ミライ派野郎

森山未來とその周辺を果てしなく気持ち悪い感じに追いかける桐の日々散々。

どう云えばいいのか

 叔母の家で飼っているミニチュア・シュナウザーのきなこさん(7ヶ月/♀)が、先日手術を受けたそうで。…いろいろ、考えても仕方ないことをぐねぐねと考えてしまう。ペットとして生まれてペットとして飼われている以上、ヒトに飼われるしか生きる術を持たない動物なのだから、ヒトの都合に合わせられてしまうのは仕方ないことかも知れない、後々可哀想なことにならない為に、させない為に、ベストでないかもしれないけどベターな手段なのかも知れない、病気を未然に防ぐ為にも大事なことなのかも知れない。わかってるんだけど、それでも、どこも悪いところのない小さな身体に傷を付けること、まだ機能さえ持っていない小さな小さな器官を切除すること、動物として自然な、持って生まれた能力を奪うこと、に、どうしても…すっきりしない思いが生じてしまう。
 だからと云って、可哀想だからとそのままにしたら、結局責任も取れず、余計に可哀想なことになるのもわかってる。愛玩動物はその自然や野性と引き替えに、人の手で生かされる存在。人の手がなければ、死ぬか殺されるかしかない存在。そんなことわかってる、頭では理解してる、理解した上で愛するし可愛がるし家族だと思う。
 それでも、あのふくふくのピンクのお腹に深い傷が刻まれたこと、小指くらいの二つの卵巣と、親指の先くらいしかないまだ何も機能したことのない子宮がきなこの中から摘出されたこと、きなこの、もしかしたらあったかも知れない母親としての未来を消したこと、今現在進行形であの子が痛がってること、を思うと、どうしても、やっぱり、何というか、個人的な感情のレベルで、つらい。
 早く元気になってね。