ミライ派野郎

森山未來とその周辺を果てしなく気持ち悪い感じに追いかける桐の日々散々。

般゜若

 般若に半濁点のマルをつけて「ぱんにゃ」と読みます。キッチュこと松尾貴史さんが下北沢に開いたカレー屋さんです。お店の存在を知ってから、ずっと行ってみたかった食べてみたかったのですがなかなか下北沢と縁がなく、muro式で久々の下北だったので、駅を挟んで反対方向だったけどがんばって行ってみました。行ってよかった! めちゃくちゃ美味しかった〜!
cafe 般゜若

 数量限定のカツカレーが食べられたらいいけど、夜だし、ないかもなぁ、最悪開いてなかったりして…なんて不安になりつつもてくてく歩いて、途中にある可愛いワッフル屋さんの誘惑にも負けず、並ぶお店も覗かず*1、辿り着いたのはカウンターのみのこぢんまりとしたお店。ひとりで云って、ひとりで食べるの、居心地悪いかなぁとか思ってたんだけど、全っっっっ然! やけに和める居心地いいカウンターでした。他に誰もいなかったから…かなぁ。ことことカレーをあっためる音とか、お皿を洗う音とか、しんとしないで生活音が普通に聞こえてるのも、お友達のおうちにお邪魔してお母さんが台所にいる、みたいな感覚で…面白い和み方をしたような気がする(笑)。
 メニューはチキンカレーとか、ほうれん草とチーズのカレーとか、おいしそうなのが並んでいますが、ここは一応訊いてみましょう、と「カツカレーはまだありますか?」と確認すると、大丈夫ですよとにっこり云われて…正直、贅沢お値段なんですが、でもこれは食べるでしょう。食べますよ。食べました!

 キラッキラ! カツカレーキラッキラ!! カレーは一見野菜スープみたいな、透明感のあるスープカレー風の見た目で、お野菜が溶けてます。ご飯は五穀米みたいな感じだったかな。カツはロースで、さっくさくでした! さっくさく! で、すごく細切りにカットされてカレーに乗ってます。さっくさくの衣にしゃびしゃびなカレーが沁みこんで、美味しいんだ…お肉はどこが赤身でどこが脂身なのかも見分けつかない、全体で「美味しい」を構成するようなお肉でした、中勢以の熟成豚を使用とのことですがよくわからないけどとにかく美味しかった! カレー、辛いんだけど、ぴりぴりはしなくて、食べると胃の中からじんわり全身が熱くなっていくような、滋味というのが一番ぴったりなお味でした…いろんなスパイスやハーブや野菜の味が混ざり合ってて、辛いんだけど身体に良さそうな味で、しかも美味しいの。けっこうしっかりした量なので、行けるか?と最初思ったけど、するする入ってしまいました。一口食べると次の一口がすぐ欲しくなっちゃう系…でも熱いから早食いは出来ない系(笑)。ものっすごく発汗そして鼻水が垂れました…燃焼を実感した! 美味しかった!!
 カツカレー1500円はお安くはないけど、納得できるお値段です。でもチキンとかほうれん草とかも食べてみたいな! そっちは3桁お値段だし☆ 是非また行きたいです。

*1:北口側初めて行ったけど面白いね!