ミライ派野郎

森山未來とその周辺を果てしなく気持ち悪い感じに追いかける桐の日々散々。

BAT BOY THE MUSICAL再演 千秋楽in仙台

 おうちに帰るまでが遠足、とはよく云ったもので。
 わたくしにとっては、耳目から吸収して蓄積したもやもやを日本語に変換して吐き出すまで、が一続きなのです。吐き出さないと終わらないのです。ので、私にとってのBB千秋楽はまだ終わっていないのです。
 で、あの、性分なんですが、終わりがあるものの「終わり」をわざと回避する傾向にあるのです。好きな続き物は最終巻だけ読まない*1、とか。正直云って「さよなら、小津先生」はラスト見てませんまだ*2。多分なんかもうずっと見ないんじゃないかな…。最終回を見ない限り、私の中ではそれは終わってない。ENDマークを目にしない限り、何となく続いてる感覚になれるのです。小津もだからまだ終わってないのよ私の中では(笑)*3 *4
 というわけで、終わらせたくなくて書きたくなくてずるずる粘ったBB仙台千秋楽ですが、いいかげん吐き出さないと溜め込むにも程があるだろうという感じで。このまま忘れていくのも切ないなぁと、霞みゆく記憶の端っこを握り締めながら思うのであります。うん、もうあの子はエドガー脱ぎ捨てて高く高く放り投げて、次の一歩を綺麗なジャンプで踏み出しちゃってるからさ。ついて行くにはこっちも身軽にならなぁな。
 えー仙台です。バスを降りたら雪が舞い散る仙台です。寒かった。先着隊と名ガイド様に合流してまず空腹を訴え、連れて行ってもらった「利休」という牛タン定食屋で腹ごしらえ。…旨いよ分厚いよ牛タン。タンシチュー、とろけるよ。いきなり仙台の旨し国っぷりを堪能。たまらん。こんなものを日常的に摂取できるなんて。そして壁に「もしツア」ご一行様のサインを発見*5、わー千里ちゃんたち来たんだねーここー、とちょっと嬉しくなりました。ええ、もう千里ちゃんはお友達感覚です*6
 ソワレ開演までまだ時間があるので、雪の中バスに乗って*7次の店へ。お茶しながらだらだらとくっちゃべって時間を潰します。いちごのケーキが美味しかった…いや普通のイタトマだけど…。でもケーキの上に乗っかってるいちごの甘さが尋常じゃなかったんですよ。ケーキの上のいちごって普通酸っぱいじゃないですか。なのに甘いのとっても甘いの。何かいい夢とか見られました。ありがとういちご。
 そして時間も近づき、いつも開演2分前とかに着席するのですが、最後くらい落ち着いてその時を迎えようじゃないかとちょっと早めに店を出て、雪の舞うケヤキ並木を歩き始めました。…が足取り重い重い。葬列の如く。だんだん前傾姿勢になっていくガイドの背中を撫でつつ、ああ行きたくない見たくないと何しに行くのかっつーか何しに来たのかお前的な言葉をまるで呪詛の如くくり返すのでありました。だって〜見たら終わっちゃうんだもん〜。
 「いつもより輝いてる」*8市民会館に着いてしまい、すでに出来ている開場待ちの列を横目で眺めながら、さんざめく笑いに「何だおまいらそんなに嬉しいのかBBが終わるのが! なんでそんなににこやかなんだよクソゥ」と見当違いの怒りを抱え、ああいやだ見たくないとだったら帰れよ的なアレを呟き続け。友達がこぼした「だってさぁ、アレもコレも見たらそれがつまり終わりってことなんだよ?」の言葉に早くもロビーで涙腺決壊。いうなーそういうこというなーばかーとばしばし叩きながらべそをかくのでありました。キモイ。でも本気だから。まだ始まってもいないのに終わりを思ってべそべそするのはイカンだろうと思いつつ、無理でした。だって。全ての瞬間はそれが始まった時点で終わりになる、それが最終回。千秋楽。ああいやだいやだ。
 それでも、最後だからこそ全部をちゃんと見て、受け止めて、溜め込んで、大事に大事にしなくちゃいかんと、吐きそうな気分になりながらも列が消えた頃にぎくしゃくと入場、席に着きました。最後にして最強のウサギ席でした。うん、腹決めて全部見てやるよ!とか思っていたくせに、ああもう出てくるな町民出てくるな町長出てくるな始まるな直人も出てくるなとブルブルする始末。それでもね…暗いステージの奥の方でチラチラ揺れる懐中電灯の明かりが見えてね…誰かの爪先が緞帳の下からのぞいてね…始まってしまったんです。終わりに向けてのラストスパートが。
 ではいつものやつ行きます。

  • 新聞の幕が上がり、スロープ上で咆吼する蝙蝠少年。が真上。首が痛い。
  • スロープ駆け下りてハケる時の四つん這い走りが好きです。
  • テイラー兄弟に追いかけられて客席に飛び降り、舞台前を通過。すっごい狭くてスピーカーとかはみだしてて、大変走りにくそうでしたが、身体を斜めにしながら風のようにいなくなりました。F1のようだ。
  • 暗いスロープの右上でリックの肩によいしょっと乗っかる蝙蝠が見えました。アレって抱える方も抱えられる方も大変だよなぁ。
  • 蝙蝠袋詰め作業。の、蝙蝠のお尻が袋の上に乗っかっちゃって、袋の口の部分が出てきにくそうでハラハラした…。
  • 袋詰め蝙蝠、リックとロンに蹴られる。でごろん、と転がった袋がスロープの向こう側にはみだして、落ちそうで…慌てて保安官が引っ張り戻したけど、やっぱりハラハラした…。
  • DANGER袋かぶって再登場。欽ちゃん走りじゃなくなりましたね。
  • DANGER袋がどんどんヘタっていったのが面白いです。ヘタヘタになってた(笑)。
  • 殴り倒された蝙蝠が目の前でウゴウゴしてました。とりあえず…傷をチェックしてました…*9。左膝?に古い擦り傷跡のようなものがありました。あと右の肘から手首にかけて、黒っぽい細い線のようなものが見えたんだけど…汚れ落としきれてなかったのかな。
  • 袋越しにシェリーに噛みついた後、袋が口の中にへばりついちゃってました。何か嫌そうにはがしてた(笑)。
  • どうして蝙蝠は乳首が好きなんでしょうか。執拗に保安官の乳首を攻撃する蝙蝠(笑)。
  • 対チキン戦。飛び上がると知っていても、あの距離だと高さ・迫力にちょっと身がすくみます。怖い(笑)。
  • 命名合戦。シェリーに「牛タンたべよ?」と可愛らしく誘われて、メレディスの方を気がかりそうに見ながらも差し出されたシェリーの手をぱちんと叩く。それを見たママ、「あーもう食べ物に釣られて…」だって(笑)。
  • 檻前に立つリックの顔を指でつつくエドガー。怖いモノ知らずだなぁ!
  • そしてやっぱり一緒にちょっとだけ踊ります。…可愛い。
  • 檻から出ちゃったエドガーが檻に戻る時、お尻が突っかかってました(笑)。
  • 檻の上でカモン!後。最近のエドガーはアレですね、ナイフ返したがらないですね(笑)。ママ来てから慌ててリックの手に握らせるの…可愛い…*10
  • きちんとねんね(笑)しても、雷にちょっと反応するんですね。ああ…可愛い…ダメだ…。
  • まさか再演エドガーにこんな(↑)ことを云うハメになるとは葛飾越谷では思ってもみなかったなぁ。人間の意志なんて軟弱なものだなぁ。
  • 守ってあげるわ後に暗転して、檻ごとハケていくエドガーがずっと檻から首出しっぱなしなのが何かよかったです。で奥に入ってから地面に降りて、鍵を開けてもらって外に出ていました。見えちゃった。
  • 町議会。町長やっぱり大暴走。OGビーフは固いから嫌だとか、豚丼もやだとか。そいで「バド! どうしたらいいの!?」「…好きにして下さい」と冷たく突き放す直人。もうめちゃくちゃです。「助けませんよ」とか「ちょっと恥ずかしいでしょ」とか誰も助け船を出さない…と云いつつ結局「逃げたわけではありませんよ」と話を戻してあげるバドが可愛い。
  • どうでもいいけど町長がバドを呼ぶ時「バドゥ!」っていうのがおかしくておかしくてたまらんです。
  • 22頭の牛が死んだのは!って云っちゃったネッドがジャッキーに激しく責められてるのが可愛いです。暴れん坊ジャッキー可愛い〜。
  • 牛が死んだ、牛がし、牛が、うっ…で出てきたエドガー、檻の中で寝そべってまた手を振ってました。もうそんなんでも可愛い。ダメだ可愛い。
  • 最近、帰ってきたパーカー先生がフゴフゴ云うエドガーの声を聞いて「何だぁ? 豚か?」って云うの、なくなっちゃいましたね…好きだったのに(笑)。
  • また肘に届かないエドガー。一生懸命齧り付こうとしてるのが可愛い。
  • 鴨に手を伸ばして届かなくてぺしょっと落ちるエドガーが可愛いです。もう可愛いしか出てこない。ぺしょっというかぼとっと落ちるの。
  • 鴨血シーン。もう…この飲んだくれ親子め…(笑)。それでも血にまみれた白い顔とか、白い首筋を流れ落ちる細い赤とか、そういうのはもう鮮烈に美しいのですが。しかし美味しそうだなぁエドガー。嬉しそうだなぁパパ。
  • そして出てきた瞬間に爆笑のナース直人。激しいダンスだなぁ!
  • テイラー夫人の子守歌。もう…どっち見ればいいのかわからないっつーかあっちもそっちも大変なコトになっているっつーか…リックちゃんが華奢だとか、ルースィーは「ポテチよー食べるー? ポテトチップス〜」やってるし、悪いお口だし…めちゃくちゃだよ(笑)。
  • ルーシーに化け物呼ばわりされたナース直人、ついたての向こうでコンパクトと口紅でお化粧直ししてました。直人、小道具増えてる!
  • クッション破壊に励むエドガー。今回は結局壊せなかったね〜。
  • フゴフゴとママに呼ばれて椅子の横にちんまり座るエドガー。ママが髪を直す仕草をマネするのが可愛い。ひどく可愛い。
  • コン!もチワー!も仕草だけマネするエドガーに「しゃべって! 声出して!」というママも可愛い。もうここひたすら可愛いよ〜。
  • あそーれ、入ります。エドガーがちっちゃい声で「あしょーれ」ってマネするのがね…ぐねぐねするくらい可愛くてね…。
  • ふと我に返って「アレは森山未來21才月9準主役」とか考えると空恐ろしくなります。いろんな方向に。
  • あそーれが定着しちゃってもうどうでもよくなるママ「こんにっちわ、あそーれこんにっちわ、あどしたこんにっちわ♪」って…あどした、まで…。
  • そしてあどしたまでちゃんと覚えるエドガー。
  • お座りで怒られるエドガー。今回の脅し文句は「お外出すわよ、寒いわよ雪降ってたし」。固まるエドガー(笑)。
  • 杜ママここで小声で「おちょさない…」とか「おちょそない…」とか何かそんなことを呟いていたのですが、…仙台弁? 何かそんな感じの音な言葉ありますか??*11
  • さらに夕食あげないわよ!も出て。パーカー家本日の夕食は「笹かま牛タンササニシキ」だそうです。…私もパーカーさんちの夕飯食べたいよ!!
  • 上手にくり返すエドガー…ささかまぎゅうたんささにしき!って(笑)。ああもう! ありがとうありがとう杜ママ!! 大好き!
  • ほとんど笑ってるエドガー。
  • 「どうしてママこんなコト知ってるのかしら、アメリカ人なのに。何かね、前世が呼ぶのよ…!」って…ママ…(笑)。素晴らしい。初演の神様*12に続く素晴らしいフォローです。
  • 笹かま牛タンササニシキに気を取られすぎて危うく「こども」に行きそうになるママ。その前に足下ろさせなくちゃ!
  • 「これ云わないと先に進まないから」とようやくこどもに辿り着きます。「こ、ど、も?」とモの語尾を高く上げるママのマネをして、エドガーも「こ、ど、も?」と語尾上がりに。…がばえええええええ!!!
  • 「素晴らしい若者になるのよ〜」の時と、「ちゃんとした若者になるのよ〜」の時がありましたよね。仙台は「素晴らしい」だったかな。
  • コレは何?「こども!」が好きです。
  • かかむむぎ。
  • ソファの背からひっくり返るのは、あれは危なく見えて実はちゃんと調整されてるんでしょうか。何かね、最初怖くて仕方なかったんだけど、結局毎回大丈夫だから、未來さん的にはまだまだ余裕がある感じなのかなぁとかね。…どこまで大丈夫なんだろう(笑)。
  • ホワイトハウス前の「いぬごや…?」が自信なさそうなのが可愛い。で外れてガクッとなって「ちゃいなたうん」になるの。
  • 「ちょっとまって」で投げられたイタチ*13がずーっと舞台下手のそでに転がってるのが気になりました(笑)。
  • ラインダンスは「あそーれ! あそーれ! あそれそれそれそれ!!」
  • この人のラ行の発音の甘さが好きでタマラナイ。「だれも」とか「かれらのように」とか。
  • 「外を歩くなんて許さない」の麻帆の腰振りも見納めです。
  • 白スーツエドガーかっこつけポーズは長さんでした。三枝じゃなかった(笑)。
  • BBC会話学習テープ! ダンディズム!! 大笑い!!
  • しんこー、ふかーつ、しゅかーい…(笑)。可愛いよおまい!!
  • 2回目のしんこー〜はやっぱり笑っちゃいました。語尾吹き出し気味だったよ!
  • 「みんな僕のことよく知らないのに!」と云うエドガーの顔がふくれっ面のようで可愛らしいのです。いや入れ歯あって口閉じるとああなるのかもしれないけど。ちっちゃい子みたいでさ…。
  • おへそ。これで見納めか…と思いつつガン見。…うん。良かった。色々あった。
  • 最高だ!と手を叩くエドガーの、突っ張ったケモノな指をぎゅっと押さえ込むようにして握り締めるメレディスが悲しい。戒めるように押さえるの…何か胸が苦しくなる。
  • パーカー先生に襲いかかるエドガー。先生の上にキラキラした汗の粒が2つほど、尖った鼻の先から滴り落ちました。綺麗だった。
  • ケモノと理性の間で揺れ動く感じが見ていてとても痛々しいのです。この辺り。
  • メレディスを見送り、姿勢を正して指先を綺麗に伸ばし、息を吐いて「さっきは、あんなことをしてすみませんでした」と謝るエドガー。この、戻るところがね…凄い好きなんです…可哀想で痛々しくて辛いんだけど…。
  • ウサギ。が。目の前に。こわい。
  • のたうち回るエドガーの汗がキラキラ舞って、どうしてこっちまで飛んでこないんだろう…とぼんやり思った記憶があります。あと右目の美しさに見とれてた。何かね…あんまり綺麗でね…ぼーっとしてたよ…。ウサギに触れそうになって震える指先とか、滴り落ちる汗とか、断片的な記憶しかありません…。
  • 差し出したウサギの首を落とされた瞬間にすっ…と表情をなくすエドガーの、俯いた白い顔が忘れられない。空白の表情だった。何もなかった。
  • 落ちたウサギの身体を拾い上げて、空白の表情のまま背中を撫で、目を閉じて愛おしげに何度もほおずりするのがたまらないです。何度も撫でて、顔押し付けて、ほっぺすりすりして…そして食らいつく。悲しすぎる。
  • 幅広く白い顔を流れ落ちた血が臙脂のシャツを伝って黒く染めていくのが…綺麗でした。ああもう何てモノを見せつけてくれるんだ…夢でいいからもう一度見たい…。
  • 2幕開始。町長が笹かまをくれました(笑)。受け取ったのは私の隣の人でした。「全員に分けてあげて下さい」だって(笑)。
  • 集会は、いつもなら「あっちーぞ」の途中で左の扉をガン見なのですが、今日はちゃんと集会参加しよう、とがんばっておきました。だってほら待ってればエドガー来てくれるし!
  • まるでライブ会場のように煽るハイタワー牧師。「仙台あちーぞぉ!」
  • 僕は癒されたい!と走り込んできたエドガーの横顔がキラキラで、希望に満ちあふれていて…切ないのね…。癒されること、受け入れられることを微塵も疑っていないの…。
  • レッツ癒し。何か…大変なことになってました(笑)。牧師、「ちょっと方向性間違えた」って(笑)。エドガーも笑いを堪えるの大変そうでしたよ。
  • 妙なところで拍手が起きたり。こんな愉快な集会初めてだよ! そしてエドガーがますます辛そうに(笑)。
  • そばにいさせて。一音一音、一言一言を大事に、すっごく大事に発してる感じがして…滲みました。
  • 掃除や洗濯も、で椅子の上にキチンと座るのが可愛い。コートの裾をちゃんと整えてから、膝の上に手を乗っけて。…こんなにお行儀いいのにね…(泣)。
  • 行き場をなくした手がぽとりと落ちて、肩を落として「話を聞いてくれてありがとう」…この一言がね。色々ね。「しゃべれたからって何になる、誰も聞いちゃくれないんだ!」とかにね。繋がってね。痛い。
  • 泣きそうな声で歌う「ひとことでいいから、誰かこの僕に声をかけてお願い!」、コートの裾をぎゅっと握り締めるのが切なくて大好きです。
  • 今日は何か、階段降りて帰っちゃいそうになりました。檻書けた所で「OK」が出た。
  • OKの後。もうほんとにカッコイイんだよ〜。コートの裾翻して飛び降りるのとか、イェイイェイの掛け合いとか、我が主よの主が高いのとか、椅子の上でキメるのとか…最後の高音ファルセットとか…タマランの…。
  • 何かこの辺で登場したパーカー先生、「静かにして下さい」とか…云いませんでした? あまりの町民の狂乱っぷりに?
  • 「あのおんなのこが、しんだの?」また空白の表情でぽつりと云うのが…そのまま顔の右半分を覆って苦しむのが…あああ(泣)。
  • 銃声と共にケモノに戻るエドガー。わーん! すごく悲しいんだけど…めちゃくちゃカッコイイんですよ…コートが流れ落ちるようでね…。
  • でもすぐに身を起こして跪いて、人として死ぬ覚悟を決めるように空を見上げる。…もしここで死んでたら、と思うとね…そんなこと思いたくないんだけどね…そしたら、「僕は人じゃない、ケモノなんだ…」なんて云わなくて死ねたのにね、とかね…人としての誇りを持って死ねたのかな、とかね…いや死んじゃダメだけどね!! だめええええ!!
  • でもリックに襲いかかるエドガーの革パンのお尻はたまらなくステキなのです。ごめんなさい。
  • 絶叫する前に、後ろ姿の髪の先とかが小さく震えているのが…何か…凄いなぁと思いました…。
  • どうでもいいんですが死んでるリックが大変そうでした。ロンとママが色々するから…顔歪んでたよ(笑)。
  • 「殺せバットボーイ!」に保安官は加わらない。のが何か…救いというか…。
  • 「僕は、暗くても見えるんだ…」見えることを恥じるような云い方しますよね…。見えてしまう自分に、人でないことを思い知らされてるような。シェリーはそんな思いに気づいてないみたいだけど。
  • 鼻をかんだハンカチを返そうとする時のエドガーの表情が何とも云えず可愛いです。ちょっとしかめっ面みたいな、まじめくさったような顔するの…確信犯め…(笑)。
  • 手と手が触れあって唇とんがらせて、そこに響く牧神の声。で咄嗟にエドガーはケモノポーズでシェリーを守るのですが、何故かシェリーもエドガーの後ろで両手を広げて前傾姿勢になっとったのです…シェリー、君はそれしなくていいから…(笑)。
  • ていうかその、両腕を広げて前傾姿勢が2段に重なっている様が…ええ、ひとつの言葉しか浮かびませんでした…*14
  • 牧神すごかったね! 登場でちょっと拍手起きたね! 乳首なで回してキラキラさせてたね!!
  • 相変わらず牧神とシンクロして腰を揺らすシェリー。えろいから!!
  • チルチル…最後だと思うと、前半大笑いなのに、後半もう泣けて泣けて…たまらなかった。ぐしょぐしょだった。
  • 側転、綺麗な側転。おへそがチラリの側転。
  • 背中合わせに立ったシェリーとエドガーの周りを動物たちが囲むところの、ふたりがすごく好きです。手つないで背中合わせで、シェリーがちょっと頭をね、エドガーの背中にもたせかけるの。わーんずっとコレが続けばいいのに!
  • 対キリン攻防戦。シェリーにちょっかい出すキリンの足をエドガーがぺちんと叩きます。エドガーの腹を「このこの〜」と肘でつつくキリン、肘でつつき返すエドガー、そのお返しにキリンの長い首がエドガーの頭上をポカリ。つんつん、ポカリ、の繰り返しになって、笑いながらノリノリで「愛し愛され〜」と歌いながら牧神の方を振り向くと、ビシッと…やられて(笑)。そいでキリンに突き落とされました。直人GJ!
  • ヘイ!のふたりがもうほんとに好きで好きでたまらない。笑顔が弾けるの〜可愛いの〜。
  • スロープ駆け上がる前。羊の頭をモシャモシャして、ライオンの腹を撫で、そしてキリン直人と…握手してました(笑)。頭を下げるエドガー(笑)。
  • シェリーの投げキッスが優雅で可愛くて大好きです。
  • キスシーン。もうね…ほんとは双眼鏡でガン見したかったんだけどね…目とかぐちょぐちょでね…どうせ見えなかろうと断念しました…幸せ絶頂な甘い表情、これが最後なんだもん…あとはもう転落していくだけなんだもん(泣)。
  • 暗転してからも少しの間抱き合ったままで、それから手を繋いでゆっくりとスロープを降りていくふたりのシルエット。もう好きで好きでたまらない。エドガーとしてシェリーを愛してる、それだけじゃない感じがして本当に好きだ。
  • 牧神→ロンの早変わり、もうそれだけで笑えるのに。さらに「とさつじょうだ〜」のダンディさがまた(笑)。ヒィ!
  • 死んでるロンがもう本当に、めちゃくちゃ笑っちゃってて、つらそうで面白かったです。そりゃあアレじゃねぇ無理だよねぇ(笑)。引きつってるし目開けたり閉じたりしてるしヒクヒクしてるし…がんばって〜!
  • 凶暴な獣は〜のパーカー先生の歌、入り方が何か毎回大変なことになってて…千秋楽もずれた(笑)。「きょうぼうな」ジャン♪「けだものは」ジャン♪、のジャン♪が凶暴なの「な」に重なってた…。
  • スロープてっぺんにそっと横になるシェリーとエドガー。ちゃんとエスコートしてるのがね…たまらないのよね…手つないでるしね…。
  • しかし真上で首が痛かった。
  • 愛しているから。「へんな顔 だけど好きなの」の辺りから、シューちゃんの声が揺れてる気がして、泣かないで!ってずっと思ってました。初演でも愛しているからで泣き声っぽくなっちゃったよねシューちゃん…。コッチの涙腺も壊れるんです…。持ちこたえてくれて良かった!
  • 「行け! 早く行ってくれ…」ごちん。と、あの…うずくまったエドガーのオデコが床にぶつかる音がするのです…。
  • 牛への贖罪。早足でノシノシ降りてくるスロープが好き。
  • ガーティちゃんへのキスはノイズなしでした。でも愛おしげに撫でるのがたまらない…。
  • 柱にもたれて小さく手足を縮めるのが何かもう…手指を握り締めたりするのが…ダメだ…。
  • 絶叫振り返り後のどこかで…大量の…よだれが…飛び散るんじゃなくてこう…口から下へだらっと…いやいいんです…すいません…。
  • その後霧吹きのように吹いてもいた。いやいいんです…すいません…。
  • ってそれどころじゃなく! もうね凄かったの牛。
  • 悪夢は現実、の後に笑うところ、引きつったような狂気じみた嗤いで…怖かった…痛かった…。
  • 怒りに我を忘れながらもどこか悲しそうなのが。見てる方も悲しい。
  • 「ころしてやる」がとっても平坦で、静かで、絶叫より痛かった。突き刺さる。冴え冴えとした「ころしてやる」だった。
  • やっぱり「血を」のヲの時の口の形が好きだ。めくれる感じが好きだ。
  • ガーティちゃんにかぶりついて、何か…噎せてませんでしたか…? けほっとか云ってた。ヒヤッとした…。
  • ガーティちゃんを嘆き悲しむネッド。そんなんじゃ一定の体重をクリアしても屠殺できないぞ。牛の伝染病は屠殺を行わせない為のネッドの陰謀なんじゃないかと思う。
  • 嫌な静けさを湛えた「やぁ。とうさん」挑発するような表情で云うのね。
  • 「やぁ。とうさん」の前くらいかな? 何か、口元を手のひらでぐいっと拭うようにしていたのですが、汗を拭ったのかな…と思いつつ、入れ歯ヤバかった?ともちょっと思った。がんばれポリグリップ!! もうちょっとだ!!
  • 駆け付けた保安官が「エドガー! お前は今、自分が何をしているのかわかっているのか?」と問いかける。…これ一度だけ、なんですよね。パーカー家以外の人が彼を「エドガー」と呼ぶのって…。結局、最後まで、誰からも呼ばれなかったの。せっかく付けてもらった名前なのにね。アイツとか怪物とかしか呼ばれなかったの。人間だって認めてもらえなかったの。そう思うと何かもう…泣けて仕方ないよ…。
  • 両手をついて、宙に視線を彷徨わせるエドガーが、すぐその辺にいました。薄青い目が本当に綺麗でね…顔を汗が幾筋も流れ落ちていくのがまた綺麗でね…顎の先から滴り落ちてね…。何て綺麗な人だろう、とぼんやり思いました。
  • ネッドに絡まれて、嫌そうに追い払うのが何か可愛い。片手であっち行けってしてた。
  • 影絵でも可愛いエドガー。全然可愛いじゃないかよ〜。
  • 「魂? そんなものは知らない〜」もうね何かね凄かったとしか。ギリギリだった。ギリギリでそれでも踏みとどまろうとしてる感じだった。怒りとか憎しみとかをあんなにぶつけているのに、根底に流れるのはただただ深い悲しみだった。
  • あんなに激しく咆吼してたのに、「終わらせて欲しい、あなたのその手で」と父親に迫る時はすごく…静かでむしろ甘いくらいの声でね…「さぁ」と目を閉じて胸を開いて迎え入れるように力を抜くのが…初演の「さぁ!」も大好きだったけど、これはこれで…突き刺さるよ…。
  • 証拠のキス。ぶつかるような。あのさースロープの上でさーあんなに甘くてステキなキスしてたのにさー。どうして二度目のキスはそんなじゃなくちゃいけないのさ。不条理さにこっちが泣きたくなるさ。
  • 囁くような「愛しているから」…泣いてない、よね? だいじょうぶだよね??
  • エドガーを抱えて首筋にナイフを突き付けるパーカー先生。この時、私からは見えなかったのですが、2階席から見てた人いわく「エドガーがずーっとパパのこと見てた」そうで…それ聞いて何かもう…うわああああって思った。ずっとずっとパパのこと見てたんだね…。
  • 最後の最後。父親の血を啜りながら死んでいったエドガー、父親自身の手で「人」としての死を奪われて、ケモノとして死んだんだ…と思うと…何てこった…くそっ…(泣)。
  • だからね、最後に「僕はヒトじゃない、ケモノなんだ…」って悲しく笑いながら逝ったんだね…。誰よりも人間らしく生きようと必死だったのにね。
  • 差し伸べられる母の手を振り向くこともなく、一人で空へと昇っていくエドガーの、冴え冴えとした横顔がたまらなく悲しいのです。白い朝の光に包まれてね…綺麗。すごく綺麗。
  • …思い出す、という作業をしながら、脳内で再構築した舞台まで終わってしまって、ああ今本当に私のBB再演が終わったんだな…と思うと、たとえ脳内でも終わって欲しくないのでした…わあああん! 何この寂寥感は!!
  • えー…カテコ。何かたくさんあったのは何となく…。バンドさんの方に登ってって、紙コップでお水飲んでました。鴨血みたくウマーイ!ってやってた(笑)。
  • えっと、エドガーが町長を洞窟捕獲状態で担いで出てきながら、小さな声で「だからばっとぼーい♪」と歌っていたのがめちゃくちゃ可愛かったです…。
  • それから今度は町長がエドガーを捕獲状態で担いで出てきて…びっくりした…スゲェよ町長…50キロ台でしょ…?
  • ご挨拶もしてくれました。途中で声が小さいのを「未來、テンション上げて!」と直人に云われたり、「おっきい声で!」と杜ママに云われたり。ガンバって座長!
  • 「怪我もなく千秋楽を迎えることができ、ありがとうございました。再演ということで、最初は戸惑いもあったのですが、最終的にはまたバットボーイを愛することができてよかったと思います」とかそんなことを。こちらこそ愛することが出来て良かったです!! というかあなたの口からそんな言葉が出ると…どうしていいのかわからない…どう取っていいかわからないよ…。
  • 演出の吉川さんを舞台に上げてご挨拶。さっさと帰ろうとする吉川さんに「いっしょに挨拶しようや〜」とか云ってました。関西イントネーションで。
  • そして…お耳を投げる未來さん。もうね、絶対来ないのは分かり切っていたので、耳の軌跡を追うよりも、綺麗な投球…じゃなくて投耳ポーズをガン見していました。あり得ないくらい上体傾けて投げるの、カッコイイ…。げた左足の革パンのツヤとか、やけに覚えてる。
  • 最後まで粘って拍手を続けたら、もうこれで帰りなさい!的に最後に未來くんだけ出てきてくれて、「ありがと! バイバイ!」と片手を振ってくれました。うん、もう帰ります(笑)。

 終了後は、初演千秋楽後のように泣き崩れたりすることもなく、やけにさっぱりとしたすがすがしい気分でホールを出ました。何だったんだ一体。でもね、最後に「教えてあげる」を一緒に歌いたかったんだよ…アレやってくれないと終わった気がしないんだよ(笑)。
 終演後はサイゼリアに雪崩れ込んで、ガッツリ肉を食いつつ*15、結局サイゼ閉店の2時までいました。ホテルチェックインしてなかったからちょっとヒヤヒヤだったけど大丈夫だった〜。
 で、ホテル帰ってからもまた小声で歌ってました…。ああもう、この蝙蝠dazeな蝙蝠daysが終わらなければいいのに!
 翌朝始発で帰る予定でしたが、就寝時間が4時近くだったのでコレは無理だと判断、予定を変更して翌日1日仙台滞在に切り替えました。翌日まで蝙蝠漬けだった(笑)。楽しかったけど、帰りに別れるのが本当につらかった…帰りたくなかった…。
 そして帰りの新幹線で、「もしツア」の面々と乗り合わせました。えっじゃあもしかして、昨日の「利休」のサイン色紙は…昨日とか一昨日とかに書かれたモノ…?*16 千里ちゃんに「未來くん今朝まで仙台にいたんだよ! 昨日BB千秋楽だったんだよ!!」と教えてあげたくて仕方なかったのですが、そんなこと突然教えられても千里ちゃんも困るわな。なので何もしませんでした。静かに帰りました。
 ああ終わった。これで私のBBは全て終了致しました。胸の中にキラキラたくさんかき集めて、大事にしながら次に行きたいと思います。待ってろレスポールジュニア! その前にドロシーか!!

*1:買うんだけど

*2:さすがにWBはラスト見ないと意味がないのでそうもいきませんが

*3:いや、最後どうなるとかはおぼろげにはわかってますが

*4:でも現実を突き付けられたくないの

*5:伏線

*6:知るか

*7:ビバ100円パッ区!

*8:ガイド談

*9:行きのバスの中でそんな話をしていたので

*10:すいませんもう親バカ状態で何しても可愛いです再演エドガーも

*11:仙台人に訊いたら「ない」と云われた…何かのソラミミかなぁ

*12:「神様が『云うならここしかない!』って!」と「どえりゃーえりゃーがや」を出して下さいました

*13:ありゃネズミじゃない

*14:Tバックでモダン

*15:ガーティちゃんリスペクト

*16:伏線回収