ミライ派野郎

森山未來とその周辺を果てしなく気持ち悪い感じに追いかける桐の日々散々。

「タンゴ」トランプ10 枚目(夜)

 ソワレ観劇してきました。マチソワある日のソワレだったので、喉の調子が心配でしたが、マチネも問題なかったようなので、大丈夫だろうと。あまりドキドキせずに渋谷へ向かえました。雨も降ってるしね、寒いけど、湿度が少しでも上がればいい、と(笑)。
 本日はちょい後ろめのお席だったので、心置きなくオペラ装備できました。マイクもなくなってた! 1幕最初の方は、まだちょっとカサついてる感があったけど、進むにつれて気にならなく…というか、頭から消えてしまった(笑)。声を張ると若干、出難そうかな、という気がしましたが、ほぼ…これは、問題ないと云って良いでしょう! よかった、本当によかった…! よくまぁこの短期間で持ち直したものだわ…日曜の枯れ声聞いちゃったら、そんなすぐに良くなるとは思えなかったんだけど…そういうものなのか、はたまた未來さんのナニカがアレなのか(笑)。とにかく安心しました…。2幕でもマイクなしで、演説開始後も掠れることなくバッチリ、でも失墜後の破れかぶれっぷりは容赦なく…ええ、今日も見事に墜落して下さいました。素晴らしい転落っぷりがいっそ痛快ですわたし(笑)。ううんどうにもやっぱり、楽しみ方がアトラクションめいてしまうな…言葉のジェットコースターだわ。上り詰めて一気に急降下が楽しくて仕方ない! 待ってるのは…だけど!
 オペラで机上アルトゥルさんを眺め回して来ましたが、うん、やっぱり…凄絶に綺麗だわ、2幕のアルトゥルさん。目がね、イってるんだけどキラッキラしてんの。自信に満ち満ちた表情が美しくてチャーミングで堪らないの、確実に正気じゃないんだけどね(笑)。眉の自在っぷりも堪能致しました。~こういう険しい釣り眉から眉尻下がり、ぎゅっと寄せたり、ひょいと上げたり、目を閉じて上瞼をぐいーんと伸ばすように持ち上げたり、自由自在でいちいち表情が変わるの…目が離せない。もちろん、同時に流れるような弁舌が滔々と、時にはキラキラ噴出を伴って、…ダメだ、魅了されずにいられない(笑)。内容を精査する以前の段階で、演説技術そのものにヤラレてしまう! アドルフ・ヒトラーはその演説の巧みさで*1ドイツの人心を掌握しましたが、何かその気持ちもわかってしまうような…いかん洗脳される(笑)。あの、否応なしに高揚させられる感覚、病み付きになりますな…わたし洗脳されやすいタイプな気がします。気を付けないと高級布団とか買わされてしまうわ…。

*1:内容はともかく