ミライ派野郎

森山未來とその周辺を果てしなく気持ち悪い感じに追いかける桐の日々散々。

屋内障害物競争練習場完備

 雪降る土曜日と快晴の日曜日、引っ越し完了致しました。旧居はピカピカにして出ましたが*1、代わりに新居がどえりゃーえりゃーがやです。助けてえどがー…。
 思い起こせば6年弱前の5月末*2、母上に「みらいくんも独り暮らしなんでしょー? あなたもしたら?」と云われ、あーうんそーだねーそろそろねーとぼんやり応え、うららかな日曜日の昼下がり、近所のスーパーに連れだって買い物に行った足で、不動産屋のウィンドウに貼られた間取り図を眺め、その中の1部屋を「あらこれ近いじゃない。間取り…いいじゃない。賃料…いいんじゃない…?」と内覧させてもらった部屋が旧居でした。内覧させてもらったその場で決めました。決め手は「1Fだけどまさかそこにアパートがあるとは思えない立地」「キッチンがワンルームにしてはきちんとしていて広い*3」「バストイレ別で脱衣場的スペースもちゃんとある」の辺り。暖かい昼間に見たから、そんなに日当たりの悪さもわからなかったし、もちろん冬場にあんなに極寒になるとは知らなかったけど(笑)、室内も綺麗だし間取りも気に入ったし即効お願いしました。2週間くらいかけてちびちびと実家から引っ越し、6月頭くらいには「おうち」がそっちになりました。その2ヶ月後、8月半ばに当時勤めていた会社を辞めて優雅なニート生活に入り、未來さん初のダンスライブを東京全公演制覇*4したのが8月末、無職の暇さを紛らわすのにと10月に野郎ブログを始め、翌2月に再就職して今に至る…って就職後が走馬灯ですが(笑)。とにかく、いろいろなことがこの部屋で行われ、始まり、起きていたんだなぁと、思い返すと感慨も深くなるというものです。アボカドのサイズをBBサントラと比べたり、ラスクリ初回放送祭りにお友達をお招きして深夜まではしゃいで怒られたり*5カメムシと戦えなかったり、うちのドアに向かって【←×】ってガムテで描かれたり*6、洗濯物飛ばされたり、パソコンが壊れたり、蘇生してもらったり、お茶会開いたり、寝袋でお泊まりして頂いたり、外が明るくなるまでレポメモ打ったり、ケーキ焼いたり、マフィン焼いたり、クレープ焼いたり、チョコをポテチに塗ったり…いろいろした、うん。あんまりろくなことしてないですが(笑)。
 6年弱分の荷物はとんでもない量で、新居が本当にどえりゃーえりゃーがやになっています。増えたな…増やしたんだなわたしが…。そうだよなぁ未來棚なんつって本棚の棚1段作ってたのが、とんでもなく溢れて切り抜いては捨ててってしたけど切り抜いたページだけでも膨大な量になってきてるもんなぁ。新居では未來棚ならぬ未來本箱が1つ出来る予定です(笑)。実家出た時も基本、台車で引っ越しだったのですが*7、今回も同じく…至近距離引っ越しなので…大物運搬だけ父親に車を出してもらい、あと弟も手伝いに来てくれて、それ以外を母とわたしでひたすら、台車がらがら。2日間で台車走行距離がたぶんキロ単位になってると思います…たくさん歩いたもの…おんなじ道をひたすら往復したもの…。
 しかし甘く見ていました、引っ越し作業自体も、自分の荷物量も、「退居する」ということも。実家から引っ越してきた時は、退出に期限がないから、のんびりやれたんですね…鍵の返却が日曜16時、タイムリミットとの壮絶な戦いを繰り広げることに…いや、前からできる作業をこつこつしておけばそんなことにはならなかったんだろうけど…すいませんわたしがすべて悪い。ついつい、新居の方をどうしようああしようウキウキ♪と…浮かれてばかりでありました…反省。せめて、もっとしっかり掃除くらいしておけばよかったよ…。日曜の午後になっても荷物の運び出しが終わらず、運べるものを運び出せる状態にするところまで作っておいて見切り発車的に清掃開始。いやもう何といっても本と服が! 酷い!! わたしそんなに、衣装持ちな実感というか、着るものたくさんで困っちゃう〜的な感覚よりは、何着ればいいんだ着るものないよ!!な感覚の方が、絶対的に覚える回数が多いというかむしろないよの方しか覚えないというか、だったのですが…出してみたら山だった。でも、「こんなのあったっけー」ていうのはないんだ、全部把握出来てるんだ(笑)。あんまり着てないなーってのはあったけど。着ない服は持たないのが整理整頓の鉄則なのはわかっているのですが、服と本に関しては…コレクター的なアレがなぁ。いけないんだけどなぁ。本も、「こんなのあったっけ?」はないんです全部わかってるんです。内容は若干…新鮮に読めるものも多々ありますが(笑)。減らせるものは減らして、身軽にはなれない性分なのは知っているから、少しでも抱える荷物を…なるべく…わたしのできる範囲内*8で精いっぱい…がんばります…。
 タイムリミット30分を切ったところで、風呂掃除を途中で母上にバトンタッチして、走って風呂蓋を買いに行きました…さすがに新しいの置いてかないと申し訳ない感じだったので…いやぁ気分は「走れメロス」でしたね。お母さん待っててね、風呂蓋買って絶対帰るからね!!的な。普段、片道15分くらいかかるホームセンターなんですが、往復20分くらいで走破しました。いや風呂蓋抱えて走れはしなかったけど、競歩くらいだけど。すれ違ったら怖いよね、風呂蓋抱えて目ぇギラギラさせて息切らせて髪振り乱して競歩してる人とか云って…うわこわ。すいませんなりふり構う余裕はさすがになかったんです。ただいまセリヌンティウスいやママン!!と開け放しのドアに飛び込んで、風呂掃除の仕上げと最後の荷物の運び出し…に手をつけた辺りでタイムリミット。不動産屋さん到着〜。すみませんすみませんあとちょーっとなんです、ととりあえず部屋の外に残りの荷物を運び出し、明け渡し準備を整えます…が、間に合ってないですよねすでに(笑)。すーいーまーせーんーーー。先に大家さんにごあいさつしてきますね、と気を利かせて下さった不動産屋さんのお兄さんに甘えて、その隙に最後の荷物を全部玄関前に出して、玄関をほうきで掃いて綺麗にして、何とか! 何っっとか!! 無理やり!! 終わらせました…。
 不動産屋さんと大家さん立ち会いで、室内の確認をしてもらいます。初めてなので緊張する(笑)。「きれいにお使いいただいてますねー」と不動産屋さんに云って頂けました…が…いいえそれさっき母がきれいにしてくれたんですごにょごにょ…。や、掃除したら綺麗になる程度にきれいに使ってた、ってことで! その場で原状回復の見積もりを出してくれました。正直、初めてなので、敷金でどの程度賄えるのか、敷金超えて取られちゃうんじゃないか、普通どんな感じなのか、さっぱりわからなくてすごく心配でしたが*9、見積もり出してもらったら…わーいいっぱい帰ってくる! 一ヶ所、つっぱり棚を設置していた壁が、棚を外した時に壁紙ごとはがれちゃって、これは張り替えだなー…となったのですが、それ以外は通常の室内クリーニング費だけの請求で済みました、よかった〜。…いや、まだ見積もり段階ですが…実際やってみたらえっらいことになったりして…。
 立ち会いも済んで、大家さんに「何か住んでいて気になることはありませんでしたか?」と訊かれたので、エアコンが冷房は効くけど暖房はあんまり効かないです寒いです、とお伝えしておきました。次に入る人はあったかい冬を過ごせるようになるかな。もっと早く云ってみればきっと、交換してくれたんだろうけど、何だかめんどうくさくて…結局文句云いつつしもやけこさえつつやり過ごしてしまった…。
 すべて終わって、鍵をお返しして…と思ったら! わたくしったら!! 件のエアコンさんのリモコンを新居に持っていってしまっていた!! 引っ越し先が至近距離で本当に助かりました…ケーブルテレビのチューナーのエアコンは覚えてたのに、エアコンのリモコンはあまりに自分のモノ化していてリモコンボックスごと持ってっちゃってたよ(笑)。走って取りに行きました…ほんと今回の引っ越しはよく走ったなぁ。自分が悪いんだけど。このリモコンも、STMBでリモコン割引してもらったりした思い出のリモコンで…空っぽになった部屋を母と眺めつつ、もうここに住まないなんて実感わかないなぁとか、こっちに帰って来ないように基をつけなくちゃなんて云っておりました。最初に内覧させてもらった時のことを思い出したりして。
 そして鍵を(やっと!)返却して、お世話になりましたとご挨拶して、…本当にお世話になったんです。大家さんだけど、同じ敷地内に住んでいて、プライベートはきっちり守られているけど、いつも何となく気配はあって、少しだけ下宿させてもらってるような気分もして、何だか安心だったんです。大して困ったことも起こらなかったけど、でも困った時には大家さんに相談すればすぐ対応してもらえる、という安心感もあって。火災報知機も付けてくれたしシリンダー錠は危ないからってカードキーに取り換えてくれたし、窓にはシャッター付けてくれてるし、地デジ対応もしてくれたし、ケーブル加入してくれたし、全部大家さん負担でやってくれて、わたしが入居時に勝手にBSアンテナ取り付けたらそのまま買い取って下さったし、町内会のごみ当番みたいなのも「うちがまとめてやるから」って全部やって下さったし…ほんと、何から何までお世話になりっぱなしで、私が初めての独り暮らしで安穏と暮らして来られたのはそのおかげに依るところが大きいなぁと改めて思うのです。なので、本当にお世話になりました、ありがとうございました、と精一杯深々と頭を下げておりましたらば、大家さんが「これ…」と…小さなぽち袋を…えええええ。母と慌てて手やら首やらをぶぶぶぶぶと振りましたが、「入ってくれた人にはみんなやってるから」と…もうね、最近ほんっと涙もろくてね…ひとのあたたかさがみにしみる冬でね…みっともなく泣いてしまった。目から水がぼろぼろ出てしまった。最後の最後にコレかい!と自分で内心つっこみつつ…申し訳ありませんと小さな可愛らしい袋を受け取り、ありがとうございました、失礼しますとぺこぺこして、そして…台車をガラガラ押しました(笑)。ほんと、最後これかよ!!的な去り方で笑っちゃうんですが、最後の荷物山積みの台車と共に去りましたよ。良いお部屋にめぐり合えてよかったなぁ。次に入る人も楽しく暮らしてほしいなぁ。
 そして、ガラガラとたどり着いた新居は…どえりゃーえりゃーがや状態、なのでした。玄関入れない! 隙間30センチしか通れない! 1部屋まるまる本と服が山積みで入れない!! 廊下に衣装ケースの骨組が置かれていてバリケード状態で通れない!! 荷物と梱包材とゴミ袋が渾然一体!!! かろうじて寝る場所だけは死守しましたが、キッチンも使えない状態だし、何せ朝にトースト1枚食べたっきり飲まず食わずで17時近くまでやっていたので、ママンもわたしも限界で…何とか出られた!という安心感で電池切れ。もうだめおなかすいたつかれたからだいたいあちこちいたい、と屍二つ、とりあえず何か食べよう…と近所のファミレスによろよろ向かい、お手伝いのお礼にもならないけど、大家さんに頂いたお心遣いをありがたく、ご飯に変えてお腹に入れました…おおおいしかったあああ。



 ビーフデミグラスハンバーグと、デザートにいちごパフェ。がっついた! 美味しかった!! 母上は何やらホタテのソテー的なものと、ミルクプリンのジンジャー風味みたいなのを食べていました。おいちかったよう。
 で、ここからまた怒涛の新居片付けが始まるというわけですね。めげてる場合じゃないですね。何か…下手すると服と本で埋まった1部屋、そっとドアを閉めて「なかったことに…」とかになりかねないので、そうしないように心して挑みます。父上が本棚を組み立てて下さったので、とりあえず本は入れられるようになったし、衣装ケースもうんしょうんしょと組み立てたし、がんばる! 父上にはショートケーキを貢物として捧げておきました。そしたら本棚ちょん切ってクローゼットに入るサイズにリサイズしてくれた! うちの父上は扱い方が少々面倒くさいですが*10、「こうなったらいいのに〜」と思うことを大抵実現してくれる技術の持ち主なので、本当にありがたいです。小さい頃は、何でも手作りで作られてしまって、なかなか既製品を買ってもらえないのがちょっとイヤだったんだけどね(笑)。弟は小さい頃よく、「あーあ、ふつうのおとうさんがよかったなあ」とぼやいていましたが(笑)、でもふつうのおとうさんじゃやってもらえないことをたくさんやってもらっているものなぁ。今回の引っ越しも、運び出しから解体・組立・改造・取付から電気関係から、お世話になりました。と、改めて両親にもお世話になりまくりで甚だ立場ないです私。実家近いからこんなことだけど、遠くから出てきて独り暮らしだったらとんでもないよなぁ。そしてそれが普通なんだよなぁ。…みんな引っ越しどうしてるんだろうなぁ。自分ではわりと、ひとりで何でもやっちゃう方だと思ってたんだけど…そうでもないな…ああいう父の娘なので、組立やら配線やらはけっこうがんばれるんだけど、やはり父上にやってもらうと安心です。あと普通に家に工具一式がそろってるのもありがたいな! ドリルも電ノコもあるよ!
 とりあえず廊下のジャングルジム*11を撤去して、ゴミも出せるものは出して、何とか動線を確保できました。部屋はまだ一つ潰れてますが、片方本棚できたし! ソファベッドも組んだし! がんばる!!
 そして風呂上がりに見つけた派手なアザ。そういえばCDが滝のように足に落ちて来たなぁ…痛かったなぁ。っていうか痛いなぁ!

*1:主に母上が…

*2:何かいろいろぴったりではない

*3:2口ガスコンロ+魚焼きグリル

*4:っつっても3回? だっけ?

*5:すいません…一軒家の防音性を知らなかったんです…

*6:外装塗装改修で「塗っちゃダメ」マークだったんだと思います。がダメ人間インサイドと云われた気持ちになりました

*7:何せ徒歩1分

*8:全然ダメな範囲

*9:この期に及んで追加請求とかされたらほんとすっからかんですから!

*10:天の邪鬼で気分屋で何かあるとすぐ機嫌悪くなっちゃうしお腹減ると怒るし歯が痛いと怒るし

*11:骨組が複雑に絡み合ってジャングルジムのようだった