ミライ派野郎

森山未來とその周辺を果てしなく気持ち悪い感じに追いかける桐の日々散々。

「タンゴ」ジャム6匙目

 公演始まって最初の休演日明け、行ってきました。10日ソワレでの「演出」変更がその後どうなっているのかも気になるし、休演日明けだから何か変化あるかなぁと…って、発想が新感線シフトになっている(笑)。
 結果的には、そこまで大きな演出的変更点はなかったのですが、代わりにというか何というか…これまた休演日明けには何故かよく当たる気がするアクシデントが。一瞬、何が起きたのかわからなかったけど、とりあえず大事なさそうで何よりでした…び、びっくりした…! いや一番びっくりしたのはご本人だろうけど!
 とにかく気をつけて下さい…怪我のないようにお願します…新感線もRENTもいろいろあったから、ほんとびくびくしちゃうよぅ…。
 本日客席に古田さんをお見かけしました! あととみくろこと富岡晃一郎さんも! とみー早速ブログにアップして下さって…わたしとみーの斜め後ろで観劇だったので感激もひとしおです! 駄洒落じゃないです!
演劇があればいいや。|富岡晃一郎オフィシャルブログ「ブログブログうるさいよ!」Powered by Ameba
 非常にざっくりとメモだけ置いておきます…猛烈に眠いです…タンゴ観るとほんっと消耗するのねん…。
 
 
 
 長塚さんの登場時間が激減していた10日ですが、あの時は収録もあったし、放送かDVDかはわかりませんが何か大人の問題とかもあったりするのかしらとか思ったり思わなかったりもして、次からが答えだわという気分で迎えた本日。結果的にどうだったかと云いますと、わたくし個人的な印象では、真ん中くらい、といったところでしょうか。10日ほど引っ込んでなかったけど、初日〜3日目ほど目立ってもいなかった、ちょうど中間くらいの存在感でした。登場は下手通路の一番上から降りてきて、教科書は投げずにエーデックに渡す。布片付けるのは舞台下で、でも乳母車・ドレスは舞台上で押して投げた。乗馬ズボンは上手穴からぽいっと出てきたかな? ズボンはアルトゥルに投げ付けられなかったです。その後も見えそうな見えなさそうな位置にいたり、いなかったりで、ノイバウテン流れつつの場面転換時はアルトゥルに話しかけたり薔薇を手渡したりはせず、でも椅子に座っていたアルトゥルに、別の椅子に座るように促したり*1 *2はしていた。棺桶台の下に座っていたり、アラに白薔薇を手渡したりもアリ。2幕でもセットの裏に立っていたり、けっこういらっしゃいました。10日のいなさっぷりに比べると段違いだわ(笑)。やはり、多少出張って下さった方が、個人的には面白くて好きです。長塚さん出てこないと、一段普通度が増すというか、一歩「普通のお芝居」側に戻っちゃうというか、ね。あの何とも云えない普通じゃない感がとても好きなので!
 ラストのガラス割り長塚さんが、砕け散ったガラスの破片を、エーデックとエウゲーニュシュがタンゴを踊りだす直前くらいまで、じいーっと見下ろしていて、何か…砕け散ったアルトゥルを見下ろす神…というか何というか、そういう一段上のステージの存在、みたいな風に見えて、ぞくっとしました。そこにアルトゥルとは対極の存在の象徴みたいなタンゴが流れて…たまらないわ…。
 アラのお芝居は、また今日は10日とちょっと違って、というか部分的にはそれ以前に戻ったところもあったり。「ここにいちゃいけない?」っていうの、おどけてというか、にっこり笑って云って、内輪の話だからと断られてぷぅっと膨れてた。ふくれっつらの美人さんはたまらなく可愛いので、それだけでだいぶデレッデレですが*3、でも好きだなぁと思うのは哀しそうに云う方…かな。あ、今日は、最初に起きてきたアラのおでこにストーミルがチュッてキスしてて、おでこにちゅーなんて!!と目ん玉ひん剥きました。うわあああストーミルうらやましいいいい!!! 鋼太郎さん何という役得!! あんな可愛らしいおでこにキスとか…たまらなかったわ…また鋼太郎さんのキスが可愛いというか素敵だったんだ…ええもん見た…。
 そして本日一番のヒヤリ・ハット*4は、ストーミルを起こしたアルトゥルが寝室に乗り込めとストーミルを炊きつけ、ピストルを握らせた後に起こりました…。「撃ち殺せというのかあの男を!? その次は母さんを!? そして自殺しろというのか!?」とアルトゥルに銃口を向け迫るストーミル、その銃口に逃げ惑うアルトゥル、が椅子を盾にしながら「お父さん落ち着いて下さい!」とか云いながら、へっぴり腰状態で後ずさる…後ずさった瞬間、アルトゥルというか未來さんが消えて椅子が転がった…ええと、下手側手前の穴に落ち、ましたよ…。わたしが観る限りでは、中腰で後ろ向きだったのでお尻から落ちたのかと思いましたが、「左足を上げた状態のY字バランス状になっていた」というお話を聞きまして、片足填まった感じですね。穴に落ちたアルトゥルに向かって、「掛けなさい!」と椅子を示すストーミル、よいしょと穴から出てきて椅子に座るアルトゥル、というちょっとシュールな展開になりました…しばらく、怪我してないか、どっか痛めてやしないかと心配でいろいろ見回しましたが*5、どうやら影響なさそうなので一安心。いや、あれわたしだったら股関節脱臼で救急車だと思うわ…ひとえに未來さんの柔軟性の賜物だと云えるのではないでしょうか。ああびっくりした、突然視界からアルトゥルいなくなるんだもの、アルトゥルなしの椅子だけになるんだもの。椅子のおまけ付きのアルトゥルだったはずなのに(笑)。
 穴やら可動式の箱たちやら、ランプやら電球やら、結構危なっかしいものが多い舞台なので、気をつけて頂きたいです。ほんと、何ともなさそうで良かったけど、怖いよ〜! 床に転がったランプ踏んづけて割ったりしないようにね! この前は前衛ランプのコードが足に絡まって危なかったし、くれぐれも怪我なく千秋楽を迎えられるよう、お願します!

*1:アルトゥルはそれに従っている風ではなく、でもその椅子に座りなおす

*2:この辺がこう…無意識下で操るじゃないけど、一段上のステージで場を統べている、やっぱり『演出家』なんだなぁと、存在感が面白いのです

*3:わたしがね

*4:懐かしい…

*5:手すりむいてないかとか首打ってないかとかどっか血出たりしてないかとか痛そうじゃないかとか動きおかしくないかとか