ミライ派野郎

森山未來とその周辺を果てしなく気持ち悪い感じに追いかける桐の日々散々。

聞いた話ですが

 友人が、ひょんなご縁で写真家・野波浩さんのトークショーに行ったそうで、そのお話をちらちらと聞かせてくれました。野波浩さん、劇団☆新感線のパンフ写真でこの界隈(笑)にも浸透している、フォトグラファーさんです。
 所謂業界系の会社主催のトークセッションだったようで、ほぼ技術的な専門用語ばかりのアレコレになるだろうと思いきや、トークの半分くらいが新感線パンフ撮影のお話だったそうでー。一番最近の撮影だったこともあり、何か、色々レアなお話が聞けたそうです。
 曰く、新感線は10年くらい撮ってるけど最初はボランティアみたいだった、とか。ボランティアだったから逆に、実験的なやりたいことを色々やらせてもらってた、とか。新感線パンフの撮影はいつも、その場で作っていくので、衣装とか小道具とかその場でどんどん作ったり加えたりしていくとか。飾りとか小道具とか増える度に、出来上がるまで待つから、2時間待ちとかになる、とか。パンフの川平さんの帽子、最初は普通の帽子だったけど、何かちょっとつまんなかったから、急遽紙コップで作った、とか*1。未來さんは自分も話し合いに積極的に参加する、とか。撮影は1週間くらいかかってる、とか。北大路さんには撮影時、相当無茶させていたらしい、とか。撮影日に古田さんはテンションいまいちだった、とか。
 何かもう、へーへーへー! ほーほーほーーー!!なネタばかり教えて頂いて、大変…うらやましかった…(笑)。五右衛門パンフにサインももらったそうで、これがまた筆ペンでさらさらと書かれたサインに朱印が捺されていて、かっちょいいったらないの! いいなー!!
 しかし何より驚いたのは、野波さん、一切写真にCG加工を加えていないそうで…! 全部アナログなんだって! 合成っぽい効果も全て、現像の時のアレコレとかでやるそうで! ていうかPC持ってないそうで!! すごい、すごすぎて何をどうしたらそうなるのか全く想像もつかない…そりゃ素人に想像つくわけもないしだからこその業界トークショーなんだろうけど…すごいなぁ、と手元のパンフをしげしげ見て改めて首を拈るのでありました。
 面白い話をありがとーう!

*1:ちょ! 岳蔵さん!! すげー!!