ミライ派野郎

森山未來とその周辺を果てしなく気持ち悪い感じに追いかける桐の日々散々。

ラデュレ(LADUREE)銀座三越店

 ほんとは最初のEにアクサンテギュが付くんだ。LADURÉEだ…ってこれちゃんと表示されるのかな。化けるかな。
 えーと、銀座三越内に日本初進出の、パリの老舗パティスリーだそうです。ヴァンパイア後に行ってみたらすごい列になってて、サロン・ドゥ・テ待ち時間1時間くらい、って云われてびっくりしましたが、実際は30分も待たないくらいで案内してもらえました。
 店構えが可愛い。内装やパッケージ、色とりどりのマカロンやお菓子たちの色遣いが可愛い。店内の調度も壁紙も、何というかソフィア・コッポラの「マリー・アントワネット」の世界だわ〜と思っていたら、実際映画のスイーツ監修をしたのがこのラデュレだったそうです(笑)。おお、アタリだ*1。正しくあの世界観そのまんま、ドゥースでデリシューズでマニフィックな空間、なのですが、如何せん日本サイズと云いますか…どうにもこぢんまりしてるんだな(笑)。天井低いんだなー。低い天井にヴェルサイユな装飾やらフレスコ天井画的なのやら、を施したら、余計に圧迫感倍増するのにねぇ…でもそこは譲れないんだろうな! これであと1mいや50センチでも天井高ければ、だいぶ違うだろうに…とちょっともったいなく思いましたよ。あと席の配置が狭いです。隣近いです。が、あの混雑行列を見てしまうと…座席数増やす方が優先かなぁ。
 全体的に何だか、小さめというか、プチ・トリアノンさらにプチというか…友達曰く「縮小率80%」、正にソレだ!という感じの店内でした。大きめのドールハウスに潜り込んでお茶会ごっこしてるような感覚。タッセルたくさん付いた椅子も、彫刻施された大理石トップのテーブルも、デコラティブ模様の壁紙も、何となーくおもちゃめいてる感じで、それがさらにドールハウスごっこ感を高めてる。けど、カトラリーなんかはピューターなのかシルバーなのかもしくはピューターに銀メッキなのかわからないけど高級なずっしり重さのあるものだし、かなり本物志向のドールハウスではあります。でも、このちっちゃいドールハウス感がむしろイイというか、これはこれで面白いのねー。ミニチュアを可愛がる感覚で「カワイイ☆」ってなるのね。決してチープというわけではないのがミソかなー。
 そんな高級ドールハウス的店内で、紅茶とケーキを頂きました。「ルリジューズ・カシス・ヴィオレット」、2段重ねのプチシューに何かぎっしり美味しいのが詰まってるという(笑)。てっぺんのスミレの砂糖漬けがいい香りで美味しかった…スミレの砂糖漬け、最近みかけないなぁ。好きだなぁ。


 紅茶は普通な感じ、ケーキは重たくしっかり甘い、いかにもフランス菓子、というどっしりしたお味でございました。ふんわりあっさりが美味、の日本人舌にはちょっと重甘かったかも…。まぁアントワネット様はケーキ一個なんてちゃんと食べず、一口齧っては次に手を伸ばすからね! まるまるひとつ食べきるなんて考えて作ってないんだよねきっと!
 で、スケール感は縮小率80%でしたが、お会計は拡大率120%という感じでござんした…ケーキとお茶で2000円↑、さすがパリィの老舗は違うな! あと銀座代と雰囲気代な! いつか、お二人様7000円の3段重ねアフタヌーンティセット、を頂いてみたいものです。いつか。次のボーナス出たら…かな(笑)。

*1:知らないで行ったのか!とお叱り受けそうだ、むしろ