ミライ派野郎

森山未來とその周辺を果てしなく気持ち悪い感じに追いかける桐の日々散々。

世界ウルルン滞在記〜華麗なる銀の芸術に…忍成修吾が出会った

 出会っちゃいました。忍成! うわーん何てダメな子!!! モン・プチ・シュシュめ!! auのCMで、篠原涼子姐さまにいぢめられて泣かされて写メ撮られてたりしましたが、アレ見て「うわぁ何て忍成甲斐のあるCMだ! auわかってる!!」と思いましたが、…甲斐とかそういう問題じゃなかった…役以上に本人がダメな子だった…(笑)。
 何かもう…歯がゆさと胸苦しさで一緒に泣いちゃいましたよ…ああ、せめてカタコトでも言葉が話せたら、また全然違うだろうに。言葉にできない思いをたくさん抱えて、自分でもまだよく掴めていなくて、周囲の言葉もよくわからなくて、思いだけが積み重なっちゃって、言葉にできずに涙になって溢れてしまったような…悔しかったりわからなかったり歯がゆかったり、混乱したり、ねぇ。正にil est perdu、見失ってる。センシティブだなぁ…と愛しくもなりつつ、こりゃあフランス人には「謎」としか映らないわ…と苦笑いです。ザッツ自己主張の国ですもの。明確であることが美の国ですもの。困った様な照れた様な笑顔も、日本じゃ可愛らしいけれど、それ海の向こうの人には…薄気味悪いとかさ。何考えてんのかわかんないとかさ。ふざけてんの?とかさ。思われるよ…やめなさい。泣いてもいいけど笑うな!と思いました。ああでも忍成さんの困った様な泣き笑いは殺人的に可愛らしいんだよな困ったことに。周囲の職人さんたちも、だんだん…「まったく仕方ないなうちのベベは」的な…ぶきっちょな愛情注いでくれたり、息子の様に面倒見てくれたり…「エビの皮も剥けないのかお前!?」って云ってた強面おじちゃんが、「俺にはわからん」とか云いながらも…目が離せないんだろうな(笑)。
 そして、もがき苦しみながら一週間で作り上げた作品は、虹色の雫で彩られた、素敵な…お香立て! デカいよ!!(笑)銀の板で葉っぱを切り出して、そのまま悩んでた時はどうなるんだコレ…と思ってましたが、水滴を見つけてからの加速は素晴らしかった! クリストフルの銘も打ってもらって、凄いなぁ、凄いの作ったなぁ。最近、けっこう…何というか、あらラクチンそうじゃない、っぽいウルルンが多い気がしていて、忍成のも「フランスで銀食器」とか聞いて、あーまたいいじゃない綺麗なところで綺麗なもの作ってさぁ、と思っていたのですが、いやいや秘境系とはまた違って、かなりタイヘンなウルルンに…謀らずともなってしまっていました、ね(笑)。しかし職人さん方も大変だったことでしょう…おつかれさまです。
 それにしても、あの日誌は素晴らしいですね! あれ全部ちゃんと読みたい(笑)。周囲の困惑も愛情も全部そのまま書いてあるあの日誌、あれこそ最大のおみやげじゃないかしら。忍成の吹き出しは常に「?」。
 うん、とてもいいウルルンでした。出せない言葉の代わりに涙で全部出ちゃったみたいな忍成くん、そのデカいロールペーパー全部使うくらい泣けばいいよ。ぶきっちょで静かな愛情注いでくれた職人さんたち、綺麗な顔した大きな赤ん坊が立派な作品を作り上げるまで、ぐねぐねしたりぐらぐらしたりで訳わかんなかったり歯がゆかったりだったろうけど、見守っててくれてありがとうね。と関係ないけど感謝の気持ちでいっぱいになりました。忍成くん、相当不器用だね、手先もコミュニケーションも。期待を裏切らない王子様だなぁ(笑)*1
 で、ラストにちらりと流れたカンフー着着て太極拳やってる忍成とか、甲冑忍成とか、消防士忍成とか、何ですかその楽しそうなコスプレは一体。楽しそうなのももっと見たかったなぁ!

世界ウルルン滞在記

*1:そこがまた好きです