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ミライ派野郎

森山未來とその周辺を果てしなく気持ち悪い感じに追いかける桐の日々散々。

NECコミュニティコンサート

 母上が抽選で引き当てた招待券のご相伴にあずかりまして、会社帰りに池袋は芸術劇場にて久々の生オケ聴いてきました。現田茂夫指揮の日フィルでプログラムはグリンカルスランとリュドミラ」序曲、ショパンのピアノ協奏曲1番、ムソルグスキー/ラヴェルの「展覧会の絵」。ピアノソロは若手イケメンピアニスト、外山啓介というラインナップでございました。とりあえずピアノが外山だと聞いて「あーイケメンの!」と答える高尚でないわたくし。外山さんと云えば松本きよりさんのブログでも何度かお名前拝見してましたが…22歳! わぁ! 84年組(笑)。チラシの写真でも綺麗な手を軽く組んで斜に構えちゃって、あらあらイケメンねぇという感じです。いいんじゃないかしら! イケメンなんだし!
 開演前に軽くお話なんかもあったりして、その辺が企業冠コンサートな感じですね。でもご招待なので拝聴します。こういう気軽に見に行ける、タダとは云わないまでも安くて質のいいコンサートがもっとあればいいのになぁ。
 1曲目の「ルスランとリュドミラ」序曲は、えーとN響アワーのオープニングか何かですよね確か。冒頭の速いパッセージがどうしても、モーツァルトの「フィガロの結婚」序曲となーんか混ざるんだよねー。ルスランと云われるとフィガロを歌っている。でも、華やかで軽快でオープニングにはもってこいだと思います。ウキウキするねー。指も暖まるだろうしねー! 弾きたいとは思わないけどねー!
 日フィルのコンサートマスターが、燕尾服の所為もあるのでしょうが、とっても…ええと…ハンプティ・ダンプティのような感じでした(笑)。ひとりだけ椅子がピアノ用の椅子だった! 芋虫みたいな丸々した手指で、どうして弾けるんだろう…でも軽々なんだよな…。半音とか押さえるの大変じゃないかしら…。オペラグラス*1でそんなところばかり見ていました。すごいなぁアレで弾けるんだもんなぁかっこいいなぁハンプティ。
 続いてグランドピアノがセンターに設置されて、外山くん登場です。何かね、チラシ写真だとクールっぽいというか…ちょっと勝地涼くんにも似た感じの目元の涼しさなんだけど、実際出てきたら、なんだかニコニコしてて、…可愛かったです(笑)。芸大の院生なんですねー、いいなぁ。若くて才能溢れてていいなぁ。演奏のことは、ショパンの1番がどうとか、「曲は知ってる」くらいなので全然わからないし、聞き比べられるわけでもなけりゃ技術がどうとか音が何だとかサッパリなので残念なのですが、うん、よく見かける「瑞々しい演奏」とか、そういう表現を、初めて実感した気がしました。瑞々しかった、新鮮だった、フレッシュだった! 何がどうしてそうなのかは本当にわからないんだけど…円熟味とは対極のショパンであるとは思いました。すんごいキラッキラしてた! これが若いということか…とぼんやり思いながらおばあちゃんは聴いておりましたよ…若さ溢れるってヤツだね…。すごく楽しそうに弾いてるんだけど、ソリストでたまに見かける、自分だけの世界に没頭しちゃってる感じは皆無で、オケと一緒に演奏できるのが嬉しくて楽しくて仕方なさそうな…ソロがお休みの間もノリノリで微かに首とか揺れてるし、何か…いいなぁ…と。あと、弾いてる時にはすっと伸びてる背中が、お休みになると猫背になっちゃうのが可愛かったです(笑)。誰かのようだー(笑)。ロマンティックな音なんだけど、どこか硬質で、その硬質さが品の良さを保っている…そんな演奏でした。まだ熟れてない、水気たっぷりの果物みたいだったわ。ああ、この人の弾くラフマニノフが聴きたい。のだめの2番じゃなくて3番がいいなー甘いの聴きたい! 日本音楽コンクールで2番弾いたみたいだけど…3番がいいなぁ。いつか聴きたいです。それにしてもあの手はどうなってるんだろう。絶対片手に5本以上指がある。じゃないと不可能だあんなの。
 終わった後の笑顔とか、お辞儀前にちょっと躓いたりとか、何かもうキュートだなぁ(笑)。ぜんぜんクールな印象なかったです。がそれが良かった!
 で一応メインのムソルグスキー*2。近代の曲は色んな愉快な楽器が登場するのでそれだけでワクワクしてしまいます。特に木管とか打楽器。ハデて楽しい〜! プロムナードパートのドアタマでトランペットソロの第一音が「うをっ!?」となったのはご愛嬌(笑)。いや、来るハズの音が来ると思ってたところに違うのが来ると心臓跳ねるよ…。終盤のフォルティッシモバイオリンがsul G*3になるところとか、弾くの楽しそうだなー。ごりごり弾くの楽しそうだなー!とちょっと羨ましくなりました。聴くのとは別の次元で楽しいんだよね燃えるんだよねああいうの! …が楽しく弾くにはたくさん練習しなくちゃ楽しくならないのよね…ムリ。
 指揮者の現田さんは思っていた以上に若々しくて、何かお茶目な感じの方でした。素敵だった〜。大げさな振りじゃないけどクるところはガッツリで、朗々と謳わせるところなんか逆に軽く振ってる感じで、その軽い振りでオケが良く鳴るからまた…く〜っカッコイイ! 玉ちゃん指揮ってああやるんだよ! 千秋の指揮じゃ拍しかわからんよ!!(笑)*4 *5
 アンコールにチャイコフスキーの「アンダンテ・カンタービレ」まで付いて、あーオケって面白い!と改めて大満足なご招待コンサートでした。うん、でもやっぱりホールの客席で聴くのって…音が遠い…。フォルテの管楽器に包まれて自分の出してる音が自分でも聞こえないくらいの、プリミティブなオケの音を体感したい。です。がそれには練習せな乗っかれないんだよな…つかリハビリだリハビリ。ムリ。
 行くまでは「えーイケメン? そーお?」と渋めの顔をしていた母が、帰りには「ステキねぇ外山くん! サントリー*6行こうかしら!」と目を輝かせていたのが大変印象的でした。あー…音楽は見た目じゃないとは思いますが、やはりコンサートは目をつぶって聴くわけではないので、視覚的な魅力は充分な武器になり得ますよね。

*1:せっかくイケメンなんだから!と母上に持ってこさせた

*2:ムソ「ルグ」スキーだと思うんだけど、もらったプログラムは悉くムソ「グル」スキーになってて混乱

*3:その部分を全てG線(一番低い弦)上で演奏する指定

*4:無茶云わない

*5:昨日ののだめはまだ見てない

*6:リサイタルがあるそうです