ミライ派野郎

森山未來とその周辺を果てしなく気持ち悪い感じに追いかける桐の日々散々。

本日世界エイズデーなので

 …なのでって訳でもないのですが、Contactの原詩を見つけたので、もう本当に可哀想な英語読解力でぼちぼち一単語ずつ意味を調べたりしてたのですが、まぁそのなんだ…タイヘンだ(笑)。観てればわかるし聞いてればわかるんですが。
 mmoohさんが先日お部屋で、「成立しなかった性行為、その終わりとエンジェルがどうしてリンクするのか?」ということを仰ってまして、ほんとは何て云ってるんだろうかと可哀想な英語を文明の利器で助けてもらいながらぐねぐねしてみたわけです。何を云ってるも何もタイヘンなんですが(笑)。バベルさんに丸投げしてみたらまるっきり意味わかんないしー。
 コンタクトとは別に、レントが始まってわりと早い時期に、何となくぼんやりと、あーミミとロジャーは(元)ジャンキーだから、感染経路は注射針だよなー、とか思っていたのです。となると、コリンズとエンジェルは性感染だろうな…とか*1。それでうすらぼんやりと、コンタクトのセクシャルな描写と「接触」という言葉、を、HIVの感染経路と何となく結びつけて観ていた…ような気がします。マークがひとり身を捩らせている後ろで、カップルたちは接触し、失敗する…その誰とも接触できない、「コンタクト」を取ることができないマークの孤独、「血液細胞さえ裏切る時代」にわかり合う術を持たないマーク。みたいな。
 死の淵で立ち上がり、身を振り絞るように「I Love You」と歌うエンジェルは、誰かを愛し、誰かに愛されただけなのに、その結果死んでいく。愛を確かめるはずの行為が、その身体を冒し裏切り引き裂く…。エンジェルが死ぬ、という悲しみの裏*2に、愛した結果死んでいく、という別の悲しみが含まされている、そんな気がしました。もちろん、HIVは男女間でも感染するし、男女間に限らなくても感染するけど、エンジェルは何というか…あの時代の象徴的なものをすべて背負って死んでいく役なのだと、うすらぼんやりと思うのでした。

*1:HIVは80年代当初「ゲイ・キャンサー」と云われたくらい、HIV=ゲイのかかる病気、というイメージというか偏見でしたよ

*2:? 奥?