神戸公演千秋楽は、波乱含みの幕開けとなりました。が、そんな些細なハプニングなどものともしない、この作品は骨太さと懐の広さを持っているのでした。ハラハラ、びっくり、でも大丈夫！って…、初日に観たのと同じ感想じゃないか(笑)。
そんな神戸千秋楽、ネタバレ含むメモ行きます。
ネタバレあります。
- 戦争部。黄金虫*1な未來さん、梯子から降りる時に脇へ飛び降りなくなりました。昨日からかな。ちゃんと下まで梯子を降りる。スパイダーマンみたいだ。
- あ、戦争部の途中で、舞台奥の台に駆け寄って飛び乗る時、わりと良く背中が見えるのですが、今日見たら鍼のような絆創膏がなくなってた…？ 剥がしたのか、絆創膏見えませんでした。首のも。治ったのかな。痛いなら貼っておいて欲しいですよ…あの首降り*2見たら痛くなくても貼っとくべきだと思いますよ…。誰かが「首が取れちゃいそう」と云ってましたがその通りです。
- お詫び漫才のお詫びに「為末すいませんでした！」が追加(笑)。
- センス冒頭。ピンクの風船が割れると同時に、ピンクワンピースの女性がバタリと倒れる…はずが、風船がなかなか割れませんでした。坂口くん焦ったろうなぁ…。
- あの、世にも可愛らしく美しくて優雅で雄弁な、指でてくてく…から一連の動作の意味は、何なんでしょうか。すんごい可愛くて大好きなのに、意味を読み取ることができないのが悔しい。
- そういや左手の指でてくてくしてるんですね。友達が真似しようとしてちょっと可哀想な感じになってた(笑)。指先まで器用だなぁ。
- 本日最初にして最大のどっきり。白い大きな風船に映写されるはずのタイトルロール映像が、出ませんでした…。
- そのせいなのかどうなのか、朝食風景後のタップが凄い迫力で。悔しかったのかな、足裏を叩き付けるような苛烈なタップでした。ちょっとヒリヒリするような…。
- でも、駅員さんの義先生に交代するとね、途端に空気が和らぐのです。すごいね、何かね、視界の色が変わるような気がした…。台の下で待機中の未來さんも、だんだんウズウズしてきちゃって*3 *4、それからはもう。弾ける弾ける！ 靴音も笑顔も弾ける！
- ガタンゴトンも軽やかに。ぴょんこぴょんこしながら電車走らせる未來さんがもう可愛いったらない。わたしもその電車に乗りたい。
- 満員電車。つり革に捕まって、肩越しに座席を見下ろす時の顔が大変美人です。
- お掃除ダンス。出てくる時、スキップしてるのねー。上着はないのねー。エプロンの紐は結べてませんでした。忙しいもんねぇ！
- 白い鳥(ニワトリみたいな)の刺繍が入ったピンクチェックの可愛らしいエプロンなんかしてるくせに、ダンスはめちゃくちゃかっこいいんだなー。見返り2000円顔がかっこいいったらない。
- 盆栽。脚立から飛び降りた雀が、普段と違う動きをしたぞ…？と思ったら、何やらピンク色の棒状のものをくわえてそのままちょんちょん袖まで跳ねて。掃除ダンスで使った、片付け忘れのホウキ？ ブラシ？を雀が片付けてくれました！ 偉い！ 働いた！ いいこ！！
- でも容赦なく飛び蹴りは食らい、容赦なく吹っ飛びます。だから盆栽が一体どうしたんですかー！ 大事な枝まで伐っちゃった？ 雀のせいで？
- 浮き沈みダンスに、何と八十田さんが登場しました！ ええ、お詫び漫才だけじゃ勿体ないですよ〜！ 携帯で話しながら、舞台を横切るように早足で通過していきました。ちらっと聞こえたのは、「ダンス？ 踊れるわけないやん！」的なことでしたが、友人は「だから戦争わんだーとセンスオブワンダーの違いはぁ」って云ってたって。どうやら電話の相手は演出家さんらしいです(笑)。
- 自由人林田先生が肌身離さない袋から、オレンジ色の風船を取り出す時。未來さんに林田先生が、「そっとね」みたいな、「気をつけてね」みたいな感じでした。割れやすい綺麗な風船。
- そおっと取り出した風船を見て、軽く笑い声を立てる未來さん。
- 林田先生の手の上で、オレンジ色の風船が舞台キワまで行っちゃって、もう少しで客席に入りそうで危なかった。ほんと、この辺は風船次第というか、風船主体な一場です。
- とにかくはしゃいじゃってかわゆいかわゆい。駆け回る時の顔、何歳児ですか？っていたずらっ子みたいな顔してさ。目ぇキラッキラさせてさ。走り抜け際に坂口くんのピンクの風船にちょっかい出したりさ。
- 馬跳びしながら風船ってすげい。無理。できない。多分、馬が跳べない。
- 時計、かっこいいなぁ。音と動き、どっちも好みです。
- 会社。だから宇田先生は何臭いの…？ 書類丸めたのの先をつまむオフィスカップルがたまりません(笑)。
- OLダンスの容赦ないセクシーさもたまりません。コンパクトぱちんてするのかっこいいなぁ。
- 嘘っこスーツも…かっこいいんだなぁ。髪かき上げる仕草、前回までは右手だけだったけど、今日は両手でした。ぜっっったい好みな顔してるよ！
- 屋上。飛んだOLの代わりに現れた白い風船を拾い上げて、ヘディングしながらハケる未來さん。きっと私、風船でもヘディングなんかできない。
- 病院。天に唾する中川老人、スレスレで上手く避ける(笑)。
- 腹筋で大喜びするナースから目が離せません…おかしい、その喜び方はおかしい。アッヒャヒャヒャヒャヒャ！て笑ってるんだもん！
- で、ばってん出されて大ショックの祖父。ショック顔がいつもより相当ショッキングでした。
- 物凄い勢いでバタバタ片付く周囲もたまりません。
- 大ショックな老人がよろよろと退場する後ろに、すでに安川先生と未來さんがスタンバってるのがまたたまらないんだな！
- エスコート未來さんは本当に王子さまだ。口憚らずに云う、王子さまだ。王子さまだ。
- バー。泥酔女性にお代わりをねだられ、「もうダメですよ」的になだめるマスター義先生。何かいちいちお芝居が楽しくて、この辺はついカウンターに目が行ってしまいます。私見てなかったんですが、友達が、林田先生の前に出すグラスに義先生が山盛りに氷入れてて、「いや、これちょっと入れすぎじゃない？」みたいなことになってた、って云ってました(笑)。それも見たかったな！
- トシちゃん流れて義先生、昨日以上にノリノリです。もう踊っちゃえばいいのに！ カウンター内で！
- ハリセン突っ込み未來さんが出てくるタイミングが、昨日から早くなっています。昨日はまだふたりが帽子*5かぶる前に出てきてた(笑)。喜始さんが未來を追いかけるシーンが昨日から追加になりましたが、その関係で前倒しになってるのかな？
- 風船な人々。シーン名は適当です。みんなに小さくいたずら仕掛ける未來さんがかわゆい。ジャージ女子のカバンを引っ張り、坂口くんの髪を引っ張り、義先生の電車の前に立ち塞がって進行を妨げる。
- 父親の悪夢。狐面の未來さん、チュッパじゃなくて普通の飴ちゃんを、思い切りよく超ばら蒔きました。花咲かじいさんみたいです。
- いつも上手通路〜センター最前→舞台下手へ、だったのですが、下手通路を半分くらい遡って飴撒きしてました。が…一瞬、飴に気をとられて、せっかく近くまで来た狐面を…ちゃんと見られませんでした…お面見たかったのに〜！
- 私の隣の隣くらいに固まって飴の雨が降りました。終演後に友達がひとつ回収してた(笑)。私は拾えませんでしたけどね！
- 輪に加わった狐面は顔の真横で、やっぱりロレンスみたいで素敵。
- 宇田先生を起こすのに、かなりきちんとデコピン入れてました…痛そうですよあれは(笑)。いつだったか、良く見えなかったけど、鼻に指突っ込んだりしてませんでした？
- 義先生が灯した明かり、それに囚われるように逃げ場をなくす娘、手が届きそうな明かりに気を取られた隙に、足元に風船を狙う影が忍び寄る…。
- マイケル野球拳。宇田先生シューシュー云い過ぎです(笑)。
- 祖父の哀しいダンス。あのスクリームひよこちゃん、存在自体が面白すぎる。すごい自然にしてシュールな出で立ちだわ。秀逸なスタイリングだわ。
- 桜吹雪をかけた後のぞんざいな撤収がたまらん。撤収！て感じで(笑)。
- 何か色々飛ばしてそうだけど黒。宇田先生に被せる黒い帽子を未來さんが被ってるの、フードの上から被るとどうしても…農作業ですか？っぽく見えてしまいます…。わぁ残念！ すみません！
- ビニールがありませんでした。がさがさ音はしてた、気がするんだけど。無しにしたのか、違うのかはわかりませんでした。でも、フードにくるまって真っ白い繭みたいになっているのも不思議で面白かったです。未知の有機生命体みたいで。
- で、たまにうなされるみたいに手が上がったり、びくんびくんしたり…。
- 今日に限った話ではありませんが、奥にも幕があって二重構造みたいになっている舞台が今回、すごいかっこいいと思います。奥行きがすごく感じられるし、奥が開くとまた1段、次のステージとか、別の世界とか、に変わる感じがして。黒の途中、幕の後ろに誘われた一家が、足元青ライトで幕の奥から再び現れるところとか、鳥肌です。すごいテンション上がる。別の世界、次のステージの幕開け(文字通り！)、て感じがして。たまりません。奥行き好き。
- 目隠し。ほどかれた布が首にひっかかってましたが、白い首に巻き付く黒い布ってのもまた一興ですよ。ご馳走様でした。
- ていうかどうして目隠しなの！？ その意味は？ 目隠しをして、張られた結界・境界を越え、越えてからほどかれる目隠し、その意味は？ 目で見ては見えない・越えられない境界？
- 目眩ましライトはセンターじゃないと効果薄いんですね。
- 吹っ飛ばして銀の風船。佐竹先生に向かってぱん！と割ったカスがうまく袖にしまえなくて、足元に落ちてしまい、未來さんが爪先でちょこんちょこんと小さく蹴飛ばして片付けてました。ちょこんちょこんと。何でそう…うっかり可愛いことするの…。
- フライミー後、八十田さんまたもや登場です。佐竹先生に八十田さんが街角インタビューするシーンが追加されました。その番組を、母親がテレビのリモコンで消す、という流れ。
- 街頭インタビューは、CO2排出量45％カットの家？を環境庁が援助する的なことについてどう思われますか？みたいなのと、何だっけ…ひとつ忘れた…最後が賃貸ですか？持ち家ですか？でした。佐竹先生は答えずに退場。
- 母が街頭インタビューのテレビを切る、になるはずだったろうに、ちょっとタイミングがうまくいかなかったみたいで、先にテレビ切る音が出ちゃって…残念でした。でも演出としてはいいと思う！ 今までのだと、それまでの全てが母親の見ていたテレビ番組でした、的な、夢オチかよ！みたいな、風にも…取れなくもなかったので。
- カテコは3回+ご挨拶。ご挨拶の時に髪の毛がひと摘まみ、ぴょこんと跳ねてて…発芽しておる…(笑)。かわゆくて、跳ねてる！て隣の友達に云ったら、その直後に頭ぽりぽりしちゃって…でも直ってませんでしたよ！ つか直さないでいいよ〜！
- はける時に1回目、中川先生が宇田先生に浣腸してました(笑)。で、次には宇田先生におんぶ…お疲れだろうに最後まで楽しませて下さいました。子供か！(笑)
- 未來さんご挨拶は、ありがとうございました、なんやかんやで4回目のこ…公演となりました、皆さんのおかげです、東京でも28…？28日からやるので良かったら来て下さい。(行く！みたいな声)あ、ほんまですか、ありがとうございます…どうもありがとうございました！みたいな。的な。うろ覚えで。
そんな神戸千秋楽でした。ハプニング色々あったけど、それを呑み込んで尚、笑顔が弾けるステージでした…もうね、幸せですよ。そんな楽しくて仕方ない顔して踊ったり跳ねたり飛んだりしてるひとを見て、幸せにならないはずがない。大事な人が笑ってくれたんですよ。嬉しい出来事ですよ。古いですよ。ああ、携帯の文字数がいっぱいになりました。
☆カテコ追記☆
状況忘れたんですが、何度目かのカテコの後、下手にハケる未來さんが、袖に入る直前に何か、してたんです。しゃがんだ？ 何か拾った？？ でも、下手ブロック席からだと、照明機材でちょうど見えなくて…何か、したのはわかった*6んですが、何をしてたのかはわからない、と。何してたんですかあれ。でも、何かしてたことは忘れないようにメモ追加しておきます。
