ミライ派野郎

森山未來とその周辺を果てしなく気持ち悪い感じに追いかける桐の日々散々。

群馬プチ旅行

 去年のクリスマス明けくらいにゴカゾクで行ってみて、見事に閉園中だった、群馬県の巨大ホームセンターに併設しているイングリッシュガーデン。のご近所にお友達が住んでいることが判明し、春になってガーデンも開いたので、リベンジしに行ってきました。今回はゴカゾクじゃなくてお友達とね。ついでにオススメの素敵なお店にも案内してもらって、イングリッシュガーデンのティールームでアフタヌーンティー食べて、そんな素敵な計画でした。幸いお天気はちょっと良すぎるくらいで、ガーデン巡りには最高です。車を出してくれたので、移動も楽々そして移動中もずーっとしゃべってました(笑)。
 まずはメインのイングリッシュガーデンへ。ホームセンターの園芸売り場併設と侮るなかれ、イギリスからガーデナーを呼んでの、本格的なイングリッシュガーデンです。イングリッシュガーデンと云えば、長野にある「バラクラ・イングリッシュガーデン(蓼科高原 バラクライングリッシュガーデン)」が有名で、私も大好きですが、いやいや近場*1でこんだけの規模があったら、わざわざ遠くまで行かなくても、なんて思えてしまいます(笑)。
 2頭のライオン阿吽石像(?)に迎えられ、入口で550円の入場料を払い中へ入ると、そこから目の前に開けるのは…いきなりのパースペクティブ! うひょーうテンションガン上がりっすよもう!

 消失点の真ん中に、純白の石像が立ってるんですが、見えませんね(笑)。左右対称で、ぐわーっと奥に向かって開けてる感じが、大好きなんです。カックイイんです!
 もうあとはしばーーらく、うひょーひゃーたまらーんちょっとちょっとー何コレうっつくすぃー、と感嘆符ばかり口からダダ漏れ。もうね、どっち向いてもフォトジェニックな景色なんですよ。目に入る風景が全て美しいんですよ。で、ぱっと振り向くとそこが美しいので、ヒャーとそっちに突進してしまい、背後とその向こうにあったものが頭から飛んでいってしまい失念、という…すっげーバカみたいですよ(笑)。のうみそちょっぴりっぽいですよ行動が。ぽい、じゃないのか、えっへ☆
 写真増えてアレなので畳みます。

 
 
 ここどこ? 日本? いやイギリスじゃね?気分を満喫しました。園内はちょうどチューリップが満開で、色とりどり・形も色々、八重咲きだったり背が低かったり表と内側が違う色だったりチリチリフリル花びらだったり、至る所で咲き乱れておりました。

 広いんですよこれがまた、なかなか。色々見ながら、ぶらぶら歩いて回るんですが、あっという間に時間が経ってしまう。そして天気が良くてちょっと暑いくらいで…ほんっとヨカッタ!
 芝生の場所も入って良くて、「芝生=立入禁止」なイメージがどうも拭えないわたくしはどうにもこうにも罪悪感が(笑)。でも、綺麗に手入れされて刈り込まれた緑の芝生はふかふかで、結局座り込んでのんびりしてしまう始末でした。

 パーゴラっていうのかな。東屋的な…これ↑の天井の唐草アイアンが美しかったので撮ってみたら、うっかり綺麗に撮れていました。ほんっと天気が良くてねぇ!

 こういうのがほんと、何でかやったら好きなんです。アーチが連なってパースがはっきり見えるようなのが。はぁんうっとりする…(笑)。高い生け垣でできた迷路があったり、柘植を刈り込んだキューブが並んでたり、迷路がうっかり難易度高かったり、面白かったです。
 広い芝生に東屋があって、その向こうにはシンボルツリー的な背の高い杉が1本立っていて、とても素敵な風景が広がってい…たのですが、ふとそこから振り返ると、反対側には大きな柳が2本風に葉をなびかせていて、その根元には池があって可愛い橋がかかっていて…あああああモネの世界! もしくはプーさん絵本の世界! だれかクリストファー・ロビンをそこに配置して!!

 もうー。わたしここ欲しい。ここに住みたい。これ↑だけでいいからくれ。と無体なことを3人で呟きつつ。そして池にはあつらえた様に鴨のつがいが、優雅にたゆたいお尻を上げて潜ったりしてました…完璧すぎる。

 ほんとどこのイギリスかっていう。すごいなー。
 さんざんのんびりして、アフタヌーンティーセットを食べ…ようとしたら繁忙期はお休みだったようで、お皿3段のアレは食べられなかったのですが、代わりにフィッシュ&チップスと生ハムのオープンサンドとスコーンをみんなでシェアして食べました。美味しかったーモルトビネガーってどうしてあんなに美味しいのかしら。すごい皿数でまるで豪華ランチのようなテーブルになりましたが、これでドリンク込みで1300円くらいでしたよ、お安い☆

 3〜4時間くらいいたのかな。まだまだいられる感じだったけど、ガーデン後にも計画があったので、お名残惜しゅうございますが庭園を出て、少しホームセンターも覗いてみたり。ペットコーナーにいたやたら元気なシュナウザーの女の子が可愛かった…。
 ホームセンター満喫の後は、車で移動、お友達オススメの和風小物と漬け物・ジェラートの小さなお店を覗きました。かまわぬ、っていう和手ぬぐいブランドのものを置いている、とっても小さなでもとってもかわゆいお店でした…財布に余裕があったら蝙蝠か蜘蛛のが欲しかったなぁ。あと、売り切れてたけど桜みるくジェラートが美味しそうだった…食べたかったなぁ。
 続いて連れて行ってもらったのは、まるで京都の老舗料亭のような外観の、京甘味処。ふつうに通りがかったら、絶対恐れ多くて入れない感じの(笑)。群馬なのに京都の雰囲気もりもりで、お向かいがお寺でしだれ桜もピンクに満開で、とても美しかったです。

 入口のつくばいには椿?が浮かべられてて、うっとりです。
 中もすごくステキで…何か、御簾とか下がってるし、大変雅な雰囲気でございました。メニューはあんみつにするかくずきりにするかという迷いもなく、一目で期間限定の「いちごぱふぇ」に決定。御抹茶はちょっとお高めだったけど、甘味はそれほどでもなく。いちごぱふぇも1050円でしたが、濃厚いちご味には釣り合うお値段でした。いちごアイスがすっごい濃厚いちご味で、すっぱくて、周りのいちごも可愛らしく、抹茶餡と抹茶カステラが下にいたり、バニラアイスもミルクがめちゃくちゃ濃くて美味しくて、ええ、感激のいちごぱふぇでした。

 窓から見えるお庭の雰囲気も、ここどこだっけ、京都?て感じです。
 お店は完全に甘味処で、ご飯はやってないので、閉店も早めで。19:00には終わってしまうので、もう1件オススメの場所へ連れて行ってもらいました。今度はコーヒー屋さん…珈琲店、といった方がいい感じの。

 建物は移築した古民家、椅子やテーブルはアンティーク、店内にはコーヒー豆の袋や巨大な銀の焙煎機が置いてあって、アンティーク家具の書棚には絵本や写真集が「ご自由にどうぞ」っぽくあったり、テーブル上ではアンティークランプが暖かい光を投げていて、珈琲のいい香りと共にとてもイイ雰囲気。落ち着く〜。あと禁煙なのも素晴らしいですね! 読みたい本1冊持って、長居したくなるお店でした。いいなぁ近くにあったらいいのになぁ(笑)。
 私はキャラメルチャイを頂いた*2のですが、友達が飲んでた「本日の珈琲」みたいなのを一口もらったら、びっくりするほど酸味がまっったくなく、びっくりしました(笑)。え、こんなに酸味がないの、弟が何か色々拘りまくって実家で淹れてくれたやつ以来だよ! 豆の種類なのか、淹れ方なのか、それとも焙煎したてとか、引きたてとか、どうして酸味がないのかわからなかったけど、衝撃的な味だったわ…。コーヒー飲めない友達が、これなら平気って2口飲んだくらい(笑)。美味しかった! あ、もちろんキャラメルチャイも美味しかったですよ。
 そんなこんなで結局ギリギリになってしまい、ドライバーさんにアワアワさせてしまった帰りでしたが、でも無事帰り着けました。楽しかった、久しぶりに観劇とかそういうのを含まない、純粋な観光で…ああ、もっとこういうの行きたいねぇ、と観劇貧乏旅行しかしていない人たちは寂しい溜め息を吐いたのでした。
 また行きます! 今度こそアフタヌーンティーを!(笑) 薔薇も見たいけど…混むからなぁ…ああ睡蓮も見たいなぁ。

*1:ってほどでもないけど、蓼科よりは近い近い!

*2:珈琲店で紅茶ものって野暮だなぁと思いつつ