ミライ派野郎

森山未來とその周辺を果てしなく気持ち悪い感じに追いかける桐の日々散々。

雑誌掲載 ゲーテ 12月号

  滝川クリステルさんのインスタグラムに、対談時のお写真がアップされてから…一月ほどでしょうか。やっと発売だよーげーてーーー。

GOETHE(ゲーテ) 2017年12月号

GOETHE(ゲーテ) 2017年12月号

 

  安定の抜き書影(笑)。にのみやくんのお洒落な表紙ですよ。

 未來さんはp.32から4ページに渡っての登場です。思ったより早く出てきてあっもう?ってびっくりした(笑)。モノクロの写真がかっこいい。まとめ髪の毛先がぴょんぴょん遊んでて面白い。安心と信頼の須賀元子さんありがとうございます!!

 対談というかインタビューというか、は、未來さんのダンス来歴とか辻本さんからのコンテンポラリーとの出会いとかから始まって、ラルビさんの創作の「効率的」なお話とか。そんなあっさりなんだ…すごいな。でも未來さんもそういう感じあるような気がする…執着なさそうというか。いらん執着がない感じ…と執着まみれの人間は思うのだった…。

 滝川さんが神戸の北野に住んでいたというお話からぽろりとこぼれるインド人が運営しているマンション(笑)。へーマンション住んでたことあるんだ! 何か、意外。いつ頃のことなのだろう…。

 海外に出て改めて感じる日本を、「器になっておろしてくる」「集団で動く強さ」と。なるほどなー。器の話はどこだっけ、夏木マリさんのイベントとかで話していたような。でもそれじゃなく在りたいって文脈だったような。集団の動きは、あれだよね、コール・ド・バレエが美しいのは日本のバレエ団だよね。

 「自分の立ち方を変えることなく、どこにでも立てるようになるか」、ずっと云ってることだけど、ある意味すごい…プレッシャーというか、ほんと自分自身がどれだけ豊かで在れるかにかかっているというか、どんな場でも「誰かに為」らずに「自分」で立つって、ある種の怖さを感じるのだけど、でもそれを含めて面白がれる人なんだろうな。あと最近の未來さんはその通りの立ち方をしているように見えるんだな。芝居とか、誰か別人に成り代わる、んじゃなくて、こういう生き方をしてきた人物がここにいます、っていう風に見える。つまり24時間全部経費で落とせる生活、してるんだろうな(笑)。そしてその24時間経費で落とせるを「経験がすべて糧になる」と美しく云い換える滝川さんでした(笑)。

 今引っ張られている分野は舞踏とな! 前も云ってたよね舞踏。土方巽とか大駱駝艦とか大野一雄とかしか知らないけど、確かに西洋的・近代的な方向性とは相反する、重心の低さと云うか、地面に近い、地に足着いた感があるのはとても日本で生まれたものって感じがする…高く飛んで空を目指さないしポアントもしない…。そういうものに惹かれるようになったのも、一度外に出たからこそ、なのかしら。どんどん面白いとこに触っていくからほんと、観ているこっちも面白くなってしまうな! それにどんな風に触れて、どう取り込んで、何になっていくのか、どんなアウトプットが為されるのか、漠然とだけど、この先の展開がさらに楽しみです。

 滝川さんと2ショットのカラー写真は可愛らしい。前回のプルートゥ舞台写真もちょこっとあります。滝川さんの一言も嬉しいな。

 そして雑誌全体もぱらぱらっと通して読んでみたけど、男の人ってそんなに腕時計好きなのか…わからぬ。興味がなさ過ぎる。最初のほうに名和晃平さんのPixcellシリーズの蛇が載ってたのと、安藤忠雄展の記事は面白かった。行きたいなー混んでそうだなー。

雑誌掲載予定 おとなスタイル 2018年冬号

 11月25日発売予定の雑誌「おとなスタイル」に、未來さんインタビュー掲載のようです。オフショット写真! わーい!

otona-stylemag.com

 プルートゥ関連の雑誌や露出もじわじわ出てきそうですね…取りこぼしのないように気を付けねば。

2017年10月20日:空からぁ!(ダン!)

 ちょっとおしごとに余裕があったので、ぼんやりと、今ヘドウィグから未來さんが1曲だけ歌ってくれるとしたらどれがいいか、を考えていたのだけど、どうやっても決められなくて知恵熱出そうになりました。うーんうーん今でも決まらないよー。

 本日のエントリーはこちら。

 

futurist.hatenadiary.com

 

10月19日付朝日新聞夕刊に

 昨日の朝日新聞夕刊の関東版、広告ページですが、「プルートゥ」の未來さんインタビューがけっこう大きく掲載されています。指定席、ってコーナーなのね。月1回掲載のようです。

 写真は小さめだけどおでこの未來さんが、白い…のかな? ちょっと面白い飾りの付いたシャツを着ています。何だろう、ヨーク部分に丸いぽこぽこが付いてる? のかな?? 面白いの着てるなぁ(笑)。良く見たいから他にも写真出てこないかしら。プルートゥ再演に向けて、ラルビさんの創作の特色とか、土屋太鳳さんとの共演についてもちらりと。ダンス共演については、ラルビさん次第、とのことですが(笑)、でも…ねぇ! せっかくだからねぇ、期待せざるを得ないですよねぇ。未來さんは「過度な期待はしません」とのことですが。うんまぁそこは、うん。初日楽しみねー!

 欧州ツアーについても言及されていて、海外も視野に入れての作品作りの意義や、日本の漫画作品をラルビさんの視点で舞台化することによる再発見のお話なんかも。そうかー日本人が普通に読み流すようなシーンでも、美しさを感じる視点や感性が取り込まれるんだね。再演に関しても、「一度きりで終わらず成長を見届けられることに喜びを感じてい」る、なんて、ちょっとこれまでとは違う(笑)コメントもあります。とは云っても、前回と全く同じになるはずはないだろうし、キャストが変われば必然的に変わるものもあるし、ラルビさんの考えているらしい「さらなる工夫」も楽しみだし、また新たな「プルートゥ」が観られると確信しております。そうか、今週日曜日が一般発売なんだね。

2017年10月18日:突然冬

 夏日かと思ったら急に寒くなって、ついていくのも大変です。ただでさえ何着ていいのかわからない時期なのに余計混乱するよ…。

 本日のエントリーはこちら。

 

futurist.hatenadiary.com

 

 

futurist.hatenadiary.com

 

「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」SPECIAL SHOW@シアターオーブ(10/14昼)

 えっJCMのヘドウィグが観られるの!? 日本で!?!? それは観たい!!と、わりと軽い気持ちでチケットを取って、当日もわりとフラットなテンションで、わーコスプレさんがいるー流石ヘドウィグだな!なんて思いながらロビーを通って席に着いたのに、始まってみたらまぁ酷い有様(わたしが)で、丸3日経ってもずるっずるに引きずっているという…なんだこれ。わかっていたような気もするけどそんなにか。5年経ってるし、少なくとも完全燃焼はしたので悔いはないし、何と云ってもJCMだし、中村中さんだし、何もかも違うしこっちが本家だし、ヘドウィグという作品に対して揺さぶられることはあれど、地獄の釜の蓋が開くようなことにはならないはず、と、思っていた、のですが。

 …音楽の力ってすごいね…最初のギターの1音でぐわああってなって、そこからは曲のたびにうわああああってなるしかなかった…お芝居というか語りのパートは楽しく、面白く、笑ったりぎゅっとなったり、でもたまにあっ……ってなるセリフもあったりしたけど、総じてちゃんとお芝居を楽しめたのだけどね、曲になるといきなりね。全然ダメだった、傷癒えてるどころの騒ぎじゃなかった。薄皮1枚の下は乾いてさえいなかったよ…ぐじゅぐじゅのままだった…(笑)。アレンジも声も違うのに、ふわああってなって涙はどばどば出るしJCMの歌に重なってあの声が蘇りまくるし、でも違うことに対してショックを受けるとか、そういうのでは全くなくて、なんだかよくわからないけど平静ではいられない、という状態でした。JCMは本当に、むかーしスクリーンで観たヘドウィグそのまんまって感じで、可愛らしくてキュートでチャーミングでキラキラしてて哀しくて、歌えばサントラCDと同じ声!!ってなるし、まさか生で耳目にすることができる日が来るとは思っていなかったので、今はなきシネマライズで初めてヘドウィグの映画を見たわたしに、「あのね、15年後に本物のこの人を生で観るんだよ」って教えてあげたい(笑)。あの声を、あの存在を、生で味わえる僥倖と感動をめいっぱい感じつつ、でも同時に、わたしが恋したひとは違うひとだ、っていうのも改めて思い知ってしまって、何とも…こころちぢにみだれる時間でしたよ…(笑)。

 っていう個人的感情はいったん切り離しておかないと感想も何もなくなってしまうので置いといて、今回。スペシャルショーと銘打ってあるからには普通の形式ではないのだろうな、と思ってはいましたが、そうなるか、と。別に、特に大きく端折られたわけではないのだけど、ダイジェストっぽさを感じる駆け足演出ではあったなぁ。ダイジェストではないんだけど…簡略版みたいな。簡略化もそんなにされてはいない…と思うんだけど。要素的には。歌パートと芝居・語りパートを完全に、JCMと中さんに振り分けて、中さんがとても…八面六臂の大活躍でした。イツァークなんだけど、同時にヘドウィグの語りパートも担って、つまりトミーもやって、ママもルーサーももう全部。今回の演出が良かったかどうかはともかくとして、中さんは本当にかっこよくて素敵でした。わたしにとって中さんは「マーキュリー・ファー」のローラだったんだけど、また全然違う魅力的ないろんな面を見せてもらえた感じです。すごかったなぁ。JCMはね、もうね、そこにいることが奇跡みたいなね。可愛くて綺麗で気品があってでもエロくてパワフルで哀しくて可哀想で、でも君臨してた。歌が終わると舞台奥の素敵な椅子に座ってるんだけど、玉座に見えるね。優雅。あと思ったより小柄なんだね。でもシュガーダディで客席降りて、客席の手すりに乗っかってお客さんの上で腰振ったりしてそういうのは流石ヘドウィグなんだな!! そういう時はわーすげー!!ってほんと楽しく観てたしいっぱい笑ったのに、曲に戻るとうわああああってなるのほんと……しんどかった(笑)。「Lift Up Your Hands」って云われて挙げた手がぶるぶるしてね…涙拭うの忙しくてあんまりちゃんと挙げられなかったな…*1。演出面では、うーんあのバルーンの大きいお人形は…何の為だろう。いなくても良かったような気がする。初日にずいぶんずれていたらしい字幕は、わたしが観た回ではだーいたーい合ってました。そんなに大幅にずれることはなかったと思う。若干遅れてるよ?ってところはあったけど。2階席だったのでライティングが綺麗に見えました。プロジェクションマッピング?でお部屋がトレーラーハウスになったりするのはわかった…。Origin of LoveのCGがなぜ3Dなのかは謎だわ…あれこそ映画のまんまのアニメーションで良かったと思う…サロンパスの人かなって思ったよ…。

 中さんがヘドウィグもやりながらのイツァークで、途中の衣装もヘドウィグとお揃いな感じになって、何かニコイチ感というか片割れ感がすごい強くて、それって主題的にいいのかな…?と思いつつ二人の並びがとても可愛かったので好き…ってなってしまった(笑)。あんな相似のふたりじゃないはずなんだけど!! でも可愛かった!! カテコ時にジョンに何か話しかけられて、中さんがあんまりよくわからなかったみたいで、「あたしとジョンは音楽で語り合ってるから」みたいなことを云ってて可愛かった。

 で、個人的な感情および感傷部分での感想は、…うん、無理。こんなにも蘇るものなのかってびっくりするくらいずっと、あの夏のヘドがいちいち全部フラッシュバックして、無理だった。フラッシュバックで改めて失恋したようなもんだ…しんどい…。もう一度会いたいとか、会えないのが悲しいとか、ではなくて、どちらかというともう充分だから触りたくないところなんだな。もう一度会いたいわけでもないんだな*2。できればもう…いい。もう充分。あの夏からをもう一度、まったく同じようにトレースしてやり直せるのならそれが一番だけど、それは不可能だから、だったらもう触れずにずっと奥深くに沈めておきたい。今回、大丈夫かな?ってちょっとつついてみたら思いのほか全然大丈夫じゃなかった(笑)ことが判明したので、より一層、うん。そっとしておこう…ってなりました…。この傷はずっと血を流しながら奥深くに残しておいてそれでいいんです。そういう恋だったんです。ああ、大好きだよ姐様。

 未來ヘドウィグといえば、ラストの解釈をヘドウィグ終わってずいぶん経ってからああそうだったのか…って思ったことを何かすごいタイムラグで以前に書いたことがあったのでもう一回貼っておきます。談ス初演の時のエントリーだけど(笑)、最後の方にそういえばってなってるところね。

 

futurist.hatenadiary.com

 

*1:後に予定があってあんまり顔面ぐちゃぐちゃにするわけにもいかなかったんだ

*2:会いたくなくはないんだけど!!