ミライ派野郎

森山未來とその周辺を果てしなく気持ち悪い感じに追いかける桐の日々散々。

うすらぼんやりとれんとの続き

 さっき、お風呂でWhat you ownを鼻歌唸りながら*1ちょっと思ったので、昨日の散歩の続きというか追記というか。昨日の続きなので相変わらず、役に立たない独り言ですが。独り言は多い方です。
 
 ワッチュオウン*2の、東宝版の、例の部分を思い出してみて、思ったんですが。
 「これこそアメリカ 世紀末に死んでく 本当の自分になるために」
「でも最後はアメリカ 誰もひとりじゃない ひとりじゃない」
 …わたしこれ聞いて、何も考えずにそのまま受け取って、「世紀末に死んでく」のは「アメリカ」だと、思ってたんですよ。何かこう、比喩的表現というか、歌詞も詩だし、世紀末に死にゆくこのアメリカ、なんて…ありそうじゃないですか表現的に(笑)。そんなアメリカだけど自分自身を取り戻そう、こんなアメリカだけどひとりじゃないよ、みたいな。
 日本語って主語がなくても成立できちゃうから、死んでいくのは誰なのか、明確にしなくても成り立つんですよね。わたしはそういうところも含めて日本語はとても好きなのですが(笑)。でも、原詩の書かれた英語は、何がなくともまず主語から始まるわけで。原詩読んでみて初めて、「世紀末に死んでいく」のが「君」であり、アメリカは場所だというのがはっきりわかったのですよ。死んでいく、の主語が何かによって、また全然違って取れるのね〜。
 で、これを歌うのはマークとロジャーで、ロジャーはHIVキャリアで、…そう考えたら何か…いや、ロジャーもしかしたら発症遅くて、AZTよりいい薬*3が開発されるのに間に合って、もしかしたら…とも、思うんだけど。でも、それよりも大きい可能性の方を、考えずにはいられなくて…。ロジャーだけじゃない、ミミもコリンズも、きっと…と思うと。多分それは、それこそミレニアムの終わりに訪れるであろうこと、で。そんな彼らにマークは「君はひとりじゃない」って歌うんだな、と思うと…ほらまた手前味噌で号泣パターンです(笑)。妄想で泣くのは特技です。
 でも、キャリアじゃないからってマークの未来が確実かというとそれもまた違っていて、本当に、確かな「明日」なんてどこにも、誰にもなく、遅かれ早かれ死は誰の上にも降り注ぎ、でもその瞬間を迎える時に、君は、僕は、ひとりじゃないんだ、と…それを忘れるな、と…何かそんな風に…妄想8割で解釈してみましたよ、という散歩でした。
 あくまで、妄想がベースの上に広げた風呂敷なので、多大なる思い込みを含んだ、決して正解ではない、ひとつの「わたしはこんな風に思ったよ」です。大いなる勘違いで終わる可能性も、「んなこた云ってねーよ(笑)」て怒られる可能性も、とっても高いです*4
 最初から原曲聞いて意味考えてたら、こんな回り道はほんと、無駄でしかないんですが(笑)。東宝版がほぼ初RENTの初心者には、いろいろトライ&エラーな日々なのでした。

*1:ざんねんな感じだ…

*2:あたまわるい表記ですみません

*3:AZTは1年くらい服用続けるとウィルスが耐性付けて、効かなくなることが判明してます。レントの頃の数年後に

*4:違ってたら是非とも叱ってやって下さい