お友達宅にお泊まりして、何だかんだと結局4時くらいまで喋って、昼近くまで寝て、起きぬけにトップスの残り(笑)で血糖値を上げ、午後になってかかりつけのお医者に行く友達にくっついて、お邪魔しましたとお暇しまして。向かう先は荻窪です。その、お友達の通っている病院が、荻窪にありまして。ナイスタイミングなので連れてってもらいましたよ。
目指す先は、これ。
荻窪なんてそんな遠くないのに、タイミングというか思い立つかどうかというか、えいって思わないと行かないものですねぇ。何年越しだろう、6年越し? 諸々付加価値(笑)を差し引いても、建築好きにはたまらない建物です。付加価値的には…これはもう、ね。荻窪の駅からの道を歩きながら、この道はいつか井本な未來さんがきっと通った道…この古本屋さんは8年前からあったはず、このパーマ屋さん?もきっとあった、このビルは新しそうだからわからない、このピザ屋はどうだろう、この古い窓ガラスはきっと井本な未來さんの姿を映したよ、この道をある時はEITAな瑛太を連れて歩いて帰ってきたんだ*1 *2 *3、と…ふわっふわした(笑)。ふわっふわしながら歩き、住宅街へくきっと入ったそこにもう、緑の丸屋根頂いた土壁色に「グンヂッロ郊西」の金文字輝く…若干怖っぽい(笑)古い建物が見えます。昭和モダンレトロ! 素敵! でもやっぱりちょっと怖い!
1931年に旧館が高級下宿屋として竣工された西郊ロッヂングは、その後新館(ドーム屋根の棟)を増築、後に下宿屋をやめ高級割烹旅館「西郊」になります。そのまま半世紀以上の営業を経て、2000年6月に新館を一部改装、賃貸マンションとして新たに生まれ変わるも、改装のコンセプトは「戦前のイメージに近づける」だったそうで。「西郊」になっていた金文字のプレートも、2000年の改装時に改めて「グンヂッロ郊西」に付け替えられたとのことです。旧館は引き続き割烹旅館として、今でも営業中。井本な未來さんがお世話になっていたのも旧館の方ですねー。今、昔懐かし思い出*4のF2-X「お庭マップ」をほじくり出して観ていたのですが、当時の未來さん曰く「東京の実家」な、西郊です。
こちらが旧館の、旅館の方の入り口。新館のマンション部分はオートロックも付いて、ステンレスの門扉もあって、でもドアや丸窓なんかはレトロ可愛くて、…ちょっと住んでみたい感じ…だけど、けっこう…怖いですよ雰囲気が(笑)。中には入れないので、ぐるりと周囲を眺めてきましたが、…裏の方も怖いですよ。思わず写メ撮るのを控えるくらいな感じで…あそこ使ってるのかなぁ的な。使ってるみたいですが。
こんなノスタルジックな*5建物に、井本な頃の未來さんが半年もお住まいで、白熱灯の明かりの下で読書なんかしてたり*6なんて…それ何て昭和レトロドラマ?ってな感じですよ。いいなぁそういうドラマ出てくれないかなぁ(笑)。今でも大丈夫書生さんいけるいける。井本の頃はそりゃあもう可愛かったろうなぁと、妄想だけででれんでれんしてしまうくらいですが(笑)*7。
町並みも道も、数年経てば様変わりしてしまうのが当たり前の世の中ですが、変わらずに残っているものがあるのはやっぱり、いいなぁ。だから古い建築物は好きなんだ。多分、荻窪の駅前も、未來さんが行っていた頃とはずいぶん変わってしまってるのだろうけど、それでも西郊が変わらず残っていてくれるのは嬉しいです。懐かしい場所、久しぶりにふらりと覗きにきたらいいじゃない(笑)。
…久しぶりにF2-X観たらクワバタオハラの「未來くんin冷蔵庫」ネタが面白すぎる。本人苦笑い過ぎる。あとルーシーのソファが懐かしすぎましたよ。なくなる前に座れて良かった…のか、どうか(笑)。