮蔽物のない良好な視界の前方席でした

*2:奪い取るのではなく

*3:前に席がひとつもなくてスカーンと抜けた視界でしたよ

*4:ずっと胸の前くらいで指ぴくぴくしてるの…