ミライ派野郎

森山未來とその周辺を果てしなく気持ち悪い感じに追いかける桐の日々散々。

muro式.1「幾」−キ−@THEATER BRATS

 シティボーイズミックスを観に行った時に、チラシが入っておりまして、とても気になっていたのだけれど迷ってて、でも結局ノリと勢いでえいっとチケットを取ってしまっていたmuro式、観てきました。シアター・ブラッツ、初めて行きましたが、やっぱりこういうこぢんまりとした劇場ってわくわくするねぇ! うっかり、全席自由で遅めに行ったら、最前列のかぶりつき席で体育座りで観ることになりましたが(笑)、でもそれも面白かったし、何より近い! 舞台と客席の段差が10センチないくらいで、ほぼフラットだったので余計に…目の前です。
 muro式は、STMBテレビ東京XENOS」、あとシティボーイズミックスの去年の公演へのゲスト出演などで私にお馴染みのムロツヨシさんの企画演出シリーズ、のようです、1と付くからには2があるのだろう、と(笑)。で、ヨーロッパ企画繋がりで、本多力さん*1永野宗典さん*2がお手伝いで出ていたり、オムニバス形式のショートストーリーのうち1本を上田誠さんが書いていたり、という。…ね、面白そうでしょー?
 「ショートストーリーオムニバス」とチラシには書いてありますが、ショートコントと云ってもいいくらい、面白くて笑ってきゅんとしてそしてほんのり切なかったです。いや、9割おっかしくって笑ってましたがね! でも微かにきゅんっとほんのりじんわり、余韻はきちんとあったりするのです、夕空にタイムマシーンを見送るような、ね。
 ショートストーリーが4本で2時間弱、とけっこうしっかり観た!というボリューム感もあり、ひとつひとつのお話の、キャラクターがすごく立っていて、それぞれの話のそれぞれの役がとても魅力的というか微妙に気持ち悪いんだけど憎めない可愛らしさというか(笑)。特に、ムロさんの気持ち悪いんだけど絶対的に魅力がある感じ、は、凄かったです。気持ち悪いしウザいんだけどすごく…魅力的なんだやっぱり(笑)。愛せるんだ。本多さんはキモというよりは…何だろう、いやキモチワル気味なんだけど、可愛い。そして私の目が釘付けになった永野さんは、もう、本当に、可愛い。何ですかあの小さくて白くて困っててだんだんピンクになっていく人は一体!? 可愛いったらない!! 河童様なんて全然思わない!! そんな3人が高校生とか演じてしまうんだもの、きゅんきゅんしないわけがなーい!!(笑)
 ストーリーもそれぞれ、居心地の悪いオモシロさであったり、笑っちゃマズいんじゃないか的な昨今の状況をあえてハイテンションに笑い飛ばしておこうゼ!?みたいな疾走感&爽快感であったり、ちょっとイイハナシでありながらものすごく良くできた構成であったり*3、頭と最後をリンクさせつつ爽やかな後味で終わらせたり、ひとつずつのクオリティがしっかりしている上に全体の構成もきちんとしていて、ひとつひとつの話も全体としてもとても面白かったです。うん、良いものを観た!
 うっかりかぶりついてしまったので、本多さんのさらさらヘアのキューティクルどころか頭皮がうっすら赤く日焼けしているのまでしっかり観てきてしまいました(笑)。ノリと勢いでチケット取って良かった、良くやったあの日の私!!
 1と付くからには2もあるのだろうという前提で、2も楽しみです。またやって欲しいなー。
 そして、150人くらいしか入らないだろう、座席もベンチ式の小劇場で、きたろうさんと斉木しげるさんをお見かけ…というか目の前通って座席に向かって行かれました(笑)。あとやけに格好良くてオシャレなイケメンお兄さんもいたのできっとあの人も一般の人じゃないよなーと思いました。わかんないんだけど。大竹まことさんはいなかったのかなー、実はいたのかなー。

*1:未来人参上!

*2:ヌマでしゅよ〜

*3:冒頭のスナオちゃんの訳が分かった瞬間はすごく、わぁ!!って思った