ミライ派野郎

森山未來とその周辺を果てしなく気持ち悪い感じに追いかける桐の日々散々。

何か色々

 12月25日は普通に仕事して帰ってきて、夜何となく日本映画専門チャンネルを点けたら、「戦場のメリークリスマス」をやっておりました。大島渚監督の、名作なのかどうなのか一般的な評価は知りませんが、とりあえず坂本龍一教授のテーマ曲とデヴィッド・ボウイの得体の知れない美貌と北野武の名演技は素晴らしいと思います。で、何となく見てしまったら、やっぱりたけしさんのラスト「めりーくりすます、みすた・ろーれんす」で号泣。十数年ぶりに見たけどやっぱり号泣。ボウイの学生服姿はちょっとかなり無理だろ、と思いますがそれでも何かもうたまらなかった。教授の謎演技もどうなんだろうと思うけど、遺髪切る辺りはやっぱり号泣。すっかり涙もろくなったようです。はぁ、録画しておけば良かった…でも、気づいたのが25日の夜だったので、流石の日本映画専門チャンネルでもその後はもう放送してくれないみたいでね…残念〜。
 12月27日はTBSで「半落ち」放送。ずっと見たかったし寺尾さんだし、で会社関係の年賀状の宛名書きしつつ鑑賞しました。…年賀状どころの騒ぎじゃなかった〜! 凄かったです、骨髄バンク辺りから私号泣。水性ボールペンが涙で溶けちゃうから、テーブルから離れて号泣。カットソーのハイネックがびっちょびちょ。裁判シーンまるっまる大号泣ですよ。アヒ鴨2回目レベルで涙が出ましたが、泣き方が違った(笑)。アヒ鴨は涙流しっ放しでだらだらしながら見続けている感じでしたが、半落ちは嗚咽ですよ嗚咽。ひぐっとかぐふっとか変な音出まくりですよ。おんおん泣けますよ。つらい切ない愛おしい、さらにかぶせて吉岡秀隆の裁判官バックボーンが…つらすぎるうううう。決して他人事ではなく、今はまだその時ではなくても、近い将来誰にでも起こりうる状況なんだ、と思うと余計に…苦しい。でも良かった…ちゃんと小説読もうと思いました。またエンドロールの森山直太朗歌がねークるんだなー。最後の一滴まで涙腺ほじくり出される勢いでした。翌日見事に目が腫れました。右目が三重になっちゃったよ。録画しておけばよかったー!
 12月28日は仕事納めで、仕事しつつ大掃除して納会やって帰ってきて、テレビ点けたら「ローレライ」。うっかり見てしまう。噂には聞いていた、最も忍成甲斐のある忍成修吾使い映画、しかも脇に粟根さんがいてちょくちょく映り込んでセリフも云う、さらにこのタイミングで香椎ちゃんキーパーソン役、これは見なくては。…ええ、噂通りの絶妙な忍成使いでした…美味しい、美味しすぎる…。堤真一さんの部下役で、セリフもほとんど*1なし、顔もほとんど目深に被った帽子の影で鼻から下しか見えない、でも軍服の立ち姿のみでその美しさが際立ってる。さすが! さすが忍成様!! ほぼ背景扱いなのに、要所要所で「えっ!? 何で!?」みたいなアップが入ったり、ここぞという時に思わせぶり〜な感じで画面横切ったり、たまりません。何だあの存在感。本筋はもちろん大変楽しんだのですが、そことは全然違う美味しい感じで忍成様堪能致しました。あーこりゃー…美味しいわ…。原作の福井晴敏さん作品は「亡国のイージス」がとても好きなのですが*2 *3ローレライも原作読んでみようかなー、なんてちょっと思ったり。ほぼファンタジーでしたが面白かった。終盤近づくに連れ、イイ男たちはすべからく少女の為に死んでいく、この辺がああもう…っ!という感じだったのですが、エンドロール見てたら「企画協力:中島かずき」の文字が。…あああああ!!! やられたああああ!!!(笑)録画しておけばよか以下略ー!!
 ちなみに、以前テレビで放送された時は、かなり大幅カットされていたらしく。あんなにちょくちょくしゃべってた粟根さんがほとんど映らなかったり、忍成くんが郵便屋さんしてるところしか映らなかったり、だったようです。…もうしばーらくノーカット版なんかやってくれないだろうなー。とても良い忍成だったのになー。

*1:たぶん全く

*2:映画は勝地くんが出てました

*3:が小説の方が全然イイです…